令和の時代に入り、時間の価値が高まっている。1日24時間という限られた時間を効果的に活用しようと、生き方・働き方が見直され、通勤時間を排除したリモートワークはその際たる例であり、最近では食品メーカー各社が電子レンジだけでパスタやカレー、惣菜を調理できる商品を展開している。現代においても、やはり日常との結びつきが強い「家電」は、生活に時短や楽にもたらす重要ツールに違いない。そこで今回は、家電ユーザーにアンケートをした「時短につながった家電」の調査結果をピックアップ。ユーザーの実感値にもとづく時短家電はなんだろうか。
最も支持される時短家電は「食洗器」! シンプル工程に高評価
モノやサービスのデメリットに関する情報メディア・なるほどデメリットを運営するACILは5月31日、『買ってもっとも「時短」になった家電は?』に関するアンケート調査を実施した。全国100名の男女が回答した家電は種類に富んでいる。
(画像は「Amazon」公式サイトより引用)
第1位に輝いたのは「食洗器」。自宅で食事するユーザーにとって洗い物は毎日発生する家事であり、家族分の食器やフライパンや鍋などの調理器具を洗うとなると、それなりの重労働となる。食洗器を使えば、食べ終わりの食器をそのままセットしてスイッチを入れるだけで、きれいさっぱり。食洗器を稼働させている間に他の家事を行えることから、時短やタイパにおける貢献度は計り知れない。
アンケート回答者からは「手洗い時には30分以上かかっていましたが、食洗機は入れるだけなので本当に楽だし時短になる」「下洗いもせずに食器を並べれば、何もしなくてもきれいにしてくれる」といった手間が少なく使える点が評価されていることがうかがえる。最近では、パナソニックから一人暮らし向けのコンパクトな食洗器が発売され、食洗器の普及はさらに進みそうだ。
ロボット掃除機、フードプロセッサー、衣類スチーマー……、あったらうれしい家電がずらり
(画像は「Amazon」公式サイトより引用)
2位以下には、電気ケトル、ルンバ(ロボット掃除機)、ドラム式洗濯機、電気圧力鍋、フードプロセッサーが続いた今回のランキング。ルンバといった、最近の家電のほか、電子ケトルやドラム式洗濯機など市民権をすでに得ている家電が支持を集める理由としては、「電気ケトルは朝支度をしている間にボタンを押すだけでお湯が沸かせるし、一人暮らしなので使う分だけ、その都度、沸かせるから」や「洗濯乾燥を夜間に済ませてしまうので、実質洗濯にかかる時間は取り出してしまう時だけになったため」など、ユーザーそれぞれのライフスタイルに合致していることが関係している。
(画像は「Amazon」公式サイトより引用)
今後の上位ランクイン候補は「衣類スチーマー」だろう。リモート勤務から出社へと切り替える企業も増え、仕事着のケアをあらためてするのがおっくうに思えるビジネスパーソンは多いはずだ。アイロン台不要でしわ伸ばしができる価値に加えて、TVCMでも積極的にアピールされている点も普及を後押しするのではないか。社会の潮流の変化にともない、どのような家電が支持されていくのか、今後もその動向を注目していきたい。
※サムネイル画像(Image:amazon.co.jp)