ダイソーで1,100円のiPad用タッチペンを2万円超のApple純正Apple Pencilと比較してみた!

iPadを購入したらタッチペンも欲しくなりますよね。でも、Apple純正品は安くても1万円、高いものだと2万円以上します。そのようななか、ダイソーではApple Pencilによく似た「静電容量式充電タッチペン」がたった1,100円で販売され、ネットでも話題となっているのです。そこで今回は、ダイソーのiPad用タッチペンが本当に使えるのか? Apple純正品とどこが違うのか? について検証してみます。

ダイソーで1,100円のiPad用タッチペンってどんなもの?

最近のダイソーではスマホやパソコン用品が充実していますが、今日紹介するのはiPad用タッチペン「静電容量式充電タッチペン for iPad」です。Apple純正品だと安いものでも1万円、高いものは2万円以上もしますが、ダイソーのタッチペンは、たった1,100円で買えるのです!

●ダイソー「静電容量式充電タッチペン for iPad」は→こちら

こちらがダイソーで1,100円の「静電容量式充電タッチペン for iPad」です。パッケージ裏には対応機種も書かれていますので、購入前に必ず確認しましょう(筆者撮影)

パッケージの同梱物はタッチペン本体と取扱説明書だけでした。充電用のUSBケーブルは付属しません(筆者撮影)

ここまで安いと、逆に不安になってしまう人も多いと思いますので、今回は実際に筆者が購入してApple純正品とはどう違うのか確認してみたいと思います。

そもそも、ダイソーの静電容量式充電タッチペン for iPadは、Apple Pencil(第1/2世代)に対応しているiPad、iPad Air、iPad Pro、iPad mini(2018年モデル以降対応)で使用することができます。細部はいろいろ異なる部分もありますが、パッと見ではApple純正のApple Pencil(第2世代)と同じようなサイズ感で、握った感じも悪くありません。

ダイソーのタッチペンとApple純正のApple Pencil(第2世代)を並べてみました。パッと見はよく似ておりサイズ感もほぼ同じ。重量はダイソーのほうが5gほど軽いようです(筆者撮影)

■ダイソー「静電容量式充電タッチペン for iPad」

【対応機種】Apple Pencil(第1/2世代)に対応しているiPad、iPad Air、iPad Pro、iPad mini(2018年モデル以降対応)
【サイズ】9×167mm
【重量】約13g
【充電】USB Type-C
【動作時間】約4時間
【充電時間】約30分
【定格充電】5V/0.4A
【バッテリー容量】105mAh
【価格】1,100円
【機能】パームリジェクション対応/傾き検知機能対応
※筆圧感知機能は非対応

Apple純正のApple Pencilとは何がどう違うの?

それでは、ダイソー「静電容量式充電タッチペン for iPad」と、「Apple Pencil(第2世代)」がどのように違うのかを確認しておきましょう。

まず、Apple Pencil(第2世代)はiPad本体に磁気でくっつけるだけでBluetoothでのペアリングが自動設定され、それと同時にワイヤレス充電も開始されます。

Apple Pencil(第2世代)はiPad本体に磁気でくっつけるだけで、ワイヤレス充電が行われます。また、このときBluetoothでのペアリングも自動的に行われます(筆者撮影)

ダイソーのタッチペンも、磁気でiPadにくっつきますがワイヤレス充電機能はなく、別売りのUSB-Cケーブル+ACアダプタを使って充電しなければなりません。ちなみに、30分の充電で約4時間ほど動作します。

ダイソーのタッチペンは磁気でiPad本体にくっつきますが、ワイヤレス充電はできません。しかも、充電口のキャップがジャマでiPad miniには真っすぐつきません(筆者撮影)

ダイソーのタッチペンはシリコンキャップを取ってUSB-Cケーブルで充電しますが、外したシリコンキャップを失くしそうで、少し不安になります(筆者撮影)

ただし、ダイソーのタッチペンはiPadで使うときBluetoothでのペアリングは必要ないので、タッチペンの先をダブルタップして電源オンにすれば、すぐに使える手軽さもあります。

ダイソーのタッチペンは、先をダブルタップするだけで電源がオンになり、Bluetoothでのペアリングなしですぐに使えます(筆者撮影)

ちなみに、今回の検証ではiPadで両方のタッチペンを同時に使うことはできませんでした。

Apple Pencilをペアリングしているときにダイソーのタッチペンを使う場合は、BluetoothをオフにしてiPadから少し離す必要があります。逆にダイソーのタッチペンを使っているときに、Apple PencilをiPadに磁気でくっつけると、自動的にペアリングされて使えるようになりました。

ダイソーのタッチペンは想像以上に使える!

それでは実際に2020年発売の「iPad Air(第4世代)MYFN23J/A」で、ダイソー「静電容量式充電タッチペン for iPad」と「Apple Pencil(第2世代)」を使って文字を書いてみましょう。

まず、Apple PencilはApple純正なので当然ながらとてもスムーズな書き心地です。次に、ダイソーのタッチペンのほうですが、実際に文字を書いても遅延などはあまり感じず、とてもスムーズでした。

もちろん、Apple Pencilと同じように、画面に手が触れても誤動作をしない「パームリジェクション」に対応しますし、ペンを傾けて線の太さが変わる「傾き検知機能」にも対応しますので、文字や簡単な図形などを書くのにストレスはまったくありません。正直言って、Apple Pencilとダイソーのタッチペンの差はほとんど感じませんでした。

ただし、Apple Pencilは筆圧感知機能に対応しますが、ダイソーのほうは非対応です。もし、本格的にiPadでイラストを描きたいという人は、この点に注意してください。

こちらはApple Pencilで文字を書いているところです。Apple純正なので当然ですが、とてもスムーズな書き心地でした(筆者撮影)

こちらはダイソーのタッチペン。文字や簡単な図形などを書く限りはとてもスムーズで、ほとんどApple Pencilとの差は感じませんでした(筆者撮影)

実際に書いた文字で比較してみましょう。上がApple純正品で下がダイソーです。ダイソーのほうも傾き検知機能に対応するので、同じような書き味です

次に、2019年発売の「iPad mini(第5世代)MUU52J/A」でテストしてみます。Apple Pencilは「iPad mini (第6世代)」以降でないと対応しないので、当然のことなんですがBluetoothでのペアリングができず、まったく使えませんでした。

しかし、ダイソーのタッチペンは、2018年以降のiPad miniに対応するので、電源オンですぐに使えます。もし、やや古いiPadで使いたいときはダイソーのほうがいいかもしれません。

Apple Pencil(第2世代)はiPad mini (第6世代)以降でないと対応しないので、2019年発売のiPad mini(第5世代)ではBluetoothでのペアリングができず、まったく使えませんでした(筆者撮影)

ダイソーのタッチペンは、2018年以降のiPad miniなら対応するので、iPad mini(第5世代)でも問題なく使用できました(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はダイソーで1,100円の「静電容量式充電タッチペン for iPad」を実際にiPadで使用してみました。その結果は、2万円以上する「Apple Pencil(第2世代)」と同じようにスムーズに使うことができ、しかも、少し古めのiPadでも使用できて大満足です。

もちろん、ダイソーのタッチペンは筆圧感知機能に対応しませんし、フル充電でも4時間しか持たないので、本格的にiPadでイラストを描きたい人は注意してください。

※記事内の商品情報は筆者購入時点(2024年10月)です。店舗により在庫切れ、取り扱っていない場合があります。

オトナライフ編集部
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