サウンドピーツ「GoFree2」はハイレゾ対応で高音質なのに低価格でコスパよし!

上質なオーディオ機器メーカーとして知られる「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」から、オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「GoFree2」が発売されています。ハイレゾ&LDAC対応で高音質なのに7,880円と低価格なので、ネットでは“ハイレゾ対応モデルとしてはコスパが高い”と高評価。そこで今回は、実際に筆者が音質や使い勝手、気になる音漏れなどをチェックします。

SOUNDPEATS「GoFree2」ってどんなワイヤレスイヤホンなの?

「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」は中国メーカーですが、低価格でも上質なイヤホンメーカーとして定評があります。

以前、首からかけて磁石でくっつくBluetoothワイヤードイヤホン「Q30」シリーズが爆発的にヒットしたので、ご存じの方も多いかもしれません。

そのようなSOUNDPEATSから、23年11月に耳掛け式のオープンイヤー型イヤホン「GoFree2」が発売されています。

GoFree2の特徴は、耳掛け式で耳の穴にイヤホンを押し込まないオープンイヤー型にもかかわらず、LDACという最高音質のコーデックに対応しているため、ハイレゾで音楽が楽しめること。

すでにネットでの評価も高く、プロが毎年選んでいる「オーディオビジュアルアワード(VGP)」では「Bluetoothフロート型イヤホン/左右独立型(1万円未満)」部門で金賞を受賞しています。

GoFree2はハイレゾ対応の高音質モデルでありながら、Amazonでの販売価格が7,880円(24年5月27日現在)と破格の安さ。

というわけで今回は、実際に筆者がGoFree2の音質や使い勝手、気になる音漏れなどについて検証したいと思います。

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サウンドピーツ「GoFree2」はハイレゾ対応で高音質なのに低価格でコスパよし!1

こちらがSOUNDPEATS「GoFree2」のパッケージです。ハイレゾやLDAC、VGP2024金賞のロゴが光っていて高級感がありますが、価格は8,000円以下と格安です(筆者撮影)

SOUNDPEATS「GoFree2」のスペックを確認しよう!

GoFree2の特徴は、何といっても高音質コーデック「LDAC(エルダック)」に対応しているのに、7,880円という低価格であること。

LDACならハイレゾ音源でも精密に音を伝えることができるため、音質にはかなり期待できるでしょう。

さらに耳掛け式のオープンイヤー型なので、ドライバーも大きめの16.2mmを搭載している点も見逃せません。

インナーイヤー型は耳の穴でイヤホンを支えるため、どうしても小型化する必要がありますが、耳掛け式はある程度大きくても耳全体で支えられるため、大きめのドライバーを搭載可能なんですね。

ちなみに、オープンイヤー型は耳にイヤホンを押し込まないので、外の音もしっかり聴こえます。

当然、外の音を軽減するノイズキャンセル機能は搭載していませんが、マイクにはノイズを低減させる機能が搭載されています。

また、イヤホンの大型化はバッテリー容量が増やせるというメリットもあります。GoFree2はイヤホン単体で9時間、充電ケースを併用すると35時間も音楽を聴くことが可能です。

ほかにも、専用アプリ「PeatsAudio」が利用できるので、音質を自分好みに調整できたり、マルチポイントの設定などができるのはうれしいポイント。

●Google Play「PeatsAudio」は→こちら
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デメリットとしては、イヤホンの形状が大きめなので全体的にサイズが大きくて重いこと。

耳掛け式なので、通常のものよりイヤホンや充電ケースが大きくなってしまうのは仕方ありません。通勤通学などで、コンパクトに持ち歩きたいというユーザーは要注意です。

■SOUNDPEATS「GoFree2」のスペック

<イヤホン本体>
【通信方式】Bluetooth Ver5.3
【ドライバーユニット】φ16.2mm
【最大通信距離】10m
【対応コーデック】SBC/AAC/LDAC
【対応プロファイル】A2DP/AVRCP/HFP/SPP/GATT
【バッテリー容量】60mAh
【連続再生時間】9時間(充電ケース併用:35時間)
【充電時間】約1.5時間
【操作】タッチセンサー
【マイク】〇
【ノイズキャンセル機能】マイクに搭載
【マルチポイント】◯
【防水】IPX5
【重量】約9g(片耳)
【サイズ】W35×D18×H51mm(実測)
【専用アプリ】あり
【価格】7,880円

<充電ケース>
【バッテリー容量】450mAh
【充電時間】約2時間
【イヤホン充電回数】約4回
【サイズ】W84.4×D28.9×H65.3mm
【重量】約71g
【充電用接続】USB Type-C

SOUNDPEATS「GoFree2」のスペックを確認しよう!1

こちらがGoFree2の同梱物です。イヤホン本体と充電ケース、取扱説明書、充電用USB Type-C/Aケーブルが付属します(筆者撮影)

SOUNDPEATS「GoFree2」のスペックを確認しよう!2

ロゴがあるところがタッチセンサーになっており、イヤホン先端のカプセル状の部分が、耳たぶに来るように装着します(写真左)。内側には音が出る部分(音導管)があり、ここを耳に着けます(筆者撮影)

SOUNDPEATS「GoFree2」をスマホとBluetoothで接続する方法

GoFree2は、スマホとBluetoothでペアリングして使用します。今回はiPhone 13を使ってBluetoothでの接続方法を紹介しましょう。

まず、初期設定を行っていないGoFree2を充電ケースから取り出すと、自動的にペアリングモードになります。

次に、スマホで設定を開いたらBluetoothをオンにして、「その他のデバイス」に「SOUNDPEATS GoFree 2」が表示されたら、これをタップすればすぐにBluetoothでペアリングされます。

GoFree2をBluetoothでペアリングする手順

GoFree2をBluetoothでペアリングする手順1

イヤホン本体を充電ケースから取り出すと、自動的にペアリングモードが起動します(筆者撮影)

GoFree2をBluetoothでペアリングする手順2

iPhoneの設定を開いてBluetoothをオンにします(左写真)。続いて「その他のデバイス」に「SOUNDPEATS GoFree 2」が表示されたら、これをタップしましょう(右写真)

GoFree2をBluetoothでペアリングする手順3

Bluetoothの設定画面の「自分のデバイス」でSOUNDPEATS GoFree 2が「接続済み」となっていればペアリングは完了しています

なお、SOUNDPEATSでは公式アプリ「PeatsAudio」を用意しています。無料のユーザー登録は必要ですが、アップデートやイコライザでの音声調整などが行えるので、できるだけスマホにインストールしておいたほうがいいでしょう。

●Google Play「PeatsAudio」は→こちら
●App Store「PeatsAudio」は→こちら

耳掛け式のSOUNDPEATS「GoFree2」はどうやって装着する?

GoFree2は形が特殊な耳掛け式なので、ここで装着方法を紹介しておきます。

いくら音質が良くても装着方法が間違っていると、しっかり音楽が楽しめないので、正しく装着できるようにしておきましょう。

GoFree2を装着する手順

GoFree2を装着する手順1

まず、イヤホンの端についているカプセル状の部分を耳たぶの上に掛けます(筆者撮影)

GoFree2を装着する手順2

次に音が出る部分を、指でつまんで回転させましょう。すると、カプセル状の先端の部分が耳たぶ近くまで降りてきます。これで装着は完了です(筆者撮影)

実際にSOUNDPEATS「GoFree2」で音楽を聴いてみた!

それでは、実際にGoFree2で音楽を聴いてみましょう。今回はLDACでハイレゾ音源を聴いてチェックします。

まず驚いたのが、音楽を聴いた瞬間に分かるほど音のクオリティの高いこと。低音はキレとインパクトがあって聴き心地がいい、かと言って中音と高音が埋もれるわけでもなく、しっかりと音が前に来ています。

もちろん音の解像度も高く、音の出どころや反響音の消え際なども細部までじっくりと楽しむことができました。オープンイヤー型でこの解像度の高さは初めての経験です。

実際に「GoFree2」で音楽を聴いてみた!1

実際にハイレゾ音源を聴いてみると、解像度が高くかなり高音質だとすぐに分かります。また、耳に直接音を流し込んでいるような感じがしました(筆者撮影)

一般的に、音量を大きくすると情報量が増えるので、音が良く聴こえがちですが、GoFree2は音量を小さくしても音の情報量が減らないため、微細な音もしっかりと聴くことができます。

ただし、オープンイヤー型なので音が小さいと、外の音にジャマされてしまうこともあるでしょう。

また、GoFree2はイヤホンとしては重いほうですが、実際に装着してみるとフックがあるせいか、重さをさほど感じることもなく、非常に軽い着け心地です。これなら長時間装着しても耳が痛くなることはありませんね。

本体のタッチセンサーは、軽いタッチでも反応してくれるので操作も快適です。

実際に「GoFree2」で音楽を聴いてみた!2

タッチセンサーはロゴ部分にあり、軽いタッチで反応します。また、フックがあるのであまり重さを感じさせず、長時間装着しても快適でした(筆者撮影)

このように、GoFree2は文句なしに高音質で非常に使いやすいイヤホンでしたが、少しだけ気になる部分もありました。

それは、LDACで接続すると“マルチポイント接続ができない”ことです。ハイレゾ音源を楽しむには、マルチポイント接続をオフに設定しなければなりません。

ちなみに、マルチポイント接続をオンにすると「AAC」か「SBC」での接続となります。

マイクは少し音が遠い気がしますが、聴き取りにくいということはありませんでした。オンライン会議や通話では普通に使えると思います。

マイクのノイズキャンセルはなかなか強力で、路上での会話ならキレイに聴くことができます。ただ、そのせいで音が少し遠く聴こえる感じがしました。

そして最後に、気になる音漏れについても検証してみましょう。やはりオープンイヤー型なので、会社のオフィス内で最大音量の40%くらいにすると、2mぐらい離れた人にも分かるほど音が漏れます。

さらに、最大音量の70%くらいにすると、相手には曲名が分かるほどでした。これだと、通勤電車やバスの車内などで使う場合は、ボリュームを大きくできないでしょう。

ただし、テレワークをしているときや、家庭内で家事をしている場合は音漏れも問題ありませんし、逆に外の音が聴こえるため、電話や宅配のチャイム音、赤ちゃんの泣き声なども聞き逃すことがありません。

このような状況なら、むしろGoFree2のオープンイヤー型のメリットが最大限活かされるのではないでしょうか。

まとめ|特に低音のキレが良い!

いかがでしょうか? 今回は、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンSOUNDPEATS「GoFree2」を紹介しました。

評判どおりLDACでの音質は非常に高く、ハイレゾ音源を細部までキレイに再生してくれました。とくに低音のキレが良かったので、ロックなどのインパクトがある楽曲には最適だと思います。

また、イヤホン本体は大きくて重いはずですが、耳掛け式なので、非常に軽い装着感で長時間使っても耳が痛くならない点も評価できるポイントでしょう。

これで価格は7,880円なのですから、ハイレゾ対応モデルとしては、かなりコスパに優れていると言えます。

ただし、ボリュームを大きくするとかなり音が漏れますので、通勤電車ではなく、テレワークや家で家事をする人に向いていると思います。

※文中の価格はすべて消費税込です。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2024年5月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。

西澤浩一
アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

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