3COINSとそっくりなモバイルバッテリーがダイソーなら半額の1,100円で買える!

3COINSでは、スマホに直挿しできるモバイルバッテリーが2,200円で販売されています。外出先でスマホのバッテリーがなくなったときには助かりますが、実は、ほぼ同じような製品がダイソーなら半額の1,100円で売られているのをご存じでしょうか? そこで今回は、ダイソーで1,100円の直挿しモバイルバッテリーが、3COINSの製品とどのように違うのか検証してみたいと思います。

3COINSとダイソーの直挿しモバイルバッテリーがそっくりだけど何が違う?

以前オトナライフでは、3COINSで2,200円の「タイプCモバイルバッテリー」を紹介しました。これは、スマホのUSB-C(Type-C)に直挿しできるモバイルバッテリーで、わずらわしいUSBケーブルがいらないのが便利です。実際にUSB-C対応のiPhone 15でも、問題なく充電できることが確認できています。

3COINSではUSB-C対応の直挿しモバイルバッテリーが2,200円で販売されています。カラバリはアイボリーとピンクの2種類です(筆者撮影)

キャップを外すとUSB-C端子が顔を出しますので、これをスマホに直挿しします。もうひとつのUSB-Cを使えば、2台同時充電も可能ですよ(筆者撮影)

バッテリー容量は4,800mAhなのでスマホを1回満充電できます。実際にiPhone 15 Proで充電したところ、5.1V/1.47A=7.5Wで普通に充電できました(筆者撮影)

そのようななか、筆者は100均のダイソーでもスマホに直挿しできるモバイルバッテリーを発見しました。

こちらは、TOKYO GIRLS COLLECTIONとの限定コラボ製品で、カラーもパステル調のライムグリーン、ホワイト、ピンクの3色が用意されています。

パッケージを見る限り、見た目は3COINSのものにソックリですが、価格は1,100円と半額です。もし、同じ性能ならお買い得なので、筆者は思わず衝動買いしてしまいました。

こちらがダイソーで1,100円のモバイルバッテリー。見た目は3COINSの製品にソックリですが、価格は1,100円と半額です(筆者撮影)

パッケージの中身は本体と取説のみです。ちなみに、バッテリー容量は5,000mAhで3COINSより200mAhほど多くなっていました(筆者撮影)

3COINSの製品同様、キャップを外すとUSB-C端子がありました。また、USB-C端子はもうひとつあり、これを使えば2台同時充電も可能となっています(筆者撮影)

こちらは、実際にダイソーの直挿しモバイルバッテリーを、iPhone 15 Proに接続している状態です。サイズや重量もほとんど同じなので、3COINSのものと見分けはつきません(筆者撮影)

もちろん、USB-C接続のスマホなら2台同時に充電することも可能。これも3COINSの製品と同じです(筆者撮影)

3COINSとダイソーの直挿しモバイルバッテリーのスペックを比較

ダイソーで1,100円の直刺しモバイルバッテリーを衝動買いした筆者ですが、3COINSのものと性能が変わらないのでしょうか? 

そこで、まずは両機種のスペックを確認しておきましょう。

サイズや重量はほとんど同じですが、バッテリー容量はダイソーのほうが200mAhほど多く、入力と出力に関しても3COINSが最大10Wなのに対しダイソーは最大12Wとなっています(表示は筆者が調査して作成)

まず、ダイソーと3COINSの直挿しモバイルバッテリーのサイズや重量はほとんど同じです。

しかし、バッテリー容量はダイソーのほうが200mAhほど多く、入力と出力に関しても3COINSが最大10Wなのに対しダイソーは最大12Wとなっています。

これを見る限り、スペック的にはダイソーのほうがやや有利なうえに値段は半分なのですから、お得に見えますよね。

上のライムグリーンがダイソー、下のホワイトが3COINSの直挿しモバイルバッテリーです。パッと見はほぼ同じですが……(筆者撮影)

3COINSは充電専用のUSB-C端子がありますが、ダイソーにはなく、付属のUSB-Cケーブルで充電するようになっています。ちなみに、ダイソーはこのUSBケーブルの脱着が可能となっています(筆者撮影)

実際に3COINSとダイソーの直挿しモバイルバッテリーでスマホを充電して比較

スペックを確認したところで、実際に両機種でスマホを充電してみましょう。

今回は、iPhone 15 ProとAndroidスマホ(OPPO Reno10 Pro 5G)を使って充電テストをしてみます。

まず、iPhone 15 Proを3COINSとダイソーの直挿しモバイルバッテリーで充電してみたところ、いずれも7.3〜7.4W程度で充電されました。

iPhoneのバッテリーが80%以上ある状態で実験したので、バッテリー残量が少なければ、もう少し数値は良くなった可能性もあります。

iPhone 15 Pro+3COINSで充電テスト

iPhone 15 Proに3COINSの直挿しモバイルバッテリーを装着したところ、5.1V/1.47A=7.48Wで充電されました。これはまずまずの数値でしょう(筆者撮影)

iPhone 15 Pro+ダイソーで充電テスト

iPhone 15 Proにダイソーの直挿しモバイルバッテリーを装着したところ、4.98V/1.48A=7.36Wで充電できました。これは3COINSの製品とほぼ同じ結果です(筆者撮影)

続いてAndroidスマホ(OPPO Reno10 Pro 5G)を充電してみましょう。

こちらも、両機種とも10W前後で充電できたので、3COINSとダイソーの直挿しモバイルバッテリーに、充電能力の差はほとんどないことが確認できました。

OPPO Reno10 Pro 5G+3COINSで充電テスト

OPPO Reno10 Pro 5Gに3COINSの製品を挿して充電したところ、5.09V/1.97A=10.0Wという数値でした。こちらもまずまずの結果です(筆者撮影)

OPPO Reno10 Pro 5G+ダイソーで充電テスト

次に、OPPO Reno10 Pro 5Gをダイソーの製品で充電したところ、4.97V/1.96A=9.74Wという結果でした。こちらもほぼ10Wなので、3COINSの製品とほとんど同じと言っていいでしょう(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は、3COINSとダイソーの直挿しモバイルバッテリーを比較してみました。

見た目やスペックもほとんど同じで、実際に充電テストをした結果からも、その性能に大きな差は認められませんでした。

価格は2倍も違うので、ダイソーの製品のほうがお買い得ということになります。

ただし、ダイソーの直挿しモバイルバッテリーはTOKYO GIRLS COLLECTIONとの限定コラボ製品なので、取り扱い店が少なくネット直販でも全種類売り切れとなっています。

もし、近所のダイソーで見つけたらすぐに購入したほうがいいでしょう。

※記事中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2024年5月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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