自由気ままなひとり暮らし。家族の目を気にせず気楽に過ごせるひとり暮らしの楽しさは、経験した方にしかわからないだろう。自分で選んだ家具や小物を並べて、自分だけの空間を作る。社会人にとって、自宅は最も安らげる場所となるため、非常に大切な行為だ。
そんなひとり暮らしで唯一ネックな点があるとすれば、それは収納場所の狭さかもしれない。特にキッチンは、コンロやシンクなど最低限のものを据えるのに精いっぱいで、収納まで考えずに作られていることが多い。
気を抜くといつの間にやら増えた調理道具などがごちゃごちゃしてしまいがちだ。
そんな多くの独身ひとり暮らしの人たちの悩みを解決するかのようなツイートが、話題を集めた。
それがこちら。
ひとり暮らしのおっさんのキッチン見て! pic.twitter.com/xRpUvtGrRP
— チーフ (@SW_Chief) February 22, 2022
整理整頓されつくされている上に、可愛らしいやかんまで置かれたキッチン。この投稿は、あっというまに1.9万いいねを獲得。自称おっさんと可愛いキッチンのギャップが、Twitter民たちに刺さった。
投稿主はTwitterフォロワー数9万4千人を保持するチーフさん。ご本人にお話を伺ったところ、ひとり暮らしのキッチンの収納術の気を付けるべきポイントはたったの2つであった。
ポイント①:壁面をうまく使う
チーフさんの収納術の最大のポイントは、壁をメインの収納場所とすることである。もともとマグネット製であった壁面に取りつけた収納アイテムは、たったの3つ。
マグネット式のキッチンペーパーホルダー、キッチンツールフック、そしてスパイスラック。
いずれも、ホームセンターの『ニトリ』で購入したものだそうだ。スッキリとしている上にとても使い勝手が良さそうである。
料理中、目の前からサッと道具や調味料を取り出す様子が目に浮かぶ。
ポイント②:カウンターに極力ものを置かない
壁面を最大限に利用した上でチーフさんが心がけているのは、カウンター上には極力物を置かないようにすることだそうだ。
確かに、パッと見のスッキリとした印象は、カウンターの上に物がないからだろう。
ほとんどのアイテムが壁面に収められており、まな板とカッティングボードが立てかけられているのを除けば、カウンターに直接置かれているのは電子秤と水道脇の洗剤だけである。ちなみに桐まな板、カッティングボードもニトリのものだそう。
『ニトリ』、おそろしく頼りになる存在である。
ちなみに、「家の近くにニトリがないよ!」という方でも安心してほしい。ニトリのインテリアは、すべてのものが通販で購入が可能だ。『食器棚・キッチン収納』という項目で、今回紹介したものたちが販売されている。
ご自宅のキッチンのサイズを測っておいて、購入を進めるとよいだろう。春から新生活をはじめるよ、という方にも非常におすすめだ。
壁がマグネットじゃない場合は?
ここまで読んで「自分の自宅はキッチンの壁がマグネットじゃないからスッキリさせることはできない!」と、絶望した方もいるかもしれない。
こちらも安心してほしい。
壁面を、マグネット化できる壁紙なども売られている。
こちらのアイテムを使えば、チーフさんのポイントを掴んで、すっきりとした収納が可能だ。これを機に、キッチンをプチ・リフォームしてみるのも良いかもしれない。
おわりに
何かと物が増えがちなキッチンではあるが、壁をうまく利用することによって自分のキッチンもきれいに片づけられそうと思った方も多いだろう。上記2つのポイントを押さえながら、心地よいキッチンに仕上げるための参考にしていただけたら幸いである。
※サムネイル画像(Image:「チーフ(@SW_Chief)さん」提供)
花澤瑠衣
編集/ライター。猫が好き。趣味は読書と酒。数年間のハイボールブームを終えて、現在は空前の芋ロックブームを迎えている。おすすめの焼酎は、だいやめ。
instagram:@lui0710