3COINSの直挿しモバイルバッテリー(USB-C対応)とAnker製品を比較してみた!

長年使っているスマホのバッテリーは、1日持たなくてハラハラすることがありますよね。そのようなときは、3COINSの直挿しモバイルバッテリーがオススメ。ケーブルレスなのでスマホを操作しながらでも充電できて便利ですよ!

3COINSに新型の直挿しモバイルバッテリー登場、2台同時充電も!

(筆者撮影)

最近のスマホは、大容量バッテリーを搭載しているので1日は余裕で持つでしょうが、数年間使っているスマホはバッテリーが1日持たないこともありますよね。

そのようなときは、モバイルバッテリーも一緒に持ち歩くことになりますが、通常はUSBケーブルで繋げるので充電しながらでは使いにくいのが難点です。

そこで注目したいのが、3COINSで新発売となった「タイプCモバイルバッテリー」です。こちらは、スマホにUSB Type-C端子を直接挿してケーブルレスで使えるモバイルバッテリー。

これなら、ケーブルがジャマにならず、充電しながらスマホを使うことができて、とってもスマートですよね。

こちらが3COINSの新製品「タイプCモバイルバッテリー」です。カラーはアイボリー以外に(上写真)ピンクも用意されています(筆者撮影)

本体にはストラップのようなUSB Type-C端子もあり、2台同時充電も可能。また、本体の充電もUSB Type-C端子になっています(筆者撮影)

■タイプCモバイルバッテリーのスペック

【バッテリー容量】4,800mAh
【入力USB Type-C】5V/2A
【出力USB Type-C】5V/2A
【入力端子】USB Type-C(メス)×1
【出力端子】USB Type-Cケーブル(オス)×1/USBType-C(オス)×1
【充電時間】約3時間30分
【サイズ】4.5×7.7×2.7cm
【重量】92g
【PSE】適合
【保証】6カ月
【スタンド機能】〇
【付属品】USB Type-Cケーブル(15cm)
【価格】2,200円

キャップを外すと、USB Type-C端子が露出します。これをスマホに直挿ししましょう(筆者撮影)

ストラップのように見えるのが、もうひとつのUSB Type-Cケーブルです。こちらでも2台目のスマホを同時充電できます(筆者撮影)

本体を充電するときは裏面のUSB Type-C(メス)にケーブルを接続します。約3時間30分で満充電できます(筆者撮影)

実際にAndroidスマホやiPhoneを充電してみよう!

それでは、実際に3COINSの「タイプCモバイルバッテリー」でスマホを充電してみましょう。

今回実験に使うのはAndroidスマホが「OPPO Reno10 Pro 5G」、iPhoneはUSB-C対応の「iPhone 15 Pro」です。

ちなみに、3COINSのタイプCモバイルバッテリーの容量は4,800mAhなので、5,000mAhを超えるようなスマホは100%まで充電できない可能性もあります。

また、給電性能は5V/2Aですので最大でも10Wということになりますが、実際どの程度で充電できのでしょうか?

まず、USB-C(Type-C)対応のiPhone 15 Proです。今回はバッテリー残量が70%だったこともあり、5.10V/1.47A=7.5Wで充電されました。最大でも10Wなの、まずまずの数値でしょう。

「iPhone 15 Pro」を充電

こちらはUSB-C(Type-C)対応の「iPhone 15 Pro」です。ご覧のように本体をiPhoneに直挿しして、スマートに充電できます(筆者撮影)

USBテスターで計測すると5.10V/1.47A=7.5Wで充電できました。バッテリー残量が70%だったことを考慮すると、まずまずの性能でしょう(筆者撮影)

続いて最大80Wの超急速充電に対応する「OPPO Reno10 Pro 5G」で充電してみます。その結果は5.09V/1.97A=10.0Wでした。

こちらはタイプCモバイルバッテリーのスペック最大値で、しっかり充電されているのが確認できました。

Androidスマホ「OPPO Reno10 Pro 5G」を充電

最大80Wの超急速充電に対応する「OPPO Reno10 Pro 5G」は、5.09V/1.97A=10.0Wで充電できました。スペックどおりの性能ですね(筆者撮影)

3COINSのタイプCモバイルバッテリーは2つのUSB Type-C端子を装備していますので、2台同時充電も試してみましょう。

今回、Androidスマホ側の給電は確認できませんでしたが、直挿しのiPhone側は給電性能が落ちずに、7.48Wで急速充電されているのが確認できました。

いずれにせよ、イザというときに2台同時給電できるのは助かりますよね。

2台のスマホを同時に充電

2台同時充電も試してみたところ、Androidスマホ側の給電は確認できませんでしたが、直挿しのiPhone側は7.48Wで急速充電されているのが確認できました(筆者撮影)

Ankerの直挿しモバイルバッテリーとはどう違うの?

3COINSのタイプCモバイルバッテリーは2,200円とお手頃価格ながら、スマホ直挿しで最大10Wでスマホを充電できるほか、2台同時充電も可能でした。

そこで気になるのがライバルの存在です。筆者は、モバイル機器では定評のあるAnker(アンカー)の直挿しモバイルバッテリーも所有しているので、この2台がどのように違うの比較してみましょう。

Anker「Anker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)」の価格は3,490円で、最大容量は5,000mAh。出力用USB Type-C端子も2つあります。

また、USB-C入力は5V/3A、9V/2A=最大18W。USB-C出力は5V/3A、9V/2.22A、10V/2.25A=最大22.5Wと高性能です。

この2台は、どこがどのように違うのか確認してみましょう。

「Anker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)」はスマホに直挿しできるモバイルバッテリー。価格は3,490円とやや高めですが、最大給電は22.5Wと高性能です(筆者撮影)

●Anker「Anker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)」は→こちら(Amazon)

3COINSのタイプCモバイルバッテリー(写真右)とAnker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)(写真左)です。大きさも重さもほぼ同じですが……(筆者撮影)

それでは、Anker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)で、実際にAndroidスマホ「OPPO Reno10 Pro 5G」を充電してみましょう。

その結果、8.98V/1.48A=13.3Wで急速充電されました。3COINSタイプCモバイルバッテリーよりも33%ほど高い数値で充電できましたので、やはり、Ankerは値段が高いなりに高性能であることが確認できました。

もっとも、スマホを使用しながら充電するという目的なら、この性能差はあまり気にする必要はないかもしれませんね。

AndroidスマホでAnkerをテストすると、8.98V/1.48A=13.3Wで急速充電されました。33%ほど高速で充電できます(筆者撮影)

Anker Nano Power BankをiPhone 15 Proに直挿しした状態で、Androidスマホを本体横のUSBケーブル(IN/OUT兼用)で接続すると、2台同時に充電するこが可能です(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は3COINSで新発売となった「タイプCモバイルバッテリー」を紹介しました。

2,200円というお手頃価格ながら、スマホに直挿しして最大10Wで給電できるのなら、悪くないでしょう。

なお、3COINSではほぼ同じスタイルのiPhone専用「Lightning」端子モデルも発売されています。購入するときは間違えないようにしましょう。

こちらは3COINSのiPhone「Lightning」端子モデルです。パッケージはほとんど同じなので、購入時に間違えないように確認しましょう(筆者撮影)

※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2024年4月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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