コロナ禍によるリモートワークの普及も後押しとなり、web会議が一般的になった今日、円滑にコミュニケーションをとるうえで「マイク付きイヤホン」の需要も高まっている。人々はマイク付きイヤホンを買う際、何をポイントに選んでいるのか。比較検証サイト「Picky’s」が調査を行った。
マイク付きイヤホンの用途は「web会議」が断トツ。価格は5千円以下の低~中価格帯中心
Picky’sが、マイク付きイヤホンを購入した・購入を考えている男女20代~70代男女220名を対象にアンケートを実施。マイク付きイヤホンを選ぶ上でのポイントについて尋ねたところ、最も多かったのが「価格」で29.8%。2位は「タイプ」(16.5%)、3位は同率で「メーカー」「レビューや口コミ」(16.1%)がランクインした。
「その他」の回答の中には「音質」や「ノイズキャンセリング機能が付いているかどうか」、「デザイン・カラー」など、機能性やデザイン性を挙げている人もいたものの、全体としてはごく少数。何よりもまず価格を重視していることがうかがえる。
それでは、実際に購入/購入予定のマイク付きイヤホンの料金はいくらぐらいなのか。最も多かった回答は「2千円~5千円」。以下、2位「2千円以下」、3位「5千円~7千円」、4位「1万円~2万円」、5位「2万円~3万円」、6位「3万円以上」、7位「7千円~1万円」の順となり、上位2つが圧倒的多数を占めた。ユーザーの多くが比較的安価な製品を求めていることがわかった。
「主にどのような時に使用するか」との問いには、1位「web会議」、2位「通話」、3位「ゲーム」、4位「音楽鑑賞」となっており、こちらは1位が断トツで多く、あえて「マイク付きイヤホン」と考えた場合、そもそも音質や機能にそれほどこだわりはないのかもしれない。なお、2位の「タイプ」について、「有線タイプ」を選んだ人は126名、「ワイヤレスタイプ」を選んだ人は94名だった。
人気のメーカーは頭ひとつ抜け出た「SONY」がトップ。最も参考にしたのは「通販(EC)サイト」
選ぶ際のポイントで3位だった「メーカー」に関して尋ねた結果、1位は「SONY」、2位「ELECOM」、3位「Apple」、4位「audio-technica」、5位「ダイソー」となった。トップ3、中でもSONYが頭ひとつ抜け出た印象。クオリティに関しては、定番ブランドならではの安心感もあるうえ、低価格帯から高価格帯までバランスよくそろっているので、とりあえずSONYという人は多そうだ。また、決して数は多くなかったものの、ダイソーも健闘。300円クラスの製品でも世評も高く、Web会議オンリーで考えれば、まったく問題ないだろう。
「マイク付きイヤホンを選ぶ際に一番、参考にしたものは?」という問いには、「通販(EC)サイト」が104人で最多。以下、「比較サイト」(47人)、メーカーHP(42人)、YouTube(18人)、「個人ブログ」(6人)となっており、「Instagram」「TikTok」「Twitter(X)」を選んだ人は各1名だった。通販サイトでさまざまな商品をレビューも見ながら、比較検討して選ぶという人が、やはり多いようだ。
出典元:【Picky’s】
※サムネイル画像は(Image:「SONY」公式サイトより引用)