TV番組などでよく見かける「サーマルカメラ」は、視覚的に温度分布がわかる高額な業務用機器だ。しかし、FLIR「Seek Thermal」なら、iPhoneに取り付けるだけで、一般人でもお手軽にサーマルカメラ機能を利用できるようになる!
プロが使う業務用機器の機能をお手頃価格で実現!
(Image: Amazon.co.jp)
サーマルカメラ(サーモグラフィ)といえば、TVのバラエティ番組などでよく見かける熱を視覚化できる機器。実際には、建物の断熱効率、エンジンや電子機器の熱交換&排熱チェックなど、工場や建設現場、大学の研究室などで幅広く利用されている。基本的には業務用機器なので安くても5万円、高いものは数十万円はする代物だ。
そのサーマルカメラ機能を、iPhoneに取り付けることで一般人でも手軽に利用できるようにしたのが、このFLIR「Seek Thermal」である。価格は3万円弱するが、業務用のサーマルカメラの価格を考えれば、破格の安さだろう。対応するiPhoneは5/5c/5s/6/6 Plusなどで、保証はできないが実際にはiPhone 7でも利用できるようだ。基本的な操作は簡単で、FLIR「Seek Thermal」をLightningコネクタでiPhoneと接続し、専用アプリを利用すれば写真や動画を保存できる。
家の断熱状態やペットの検温にも利用できる
(Image:thermal.com)
格安で入手できるサーマルカメラFLIR「Seek Thermal」だが、内蔵されている赤外線探知サーマルセンサーは、かなり本格的。-40℃~330℃の範囲で温度検出でき、3万2000以上のサーマルピクセルを誇る。これはひと昔前の業務機器並みの性能だ。また、12μピクセルピッチの酸化バナジウムマイクロボロメータ・カルコゲナイドレンズを採用しているため、リアルタイムでの温度変化をキャッチ! 人の歩いたあとに残る「足跡」の熱も捉えることができるほどの高性能である。
FLIR「Seek Thermal」があれば、家の壁やサッシの断熱状態や、ペットの検温、AV機器等の発熱状態など、一般家庭でも意外と利用できる場面は多いだろう。
(Image:thermal.com)
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