実際に、ENC搭載ANCワイヤレスイヤホンをスマホとBluetoothで接続してみましょう。今回はiPhone 13を使って接続方法を紹介します。
ENC搭載ANCワイヤレスイヤホンを充電ケースから取り出すと、電源が入りLEDランプが白に点滅して、自動的にペアリングモードに入ります。この状態でiPhoneの設定を開きBluetoothをオンにしたら、「新たな接続先」で「seald music」を検索しましょう。「seald music」がENC搭載ANCワイヤレスイヤホンの名称ですので、これをタップすればすぐにBluetoothでペアリングされます。
Bluetoothでスマホとペアリングする手順(iPhone)
ENC搭載ANCワイヤレスイヤホンのノイキャンはどうなのか試してみる!
それでは、「ENC搭載ANCワイヤレスイヤホン」で実際に音楽を聴いてみましょう。
まず、「ノーマルモード」ですが、聴いたときの最初の印象は“音がこもってボヤっとしているな……”です。音が平坦で、低音、中音、高音のメリハリがありません。ちょっと、音楽を楽しむ目的には向いていない感じがしました。
コーデックをSBCからAACに切り替えても音質に大差なく、ちょっとガッカリです。ただ、イヤな感じの鋭い音ではないので、BGMを”ながら聴き”するような使い方ならいいかもしれません。
次に、注目のノイキャンについては、そもそもイヤーピースがピッタリなので、ノーマルモードではあまり周りの音が聴こえません。音楽を再生しない状態「ノーマル(ノイキャンなし)」「環境音取り込み」「ANC」を試したところ、機能による音の違いはなんとなく実感できました。しかし、実際に「ANCモード」で音楽を再生してみると、わずかに外部の雑音が軽減され、少し音楽に集中できるかな? といった程度の効果しか感じられません。
また、「環境音取り込みモード」はあまり機能しておらず、音楽を再生してみても、外部音はさほど入ってこないので、ノーマルモードとの差はあまり感じませんでした。おそらく、元の音がボヤっとしているので、周囲の音がかき消されてしまっているのだと思います。
なお、イヤホン本体のタッチセンサーの反応はいいのですが、ANCなどのモード切り替え操作は長押しになるので、イマイチ操作しにくいのが不満です。モード切り替えについては、1回のタッチでサクッと切り替えられるといいと思いました。
まとめ
いかがでしょうか? 3COINSで3,300円という激安価格のノイキャン対応ワイヤレスイヤホン「ENC搭載ANCワイヤレスイヤホン」は、ボヤっとした音質なので、ハッキリ言って音楽を楽しむには向いていません。
ANC機能もありますが、音楽再生時にはノイキャン効果が薄くてかなり残念な感じでした。やはり、ノイキャン効果を期待するなら、それなりの価格のものを購入しないとダメですね。
※文中の価格はすべて消費税込みです。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2024年10月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。