ノイキャン対応のAirPods Proも発売され、ますます人気のAirPodsシリーズ。おトクに手に入れようと、メルカリなどのフリマアプリを利用する人もいるだろう。しかし、最近は偽物の出品が多発。間違っても掴まないように注意したい。
偽物を掴まされる被害が増えている
(Image:Mohd Syis Zulkipli / Shutterstock.com)
人気のAirPodsは、品切れを起こすと中々手に入りにくくなる。そのようなとき、一日でも早く手に入れるのに便利なのが、メルカリといったフリマアプリ。価格も新品より安くできるチャンスもあり、利用している人も多いだろう。
これらのサービスを使う場合、普通に取引ができれば問題ないのだが、トラブルが起きたときはちょっとめんどくさい。
最近、特に注意したいのがAirPods。AirPodsによく似た偽物が出回っていることがあり、「偽物を掴まされた!」という声が増えてきているのだ。AirPodsの偽物は、本物そっくりなので、商品画像だけではわからないことが多い。そのため、商品画像と価格だけで飛びつかないようにしよう。
「偽物だった」という声が、mercari Boxにも投稿されている。このように偽物のAirPodsが出品されていることが増加中だ
偽物を見分ける方法
①日本語が怪しくないかをチェック
偽物を見分ける方法の基本は、商品の説明が怪しくないかをチェックすること。特に日本語がおかしいものは疑ったほうがよい。
チェックしておきたいポイントのひとつは句読点の使い方。句読点がやたら多かったり、逆にまったく使われていないようなものは、詐欺である可能性が高い。
また、「支払い後電話を残してください。問題があったら連絡してもいいです。ご迷惑をおかけしました」のように、日本語がイマイチ成立していないようなものは避けたほうがよい。
これはフィッシング詐欺などを見抜く方法でもあるので、説明文などのチェックは必ず行うクセをつけておいたほうがいいだろう。
②価格が安くないかをチェック
AirPodsは人気が高いため、あまり値崩れを起こさない。そのため、極端に安く出品されているものは、まず怪しいと思ったほうがいいだろう。
注意が必要なのが、相場よりも微妙に安く出品されているもの。このような出品は、偽物の出品が混ざっていることがある。このような出品の場合は、説明文や出品者の評価などを必ずチェックして信用できるかを確認するようにしたい。
③購入証明書があるかをチェック
AirPodsが本物かどうかを確認するのに、最も確実な方法は「購入証明書」があるかどうか。メルカリやヤフオクなら出品者に問合せできるので、購入前に確認しておいたほうがいいだろう。
もし、とぼけた返事しか来なかったり、拒否されるような場合は購入を控えたほうがよい。
偽物を掴まされたら事務局へ問い合わせる
もし偽物を掴まされてしまった場合、まずは出品者に問い合わせる。メルカリの場合は、問い合わせる前に「受取評価」を絶対に行わないように注意しよう。もし受取評価をしてしまうと、返金や返品の対応が難しくなってしまう。
出品者に問い合わせる際は、正規品との比較画像などを用意し、届いた商品が偽物であることを連絡。その上で返金や返品などの交渉を行う。
返品となった場合、このような出品者との間では「欠品していた」などと言いがかりを付けられるケースも少なくない。トラブルを避けるためにも梱包時の写真や動画を撮っておくようにしよう。
出品者が交渉に応じない場合は事務局へ相談する。メルカリは「疑わしきは罰せず」というスタンスなので、商品が偽物である根拠や取引画面のスクショなどを用意してから相談するのがベストだ。
事務局へ問合せするときは、「マイページ」タブの「お問い合わせ」から行う。問合せする前に、偽物である根拠と取引画面のスクショなどを用意しておこう
AirPodsの偽物は、非常にそっくりなので商品画像だけでは見分けが付かないことが多い。そのため、メルカリなどを使う場合は偽物を掴まないためにも見抜く力が必要だ。安くない買い物なので、取引には万全を期すようにしよう。