Appleは10月11日に「AirPods Pro(第2世代)」向けのファームウェアアップデート「6A303」をリリースした。アップデートの理由は明らかにされていないが、ライトニングモデルとUSB-Cモデルの両方で発生していたバグの対応策かと思われる。ファームウェアアップデートは一定の条件を満たすと基本的に自動で行われる。
AirPods Pro(第2世代)バグ対処にはファームウェアアップデートする必要あり
AirPods Pro(第2世代)を使用中にバグを感じたなんて人はいるだろうか。Appleはアメリカ時間の10月11日に、このバグに対処するものとしてAirPods Pro(第2世代)向けのファームウェアアップデート「6A303」をリリースした。Appleは今回のアップデートに関する具体的な詳細をあまり明らかにしていないが、ライトニングモデルとUSB-Cモデルの両方で発生していたバグに対処した格好だと思われる。リリースノートには「バグ修正とその他の改善点」の一文しか記されていない。
9月のファームウェアアップデート「6A301」では、「iOS17」か「macOS Sonoma」とAirPods を使っているユーザーは、適応型オーディオ、会話感知、パーソナライズされた音量など嬉しい機能が利用可能になっていた。だが、このアップデートの後にバグが生じたとみられている。
大型ソフトウェアアップデートではバグはつきもの?
だが、こういったバグは大型ソフトウェアアップデートではよくあること。先日、「iPhone 15 Pro」が異常に熱くなる事例が報告され、iOS17のバグが原因かといった記事を扱ったばかりだ。
では、AirPodsのバージョンはどうやって確認するか。AirPodsとiPhoneをペアリングした状態で、iPhoneの設定を開き、AirPodsを選択すると機種名、モデル名、シリアルナンバー、バージョンを確認することができる。さらにバージョンをタップすると、イヤホンだけでなくケースのバージョンまで確かめられる。
また、AirPodsのファームウェアは自動アップデートなので、最新バージョンがある場合は対応してくれる。ただし、以下の条件を満たしている必要がある。「iPhoneなどiOS端末とペアリングされていること」、「ケース内に両イヤピースが収納されていること」、「AirPodsケースが充電されていること」、「Wi-Fiに接続された状態になっていること」。
iPhoneやiPadはすぐに状態を端末で確認できるが、AirPods本体にはシリアルナンバーが付されていることはあまり知られていないかもしれない。これは、AirPods本体からわかる唯一の情報かもしれない。紛失時など必要になることがあるかもしれないから、この際どこに記載があるか覚えておくといい。小さくて見にくいのだが、ケースを開けた蓋の右側だ。蓋を開けるとイヤホンのくぼみが2つあると思うが、その右側のくぼみにSerialとある。お手持ちのAirPods、一度確認してみてほしい。
※サムネイル画像(Image:BadPixma / Shutterstock.com)