iPhoneユーザーに人気の高い「AirPods」。Apple純正品なのでワイヤレスイヤホンとしてはかなり高価ですが、もし、片方だけ紛失してしまうと、かなりショックですよね。そのような場合、AirPodsの片方だけを購入して使うことは可能なのでしょうか? そこで今回は、実際に筆者が中古AirPodsを片方だけ買って実験した結果を報告しましょう。
まずはiPhoneを「探す」アプリで探してみよう!
iPhoneでAirPodsを使っている人ならご存じでしょうが、AirPodsを失くしてもデフォルト状態なら「探す」アプリにAirPodsも登録されています。そのため、もしAirPodsの片方を紛失したとしても焦らず、まずはiPhoneを「探す」アプリで現在地を確認してみましょう。
運よく現在地が表示されたら、AirPodsの近くまで行って「音を出す」機能を使えば、無事に発見できる場合もあります。でも、「探す」アプリでも失くしたAirPodsが見つからない場合は、やはりAirPodsを買い直すか、片方だけを購入して何とかするしかありませんね……。
どこでAirPodsの片方だけを購入できるの?
AirPodsを片方だけ失くしてしまった場合、片方だけを購入する方法はあるのでしょうか? まず、片方だけを確実に新品で購入したい場合は、Apple公式サイトの修理サポートを利用しましょう。
実際に調べてみると、AirPods(第3世代)の片方だけの価格は1万1,400円で、注文してから到着まで7~10日ほどかかります。AirPods(第3世代)の新品価格は2万6,800円ですので妥当な価格なのですが、正直言って1万円超えは厳しいと感じる人も多いでしょう。
AirPodsの片方だけを、もう少し安く買いたいなら、Yahoo!ショッピングや楽天市場などを探してみましょう。ほかにも、イヤホン専門店「eイヤホン」などでも入手することが可能です。ただし、未使用品は1万円近くしますし、中古のCランク品でも5,000円~6,000円程度が相場でした。
●eイヤホン(公式)は→こちら
さらに安く買いたいとなると、多少リスクは伴いますが、やはりメルカリやYahoo!オークションなどのフリマアプリを利用することになるでしょう。AirPodsの片方の相場は3,000円~4,000円程度です。
結局、今回筆者は少しでも価格を抑えるためフリマで3,980円の中古を購入しましたが、果たしてちゃんと使うことができるのでしょうか?
なお、Apple公式サイトには「AirPodsは1つの Apple IDに関連付けることができます。ほかの人が使っていたAirPods (第3世代) または AirPods Pro (第1または第2世代) を使う場合は、まず、前の持ち主の Apple ID から AirPods を削除してもらう必要があります」との記述があります。もし、フリマや個人売買で入手するときは、元の持ち主のApple IDからAirPodsが削除してあることを確認しておいたほうがいいでしょう。
どうすれば片方だけ購入したAirPodsを使えるようになる?
そもそも、「AirPodsを片方だけ買ってきて、普通に使えるようになるのか?」と疑問に思っている人も多いと思いますが、結論から言うとちゃんと使うことができました。実は、AirPodsには設定をすべてリセットする方法があり、元からあるAirPodsと中古で買ったAirPodsの両方を充電ケースに入れて、リセットを行えばOKなのです。
AirPodsのリセット方法は簡単です。AirPodsを充電ケースに入れてフタを閉じて30秒待ちましょう。そのあと、充電ケースのフタを開けた状態で、充電ケース背面の設定ボタンを15秒長押しすると、充電ケース前面にあるステータスランプがオレンジ色から白の点滅へ変わります。白の点滅へ変わったら、通常どおりAirPodsとiPhoneをBluetoothでペアリングすれば完了です。
筆者のAirPodsもこの方法で連携が完了し、いつもどおりに音楽を聴くことができました。
●Apple「AirPods や AirPods Pro をリセットする方法」は→こちら
AirPodsやAirPods Proをリセットする手順
まとめ
いかがでしょうか? 今回はAirPodsの片方だけを失くした場合の対処方法について紹介しました。中古のAirPodsを片方だけ購入しても、充電ケースに入れてリセットすれば使うことができますので、ぜひ諦めずにチャレンジしてみてください。
ただし、中古のAirPodsには不具合がある可能性もあります。もし、そのようなリスクを冒したくないのであれば、多少高くついてもApple公式のサポートにお願いするのが確実でしょう。