18歳から69歳の男女14,471人にApple Watchの認知や利用状況について調査した結果をMMD研究所が発表した。最も所有率が高いのは20代男性で、通信サービス別に見ると「ahamo」「LINEMO」「povo」が半数ほどを占めた。
通信サービス別ではオンライン専用プランが約半数
Apple Watchを利用している人は周りにどれくらいいるだろうか。MMD研究所が18歳から69歳の男女14,471人、Apple Watch所有者1,007人を対象に11月の6日間にわたって「Apple Watchの購入と利用に関する調査」を実施した。それによると、Apple Watchの認知は84.7%と高かったものの、所有は10.9%に留まった。
性年代別で見ると、最も所有率の高いのが20代男性で21.0%。ついで20代女性が20.7%、30代男性が16.2%となり、20~30代に多く利用されていることがわかる。
また、興味深いことに、メイン利用の通信サービスではオンライン専用プランの利用者が半数ほどを占め、1番多かったのが「ahamo」で18.8%、2番目が「LINEMO」で14.5%、3番目が「povo」の13.3%であった。
求めるものは「健康管理」「スマートフォンの通知」
次に「Apple Watchに興味はあるが、購入を検討していない」と回答した1,893人を対象に、購入検討をしない理由を聞いた調査では(複数回答可)、「料金が高いから」が56.0%と最多だった。次に多かったのが、「使いこなせるイメージがわかないから」で22.8%、「使うシーンが想像できないから」が14.6%となった。必要性を感じない人には高い買い物というイメージが強く、今の自分の日常のなかでどのようにApple Watchが活躍してくれるのかイメージがわきにくいのだろう。
では、「Apple Watch購入検討者と所有者」である2,431人が、「スマートウォッチを購入する際に重視すること」はどうだろうか。購入検討者は「健康に関するデータを計測できる」が40.4%と最も多く、「スマートフォンの通知を確認できる」が39.8%、「一回の充電で長時間利用できる」が38.9%という結果だった。
一方で、所有者は「スマートフォンの通知を確認できる」が28.7%、「健康に関するデータを計測できる」が23.1%、「端末のサイズがちょうどよい」が20.3%だった。Apple Watchには「スマートフォンの通知確認」と「健康管理」といった2つのニーズが高いことがわかった。
Apple Watch所有者の使用頻度は「ほぼ毎日着用している」が45.0%と半数を占めた。やはり、健康に関するデータを計測したり、スマートフォンの通知を確認したりといった使い方が上位を占めるだけあって、愛用している人にとってはスマートフォンと同様に、毎日の生活で欠かせないものになっているのだろう。
出典元:【MMD研究所】
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