ダイソーの550円とは思えない高音質「ハイレゾ対応イヤホン」が凄い!

最近、ダイソーでは110円以上の高額商品が充実しており、とくにイヤホンはかなりの数が販売されています。そのようななか、筆者が今回注目したのは、ダイソーではやや高額な550円で販売されている「ハイレゾ対応イヤホン」です。箱にハイレゾ(Hi-Res)のロゴを表示するほど、品質に自信があるようなので、その音質をさっそくハイレゾ音源で実際に確認してみました。果たしてその結果は!?

ついにダイソーでハイレゾ音源対応イヤホンが登場!

ダイソーのパソコン/スマホ用品コーナーに行くと、最近は「この価格でこんなものが!?」と、思わず衝動買いしてしまう商品が増えています。

とくにオーディオ機器が充実しており、Bluetooth接続のスピーカーやワイヤレスイヤホンなども実に豊富です。

そのようななか、ダイソーの店頭で黒い高級そうなパッケージで販売されている550円の「マイク付ハイレゾ対応イヤホン」を発見しました。

そのパッケージには「ハイレゾ(Hi-Res)」のロゴが表示されており、音質にかなり自信があるように見えます。

ダイソーで550円の「マイク付ハイレゾ対応イヤホン」のパッケージには、「ハイレゾ(Hi-Res)」のロゴが表示されており、かなり高音質であることをアピールしています(筆者撮影)

ちなみに、ハイレゾとは“High Resolution”の略で、CDの音より遥かに高音質(高解像度)の音楽データのこと。

CDの音楽データは規格上44.1kHz/16bitですが、ネットでは、CDに記録しきれない音域までカバーできる高音質なハイレゾ音源データも配信されているのです。

ダイソーのマイク付ハイレゾ対応イヤホンは、そのような超高音質に対応しているというのですから、かなり音がいいのではないかと筆者の期待も高まります。果たして、実際に聴いてみるとどんな感じなのでしょうか?

こちらがダイソーの「マイク付ハイレゾ対応イヤホン」の本体。付属物は一切なくイヤホン本体のみとなっています(筆者撮影)

マイク付ハイレゾ対応イヤホンのスペックを確認してみよう!

ダイソーのマイク付ハイレゾ対応イヤホンは、ハイレゾ音源にも対応する有線イヤホンです。

まず、使用しているドライバーは10mmのダイナミック型を採用。ドライバは大きいほど音質が良くなる傾向にありますが、こればかりは実際に聴いてみなければ分かりません。

次に、イヤホンの形状は耳に押し込んで使うカナル型となっています。これなら遮音性が高く、音がダイレクトに伝わってくるでしょう。

ダイソーの「マイク付ハイレゾ対応イヤホン」はカナル式で、イヤーピースを耳のなかに押し込むタイプとなっています(筆者撮影)

イヤホンを装着してみるとイヤーピースがやや大きめでした。もし、装着感が良くなかったらイヤーピースを交換してみましょう(筆者撮影)

残念ながらサイズ違いのイヤーピースなどは付属していないので、サイズが合わないときは別途自分に合ったものに付け替えたほうがいいでしょう。

また、再生&停止の操作ができるボタンとマイクが搭載されているので、イヤホンジャックのあるスマホでは使いやすいと思います。

ただし、手元操作ボタンは機種によっては反応しないことがあるとのこと。実際、今回使用したスマホ(OPPO Reno5 A)では機能しましたが、音楽プレイヤーのiBasso Audio「DX160」では反応しませんでした。

こちらが手元操作部分。プレイヤーが対応していれば、ボタンひとつで再生&停止を簡単に操作できます(筆者撮影)

 

■ダイソー「マイク付ハイレゾ対応イヤホン」のスペック

【重量】14g
【型式】ダイナミック式
【ドライバサイズ】10mm
【出力音圧レベル】100±3dB/mW
【再生周波数帯域】20Hz〜40,000Hz
【インピーダンス】18Ω+15%
【プラグ】3.5mm4極式ステレオミニプラグ
【マイク周波数特性】100Hz〜10,000Hz
【指向特性】全指向
【感度】-42±3dB
【ケーブル長】約1.2m(Y型)
【付属品】なし
【価格】550円

実際にハイレゾ音源を聴いてみたら驚愕の結果に!

それでは実際に、ダイソーのマイク付ハイレゾ対応イヤホンでハイレゾ音源を聴いてみましょう。

今回は、筆者のハイレゾ対応音楽プレイヤーiBasso Audio「DX160」を使用してテストしてみます。

今回はハイレゾ対応イヤホンの実力を確認するために、ハイレゾ対応音楽プレイヤーiBasso Audio「DX160」で音楽を聴いてみます(筆者撮影)

まず、ダイソーのマイク付ハイレゾ対応イヤホンでハイレゾ音源を聴いた第一印象は、「本当にこれがたった550円の音質なのか!」という驚きでした。

低音と中音のバランスが良く、高音が少しシャリシャリしているものの耳障りな印象はありません。逆に高音が楽曲のインパクトになっているので、打ち込みやロック系にはピッタリです。

低音の音圧はやや少ないものの、しっかり聴こえるので物足りなさもありません。当然、ボーカルに重要な中音も非常にクリアなので、ボーカル曲を聴くときにもオススメ!

逆にアコースティック系の楽器の臨場感は少なめです。音の奥行きはさほどないので、音の出どころは分かりにくいイメージなのです。

次に、筆者のスマホ「OPPO Reno5 A」でMP3音源を聴いてみましたが、やや低音がボンボンくる感じはありますが、高音と中音もしっかり聴こえるので、バランスは悪くありませんでした。

いずれにせよ、この音質で550円というのは本当に驚きです。そもそもダイソーでは、330円の有線イヤホンでもかなり音質がいいのですが、マイク付ハイレゾ対応イヤホンは、間違いなくダイソーで販売されているイヤホンのなかで最高の音質だと思います。

まとめ

いかがでしょうか? 今回はダイソーの「マイク付ハイレゾ対応イヤホン」で、実際にハイレゾ音源を聴いてみました。

正直言って購入時は「イヤホンの実力が足りずハイレゾ音源の再生は厳しいのでは?」と思っていたのですが、その予想をあっさりと超え、とても550円とは思えないほど高音質でコスパは最強でしょう。

「ハイレゾ音源を体験してみたいけど、高額な機器が必要なのでは?」と二の足を踏んでいた人にはピッタリの商品だと思います。ぜひお試しください。

ダイソーのマイク付ハイレゾ対応イヤホンは、スマホでMP3を聴くのはもちろん、価格が安いのでハイレゾ音源を試してみたい人にもオススメです(筆者撮影)

オトナライフ編集部
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