「タテ型マウス」を使ったらパソコンでの長時間作業が超快適だった!

パソコンで長時間作業をしているとき、マウスを持っている右手や指、手首などが痛くなったりしませんか? それ、もしかするとマウスが合っていないのかも……。マウスにはさまざまな形があるので、自分の手にフィットするものを使うのが基本です。そこで今回は、手が痛くなりにくいと評判の「タテ型マウス」を筆者が購入してみました。本当に、これまで悩まされていた右手の痛みから解放されるのでしょうか!?

長時間パソコンを使うならマウスにもこだわりを!

ビジネスでは一般事務だけでなく、デザイナー、ビデオ編集、建築・設計など、毎日パソコンで長時間作業する人が多いはずです。

でも、長時間作業していると、マウスを持つ右手や指、手首などが徐々に痛くなってきますよね。もしかすると、首の痛みや肩こりの原因になっているのかもしれません。

そのようなときにオススメしたいのが、ロジクールのタテ型マウス「MX VERTICAL アドバンスエルゴノミックマウス」です。

このタテ型マウスは人間工学に基づき、57°の垂直角度によって手首の圧力が減り、筋肉緊張が10%ほど緩和されると評判です。

また、専用のカーソル速度スイッチを備える高度なオプティカルトラッキングにより、手の動きが1/4にまで減少するといいます。

価格は1万2,870円もするので通常のマウスよりもかなり高価ですが、長時間使っても本当に手の痛みが緩和されるなら、ぜひとも欲しいと思う人も多いことでしょう。

こちらが筆者が購入したロジクールのタテ型マウス「MX VERTICAL アドバンスエルゴノミックマウス」。箱のなかには本体と取扱説明書のほかに、USB Type-CケーブルやUSBレシーバーなども付属します(筆者撮影)

こちらがMX VERTICAL アドバンスエルゴノミックマウスの写真。非常に立体的で特殊な構造をしているので、見る角度でかなり形が違うのが分かるでしょう

手で握る部分は57°ほど立っており、これが通常のマウスより疲れにくい構造になっているといいます(画像はAmazon公式サイトより転載)

普通のマウス(写真左)とタテ型マウス(写真右)を並べてみました。上写真は手前から、下写真は右サイドから見た感じです。タテ型マウスは左右クリック部分やスクロールホイール部分が、大きくそり立っているのが分かるでしょう(筆者撮影)

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ロジクールMX VERTICAL アドバンスエルゴノミックマウスはUSB Type-C、Bluetooth、USBレシーバーといった3パターンでパソコンに接続できます。

マウス本体の充電は高速で、たった1分間充電するだけで3時間も動作できます。また、一回フル充電すれば4カ月間もそのまま使用できるようになっています。

充電は1回フル充電すれば4カ月間も使用できます。もしバッテリーが切れても、1分間充電するだけで3時間も動作するのはありがたいですね(筆者撮影)

タテ型マウスを実際に使って見た感じはどうなの!?

それでは、実際にロジクールMX VERTICAL アドバンスエルゴノミックマウスを使ってみましょう。

普通のマウスは、上から手のひらで覆いかぶせるように手を置くのに対し、タテ型マウスは、親指を上に小指を下にして、上から握る感じになります。

普通のマウスは手のひら全体で上から握りますが、タテ型マウスは小指を下にして自然な感じで手を添えるような感じになります(筆者撮影)

上写真が普通のマウスで、下写真がタテ型マウスになります。この手の置き方の違いが、長時間の使用でも手を疲れにくくしているのです(筆者撮影)

最初は慣れないのでかなり違和感がありますが、少し使ってみると、確かに小指の下側を面で支えることになるため、あまりマウス本体を動かさなくてもよいことに気が付きます。

これなら、長時間使っても手が痛くなったり疲れる度合いが、通常のマウスよりかなり少ないと感じました。

筆者は最初小指をデスクに着けずに浮かせた状態で使っていましたが、力を抜いて小指の下側を面で支えるようにしたところ、かなり楽に使えるようになりました(筆者撮影)

キーボードメインの人は使いにくく感じることも……

実際にロジクールのタテ型マウス「MX VERTICAL アドバンスエルゴノミックマウス」を使ってみると、確かにパソコンの作業をマウスメインに使うデザイナーなどであれば、長時間持っても手が痛くなったり疲れることが少ないと感じます。

しかし、筆者のようにキーボードによる文字入力をメインに使う人の場合は、少々話が違ってきます。

キーボードをメインで使う場合は、マウスへの手の移動が頻繁に起きるわけですが、普通のマウスはスムーズに手を移動できるのに対し、タテ型マウスは高さがあるので、どうしても余計な動きが必要になってくるのです。

キーボードからマウスへ手を移動させるとき、タテ型マウスは高さがあってスムーズに移動できません(上写真)。筆者は普通のマウスのほうが、むしろ楽に感じました(下写真)(筆者撮影)

もし、キーボード作業がメインで、タテ型マウスが今イチしっくりこないという人には、同じロジクールの「ERGO M575ワイヤレス トラックボール」(価格は7,370円)のほうがいいかもしれません。

こちらは通常のマウスに似ていますが、青いトラックボールを親指で操作するシステムなので、マウス本体をあまり動かさなくてもいいのが特徴です。

こちらも人間工学に基づき前腕筋の活動を20%も軽減できるとされているので、きっと肩への負担も少なくなるでしょう。

独特のトラックボールの操作には好き嫌いがあるでしょうが、マウスをあまり動かさなくていいので、狭いデスクで重宝されているのです。

もちろん、キーボードからマウスに手を動かすときも、普通のマウス同様非常にスムーズに移動できますので、筆者のようにキーボードをメインで使う人は、ERGO M575ワイヤレス トラックボールのほうがオススメになります。

こちらがロジクール「ERGO M575ワイヤレス トラックボール」。青いトラックボールを親指で動かす仕組みで、マウス本体をあまり動かさなくてもいいのが特徴です(筆者撮影)

トラックボールタイプは、キーボードからマウスへの手の移動もとってもスムーズなので、キーボード操作がメインならタテ型マウスよりもしっくりくるかもしれません(筆者撮影)

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まとめ

いかがでしょうか? 今回紹介したロジクールのタテ型マウス「MX VERTICAL アドバンスエルゴノミックマウスサイズ」は、マウス操作をメインにパソコンを使う人にオススメできます。

最初は違和感がありますが、慣れてくると確かに手が楽なので長時間の使用でもあまり痛くなったりしないでしょう。

ちなみに、今回紹介したロジクール「MX VERTICAL アドバンスエルゴノミックマウスサイズ」のサイズは高さ78.5×幅79×奥行120mmと大きく、割と手の大きい人向けです。

もし、女性や手が小さい人は、MX VERTICALより22%サイズダウンされたロジクールのタテ型マウス「エルゴノミック マウス LIFT M800GR」のほうがフィットするでしょう。

こちらがロジクール「エルゴノミック マウス LIFT M800GR」。MX VERTICALより22%サイズダウンされているので、女性や手が小さい人向けです(画像はAmazon公式サイトより転載)

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ただし、筆者のようにキーボード中心に作業をする人なら、ロジクール「ERGO M575ワイヤレス トラックボール」のほうが使いやすいかもしれません。

いずれも、マウスとしては高額な商品ですので、パソコン専門ショップなどでサンプルを実際に触ってみてから決めることをオススメします。

一口にマウスといっても、さまざまなタイプがあります。長時間パソコンで作業するなら自分が使いやすく疲れにくいものを選びましょう。写真右からノーマル、タテ型、トラックボールとなります(筆者撮影)

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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