いまからAirPods Proを買いたい場合、意外と悩ましいのが「現行機種を買うべきか」「次世代モデルを待つべきか」。なぜならば次世代モデルに当たる「AirPods Pro 3(第3世代)」は、2024年後半~2025年の発売が噂されており、発表が段々近づいてきている感があるためです。
特にAirPods Pro 2のLightningモデル(2022年発売)のユーザーの場合、2年弱ほど毎日使っているならば、買い替え時期が近いです。USB-Cに変更された2023年に再登場したモデルに買い直すべきか、それとも次世代モデルを待つか、特に気になるのでは。
今回は「いまからAirPods Proを買うならば、現行機種にすべきか、次世代モデルまで待つべきか」解説します。
新型AirPods Pro 3は待つべき?
まず新型AirPods Pro 3(第3世代)の発売時期は2024年秋~2025年冬頃の間ではないかと言われています。
根拠となっているのは、歴代のAirPodsシリーズの発売時期。
これまでAirPodsシリーズは新モデル発売までに2~3年ほど空いています。現在最新モデルであるAirPods Pro 2は2022年9月に発売されているため、2024年後半か2025年が候補となるでしょう。
なおAirPods Pro 3ではさらなる音質の向上に加え、簡単な聴力チェックができる聴力テスト機能など健康機能の追加が噂されています。
AirPords Proの次世代機はApple Vision Proとの一層の連携も期待される
AirPords Proの次世代モデルは、2024年2月にアメリカで登場した「Apple Vision Pro」との一層の連携も強く期待されています。その理由はApple Vision Proは空間コンピューティングに没頭するデバイスで、AirPods Proの適応型オーディオとの相性が極めて優秀なためです。
適応型オーディオは2023年9月に登場したAirPods Proの新機能で、AirPodsを付けていても外の音が聞こえる「外部音取り込み」と、逆に雑音をかき消す「ノイズキャンセリング」を周囲の状況に合わせて自動でコントロールしてくれるもの。現行機種のAirPods Pro 2で単体でこの機能を使っても便利ですが、Vision Proで使うと没頭感を高めたり、逆に人が近づいてきたときに気付くための機能として一層便利です。
この2つのデバイスは組み合わせて使うとより魅力的なため、AirPods Proの次世代機ではVision Pro向けの機能が強化される可能性もあるでしょう。なお「Apple Vision Pro」は2024年下半期に日本を含む各国で発売される予定となっています。
現行機種のAirPodsで十分な場合、どれを選べばいい?
AirPods Proの次世代機には、先にも述べたApple Vision Proとの連携強化など様々な期待が寄せられていますが「そこまで高機能ではなくてもいい」「仮に2024年後半~2025年に登場するのだとしても、発売時期が先すぎる」という方もいるでしょう。
すると、次世代機を待たずに現行機種のAirPodsを買うのもありでしょう。すると候補となるのは「AirPods Pro 2」です。
AirPods Pro 2の価格や各種仕様などは以下の通り。なお充電に関しては2023年に登場したUSB-C仕様を前提としていますが、実際にはLightningモデルの旧仕様のものも存在しています。
また分かりやすいように、比較対象として普通のAirPods(第3世代)の仕様も併記しています。
まず、「AirPods Pro 2」と「AirPods 3」は形状の違いがあります。AirPods Pro 2は「カナル型」。AirPods 3は「インナーイヤー型」。AirPods Pro 2の方が遮音性が高いという特徴があります。
またAirPods Pro 2にはアクティブノイズキャンセリング機能や外部音取り込みの機能がついています。AirPods 3にはそれらの機能はありません。
加えて先にも述べたように、AirPods Pro 2では適応型オーディオ機能を使用できます。やはり遮音性が高く、なおかつ適応型オーディオによって外部音取り込みもノイズキャンセリングも自動で切り替えられるのは魅力的です。
AirPods Pro 3で期待される更なる音質向上や健康機能の追加にあまり関心がない方の場合、次世代機の発売を待たずとも、AirPods Pro 2でも十分に満足できるでしょう。
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