iPhone 15のUSB-C端子に直挿しできるAnkerのモバイルバッテリーが超便利だった!

iPhoneの充電用に毎日モバイルバッテリーを持ち歩いている人も多いでしょう。でも、モバイルバッテリーとiPhoneを接続するには、USBケーブルを使用する必要があって、これが意外とかさばりますよね。そこでオススメしたいのが、Anker(アンカー)のケーブルレス・モバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank」です。今回はUSB-C端子でiPhone 15に直挿しできる機種を、じっくりとテストしてみました!

iPhoneに直挿しできるAnkerのケーブルレス・モバイルバッテリーってどんなもの?

長年使っているiPhoneはバッテリーがヘタって1日持たないこともあるので、毎日モバイルバッテリーを持ち歩いている人も多いでしょう。

でも、多くのモバイルバッテリーはiPhoneとUSBケーブルで接続しないといけないので、結構かさばるのが難点。

そこでオススメしたいのが、Ankerのケーブルレス・モバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank」です。

●Anker「Anker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)」は→こちら(Amazon)

モバイル用品では定評のあるAnkerのケーブルレス・モバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank」。価格はAmazonで3,490円と、さほど高くはありません(筆者撮影)

パッケージのなかは、モバイルバッテリー本体、USB-Cケーブルのほか、取説などが同梱されています(筆者撮影)

Ankerは中国メーカーですが、モバイル用品では品質の高さで定評があります。

そのようなAnkerの「Anker Nano Power Bank」シリーズは、本体に充電端子がビルトイン(格納)されており、USBケーブルを使わなくてもiPhoneに直挿しできるため、かさばることなくスマートに充電できるのが特徴。

以前からAnker Nano Power BankにはLightning端子対応モデルがありましたが、最新のiPhone 15の発売に合わせて、2023年9月にUSB-C端子対応版の「Anker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)」も発売されたのです。

気になるUSB-C入力は5V/3A、9V/2A=最大18W。USB-C出力は5V/3A、9V/2.22A、10V/2.25A=最大22.5Wとなっています。Lightning端子対応モデルは5V/2.4A=最大12Wまでだったので、より高速に充電できそうですね。

Anker Nano Power BankはビルトインされたUSB-C端子のほかに(上写真)、本体横にもバッテリー充電用USB-C端子があり、USB-Cケーブルでデバイスを2台同時に充電することも可能となっています(筆者撮影)

Anker Nano Power Bank本体バッテリーへの充電は、本体横のUSB-C端子にUSBケーブルを差して、ACアダプタを介して急速充電できます(筆者撮影)

なお、Anker Nano Power Bankは「PowerIQ」にも対応しています。これはAnkerの独自技術で、Power DeliveryやQuick Charge等の充電規格と互換性があり、急速充電が可能になるのです。

Anker Nano Power Bankのボディカラーは、「ホワイト」「グリーン」「パープル」「ブラック」の4色が選択可能。

本体サイズは約77×37×25mとコンパクトで、本体重量は約102gと軽量です。価格はAmazonで3,490円(2023年11月28日現在)で、通常は24カ月保証ですが、Anker会員になると+6カ月で最大30カ月も保証されます。

ただし、Anker Nano Power Bankのバッテリー容量は5,000mAhなので、iPhone 15/15 Proはフル充電できそうですが、バッテリー容量の大きいiPhone 15 Plus / 15 Pro Maxはギリギリでフル充電できない点は注意しましょう。

実際にiPhone 15 ProにAnker Nano Power Bankを直挿しして充電してみた!

それでは、実際にAnker Nano Power Bankを使ってiPhone 15 Proを充電してみましょう。

まずはAnker Nano Power Bankの本体に収められているUSB-C端子を跳ね上げ、iPhone 15 ProのUSB-C端子に差し込みます。これだけですぐに充電が始まります。

iPhone 15 Proとモバイルバッテリーが一体化されるので、電車のなかで充電しても、スマートに利用できますよね。

まずは、Anker Nano Power Bankの本体にあるUSB-C端子を跳ね上げ、iPhone 15 ProのUSB-C端子に差し込みましょう(筆者撮影)

すると、すぐにiPhone 15 Proへの充電が始まりました。ケーブルレスなので充電中もスマートに利用できます(筆者撮影)

実は、iPhone 15シリーズは本体バッテリーで外部のデバイスを充電することが可能となっています。

そのため、一部のモバイルバッテリーを挿すとiPhone 15が充電されず、逆にモバイルバッテリー側が充電されてしまう現象が起きる場合もあるそうです。

しかし、今回の実験ではそのような現象はみられませんでした。

iPhone 15 ProとiPhone 13をUSBケーブルで直挿ししてみました。すると、iPhone 15 Proのバッテリーを利用して、iPhone 13側が充電されました(筆者撮影)

また、Anker Nano Power Bankの本体バッテリーを充電するには、横にあるUSB-C端子を利用しますが、ここにUSBケーブルを挿してiPhone 15 Proと接続したらどうなるか気になるところです。

しかし、この場合もiPhone 15 Pro側からAnker Nano Power Bankへ充電されてしまうことはなく、しっかりiPhone 15 Proのほうが充電されていました。これなら安心して使えますね!

こちらはAnker Nano Power Bankの本体横のUSB-C端子にUSBケーブルを挿してiPhone 15 Proを接続したところです。この状態でもしっかりiPhone 15 Pro側が充電されました(筆者撮影)

Anker Nano Power Bankはパススルーや2台同時充電にも対応!

Anker Nano Power Bankを利用すれば、iPhone 15 Proに接続していてもワイヤレスなので、かさばることなくスマートに充電できることが分かりました。

しかし、Anker Nano Power Bankはもっと便利な利用方法も可能です。たとえば、コンセントでAnker Nano Power Bank本体の充電をしながら、同時にiPhone側も充電できる「パススルー充電」も可能となっています。

この場合の最大出力は15Wに落ちますが、イザというときは助かる機能でしょう。

Anker Nano Power BankをACアダプタで充電しながら、同時にiPhone 15 Proを充電する「パススルー」も利用できます。これは便利ですね!(筆者撮影)

さらに、Anker Nano Power BankをiPhone 15 Proに直挿して充電した状態で、さらにAndroidスマホをUSBケーブルで接続すると、2台同時に充電できます。

こちらも、友だちや家族と一緒に旅行に行った場合には、助かる場面もあるでしょう。

Anker Nano Power BankをiPhone 15 Proに直挿しした状態で、さらにAndroidスマホをUSBケーブルで接続すると、2台同時に充電できます(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はUSB-C対応のAnker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)を紹介しました。

iPhone 15 Proに直挿して充電できるので、充電中でもスマートに利用できると思います。

また、ACアダプタでAnker Nano Power Bankを充電しつつiPhone 15 Proを同時に充電できる「パススルー充電」や、ほかのデバイスも2台同時に充電することもできるので、旅行中に活躍してくれるでしょう。

バッテリー容量が5,000mAhなのは、やや心もとないと感じるでしょうが、その分、本体も軽くなっています。ここはトレードオフなので仕方ない部分でしょう。

もし、iPhoneユーザーで常にバッテリーの心配をしているなら、ぜひ、ケーブルレスのAnker Nano Power Bankを利用してみてはいかがでしょうか?

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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