日本ではなじみがないが、2月10日は春節(旧正月)だ。春節とは中華圏における「旧暦」のお正月(1月1日)のことで、月の満ち欠けで日にちを数える「太陰暦」に由来するので毎年日にちが変わるのが特徴だ。その春節を記念して、Appleは今年の干支である龍のモチーフを刻印したAirPods Pro(第2世代)をアジア諸国限定でリリースした。
日本では手に入らないが、アジア諸国で龍モチーフが刻印されたAirPods Pro(第2世代)を販売
中国では1年で最も重要とされる祝祭日・春節。一週間ほどの休みがあって帰省や旅行で毎年数億人が大移動するという報道が日本でも見られるので、耳にしたことがある人も多いだろう。天に昇る様子から成功や発展の象徴としても人気のある龍モチーフを刻印されたAirPods Pro(第2世代)が春節に発売とは縁起が良さそうだ。
だが残念なことに日本では手に入らない。購入可能なのは、中国、香港、台湾、シンガポール、ベトナム、マカオ、韓国のAppleオンラインストア。そう、旧正月を祝う文化のあるアジアの国が対象ということで日本は含まれていないのだ。ただし、日本でも入手したいならAppleの刻印サービス(無料)で「ドラゴンの顔」の絵文字を選択するという手がある。もう終わってしまったが、1月2日~1月5日に対象のiPhoneを購入すると龍モチーフの限定版AirTagがもらえるキャンペーンが国内で行われていた。
アジアだけでなくアメリカでも龍モチーフのApple製品が入手可能
このAirPods Pro(第2世代)は赤い龍がプリントされた箱に入っているそうだ。また、中国では1月18日から1月21日までさまざまな製品が期間限定で割引されている。さらに1月18日から2月13日まで、旧正月をテーマにした無料の「Today at Apple」というワークショップが一部の国で開催される。
日本では、映画のようなショットを撮影しようという内容のビデオツアーや、建築物やそのディティールや構造を新たな視点から捉えて撮影しようとするフォトツアーなどが開催されている。元旦と旧正月、どちらも祝う習慣がある韓国では、今年は甲辰年であることから青龍の年とされており、AirPods Proのキャンペーンも青色仕様となっている。香港のAppleのサイトには、iPhone、iPad、Macで利用できる龍の壁紙があり、各国のAppleで旧正月にちなんだサービスがあるようだ。
だが実は、龍モチーフのアクセサリはアメリカや他の多くの国でも販売されている。iPhoneケースやmophie powerstation plus(超高速の充電ソリューション)、AirTagホルダーなどがオンラインストアで手に入る。さらに、赤と金の配色の限定版Beats Solo3 Wirelessヘッドフォンもリリースされている。
Appleは丑年、寅年、兎年などにも同様の限定版の商品をリリースしているので、自分の干支の年にチェックするのもよさそうだ。
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)