お菓子とはなんとも罪な食べ物である。美味しすぎるのに、太るし、吹き出物はできる。幸福感に対して、ボディが豊かになっていくことはみなさんもご存じだと思う。そもそも食べ過ぎは健康にも良くない。しかし、分かっていても、ついつい手が伸びてしまう。それがお菓子の魔力なのだ。
大阪在住のWeb漫画家『も~さん』も、そんなお菓子のギルティさに揺れ動いたひとりだ。しかし、パッケージに書いてあった「ある一言」で、その罪悪感が払拭されたのだという。
その出来事を描いた漫画はお菓子の罪悪感に苦しむ多くの人々の共感を集め、Twitterで注目されることとなった。
バターサンド美味しいよ(計2枚です) pic.twitter.com/76bbScCdTh
— も~ (@mori2ta) February 26, 2022
ことの発端はバターサンド
北海道の名店、六花亭といえば耳にしたことがある人も多いのではないだろうか。も~さんはある日、六花亭のバターサンドを購入した。しかしバターサンドといえば、クッキー2枚にバター仕立ての濃厚なクリームとレーズンが挟んであり、美味しいことには間違いがないのだが、たった1枚であってもカロリーが気になってしまうのもまた事実だ。
六花亭のホームページによると、バターサンドはひとつ168カロリー。35グラムほどの小さなビジュアルであるにもかかわらず、1日に摂取できるカロリーのおよそ8分の1を占める。かなりの高カロリーな商品となっている。
ちょうどバレンタインデーとも重なる時期で、お菓子への罪悪感は無視できないものであった。しかしそんな時、も~さんはあるものを見つける。
も~さんを救った『六花亭のバターサンド』に記されたあるひと言
それはパッケージに書いてある一言だった。
『お菓子は大地の恵みです』
この言葉に、も~さんの罪悪感はすぅっと消えた。「大地の恵み」と言われれば、さすがに罪悪感を覚えるのはバターサンドに失礼だ。むしろ心身ともにありがたいものであるとすら感じてくる。
しかし考えてみればその通りなのだ。バターサンドの材料になる小麦粉も砂糖も大地から生まれたものだし、バターだって大地で育った牛から生まれたものである。
この後も~さんは安心して2枚目のバターサンドを口にしたという。
やっぱりおいしいお菓子はやめられない!!
このツイートは多くのTwitter民の共感を呼び、コメント欄は一時北海道の銘菓を上げていくスレッドと化した。
罪悪感から解放されたこともあり、みんな更においしいお菓子を求めて情報交換が活発に行われ始めたのだ。
マルセイのバターケーキ、柳月のバウムクーヘンにあんバターサンド、プレスバターサンド……読んでいるだけで色々食べてみたくなってしまうような、こちらもなんとも罪深いスレッドとなってしまったのである。
スレッドによると、六花亭のバターサンドは冷凍庫でカチカチに冷やしてから食べるのもおすすめだそうだ。
自分のハッピーも守りつつやっていこう
Twitter上の漫画は、も~さんのブログからも読むことができる。他にも日常を題材としたクスっと笑える作品が満載だ。
『も~さんの隙あらば自分語り!』は→こちら
今回のバターサンドに関する漫画は、下記のような文言で締めくくられている。
『なんだか怖いニュースがいっぱいで心揺らぐけど、自分のハッピーも守りつつやっていきたいですね。世の中平和であってほしいよ』
これには深く頷く編集部であった。ぜひみなさんも、北海道の大地の恵みを楽しみつつ、ハッピーに生活してほしい。
※サムネイル画像(Image:「も~(@mori2ta)さん」提供)
花澤瑠衣
編集/ライター。猫が好き。趣味は読書と酒。数年間のハイボールブームを終えて、現在は空前の芋ロックブームを迎えている。おすすめの焼酎は、だいやめ。
instagram:@lui0710