実際にダイソーのAC充電器(ACアダプタ)でスマホを充電して検証してみた!
それでは、実際にダイソーのAC充電器でスマホを充電してみましょう。今回はAndroidスマホのOPPO Reno10 Pro 5Gと、iPhone 13(Lightning端子)を使って検証します。
ACアダプタ—(2ポート、3.4A)
ACアダプタ—(2ポート、3.4A)は、Type-Aが2ポートありますが、どちらに挿しても4.99V/1.96A=9.79W前後で充電されました。
また、スマホを2台接続したときもAndroidスマホ側は4.98V/1.84A=9.15Wで充電できています。
いずれの場合も10Wは超えませんでしたが、550円でこの結果なら、まずまずの性能といえるでしょう。
AC充電器(自動判別機能付、USBポート2口、合計最大3.4)
こちらはType-Aが2ポートあるタイプですが、上のポートが2.4A(12W)、下のポートが1A(5W)となっています。
しかし、どういうわけかどちらで充電しても5.19V/1.96A=10.2W前後で高速充電されました。
とくに、1.0Aポートは本来5W程度しか出ないはずなのに、規定以上の速度が出ているのは驚きです。逆に怖い感じもしますが、意外と基本性能が高いのかもしれません。
また、スマホを2台同時充電したときも、2.4Aポート側は5.12V/1.96A=10.0Wで高速充電できていました。
超速充電器PD+Quick Charge2ポート 20W
こちらはType-CポートがUSB-PD(20W)、Type-AポートがQC(18W)に対応する高性能機です。
まず、Type-Cで接続したところ9.05V/1.50A=13.6Wとかなり高速で充電されました。次にType-Aでも接続してみましたが、やはり9.02V/1.49A=13.4Wで高速充電されました。
価格は770円とやや高めですが、ほかの機種よりも30%以上も高速充電できるのなら納得ですね。
ただし、Type-CとType-Aでスマホを2台同時充電してみると、Type-A側は4.91V/1.47A=7.2Wまで速度が落ちました。
2ポート合計出力は最大17Wのはずですが、これは少し残念な結果です。2台同時充電が多い人は注意しましょう。
ACアダプタ—(Type-C、3.0A)
Type-Cの1ポートだけのシンプルな製品ですが、スマホに接続したところ5.03V/1.96A=9.87Wで充電されました。
10Wには届きませんでしたが、550円の製品なのでまずまずの結果といえるでしょう。
急速充電ACアダプタ(USB POWER DELIVERY、20W)
こちらもType-Cのみの1ポートですが、Androidスマホで充電したところ9.12V/1.49A=13.6Wと非常に高速で充電できました。
ちなみに、Lightning端子のiPhone 13も充電してみましたが、こちらは9.12V/1.34A=12.3Wという結果でした。
770円とダイソーではやや高めの製品ですが、USB-PD対応なので、このようにしっかり高速充電できるのなら悪くないですね。
まとめ|「USB-PD」「20W」対応機種がオススメ!
いかがでしょうか? 今回はダイソーで販売されている5つのAC充電器を実際に購入して検証してみました。
今回の製品は、基本的に「3A」以上の出力に対応しており、なかにはUSB-PDやQC規格に対応する製品も含まれています。
そのため、おおむね10W前後で充電できていましたので、今回紹介した製品ならどれを選んでもスマホを充電するには十分だと思います。
ただし、770円の「USB-PD」対応製品であれば、550円の製品よりも30%ほど速く充電できていましたので、220円をケチらないほうがいいでしょう。
もちろん、スマホを充電するときは、USBケーブルにも注意が必要です。「3A」や「USB-PD」対応の製品を使わないと、そこがボトルネックになって充電速度が遅くなる場合もありますよ。
※記事中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2024年6月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。