ワイヤレス充電器の使い方! 充電したいときってどうすればいい?

最近はワイヤレス充電に対応したスマホが増えてきた。いちいちケーブルにつながなくてもスマホを置くだけで充電ができるので、対応機器を持っている人ならぜひ使用をお勧めしたい。しかし、ワイヤレス充電するときは、いくつかの注意が必要なのでぜひ覚えておこう。

ワイヤレス充電のメリットって何?

 ワイヤレス充電とは、充電に使うコードをつながなくても充電できる仕組みのこと。ペアリングなどの必要はなく。専用の充電パッドの上にスマホを置くだけなので、手間がかからないのが最大のメリットだ。
 スマホのワイヤレス充電は、国際標準規格「Wireless Power Consortium(WPC)」が策定した「Qi(チー)」と呼ばれる規格が利用される。手持ちのスマホが「Qi」に対応しているならば、「Qi」対応の充電パッドを用意するだけでよい。
 ワイヤレス充電のデメリットは充電時間が遅いこと。急速充電に対応したものもあるが、ケーブルを使った充電よりは時間がかかる。普段はワイヤレス充電で急いでいるときはケーブル充電といったように使い分けるといいだろう。

「Qi」対応の充電機器は、多くのメーカーから発売されている。急速充電や付加機能が付いたタイプは高価になるので、必要な機能を抑えた上でチョイスするのがお勧めだ

ワイヤレス充電にはここに注意

ワイヤレス充電は間に何も置かず、正しい充電位置に置くことが重要。そのため、カバーなどは外して充電する。クレジットカードや交通系ICカードが間にあると、カードを破損する恐れもあるので注意しよう。また、設置場所が高温になると充電が自動停止するので、涼しい場所に設置するようにしよう

 ワイヤレス充電するときは、本体と充電パッドの間に何も置かないのが原則だ。スマホにカバーを付けていると充電に時間がかかったり充電されないケースがある。また、磁気テープやRFIDチップを搭載したカードが間にあると、カード内のデータが破損する恐れがある。Suicaなどの交通系ICカードやクレジットカードをスマホケースに収納している人は特に注意したい。充電パッドの中には異物を検知すると充電を停止するものもあるので、不安な人はこの機能の有無をチェックしておくといいだろう。
 ワイヤレス充電時、バッテリーが高温になると自動的に停止する。たとえば、暖房が直接あたるような場所は、すぐに温度が上がり停止する恐れが高い。充電パッドは涼しい場所に設置するようにしよう。
スマホからの通知にバイブを使っている人も多いと思うが、バイブによってスマホが動いて充電位置からずれてしまい、充電ができていなかったというケースもある。マナーモード時はバイブをオフにするように設定しておくのがお勧めだ。

バイブでスマホが動いてしまって充電されていなかったというケースは多い。マナーモード時、バイブをオフにしておけばこのような事態を防げる。iPhoneの場合、設定画面→「サウンドと触覚」を開き、「サイレントスイッチ選択時」をオフにすれば、マナーモードでバイブによる通知をオフにできる

ワイヤレス充電はスマホを置くだけなので、ケーブルをつなぐ手間から解放してくれる。正しい使い方を守って、スマホ生活をさらに快適にしよう。

文=すずきあきら/フリーライター

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