何かと忙しい毎日の中、時間は有効に使いたいものだ。「ドライヤーをかけている間の時間がもったいない!」「その間に電話をしたい!」。そんなことを思った経験はないだろうか!?
実はiPhoneには、それを可能にする機能が備わっている。
らっとさん(@ratracer1985)が投稿したこちらのツイートが、話題になっている。
独り占め嫌いなのでシェア。「声を分離」機能を使うと、自分の声以外の雑音がカットされる。Twitterスペース、Zoomなど、会話可能な時に、画面の右上隅を下スワイプ。コントロールセンターの「マイクモード」をタップして「声を分離」に変更。「いいね」「リツイート」で知識をどんどんシェアしよう。 pic.twitter.com/2Z2GmKPlOK
— らっと (@ratracer1985) February 4, 2022
声の分離機能を使うことで、自分の声以外の雑音がカットされる『マイクモード』を紹介したものだ。
声を分離できる! 『マイクモード』とは?
さまざまな機能を持つ『iPhone』。そして、2021年9月リリースの基本ソフト「iOS 15」から対応している機能が、『マイクモード』にある「声を分離」モードだ。
Appleでは「FaceTime」の機能として紹介されているが、他の通話アプリでも使用は可能となっている。
通話やFaceTime、Slackなどで会話をする際に、「声を分離」モードを選択。iPhoneが周囲のノイズを最小限に抑え、自分の声を前面に押し出してクリアに届けてくれる。
2020年より始まったコロナ禍により、リモートワークをしている人も多いだろう。電話以外にも、スマホでZoom会議を行う機会が多い人にも、ぜひ試してもらいたい機能だ。雑音が気になるので除去したい、同居家族の音声をカットしたいといった要望を叶えてくれる。
ただし、『Discord』『Skype』などの、電話回線を使って通話する「電話アプリ」では使用できないので注意しておこう。
3種類のマイクモードとは?
マイクモードとは、通話中にマイクが拾う音の範囲を変更する機能で、次の3種類がある。
・標準モード
補正がなく一般的な通話に使われるモード
・声を分離モード
周囲のノイズを低減して声を優先的に拾うモード
・ワイドスペクトルモード
環境音や音楽などもそのまま拾うモード
使ってみるとお分かりいただけるだろうが、iPhoneは自動的にかなり細かく音声を分類してくれる。
注意しておきたい点として、『ワイドスペクトルモード』は、イヤホン接続中には使用できない。覚えておこう。
マイクモードを変更して、「声を分離」モードにするのは超簡単。
1.アプリで通話中にコントロールセンターを開く。
2.コントロールセンターの「マイクモード」をタップする。
3.「声を分離」に変更。
なんと、それだけで終了!
この設定をしておくと、イヤホンマイクでも雑音が減るのだ。
なお、この便利な機能は「iPhone XR」以降の機種で対応可能。自分のiPhoneでも使えるかどうか、すぐに確認してみよう。
「使えない!?」 と、思ったら
インターネット上には、条件が揃っているのでこの機能を使用してみたけれど、「使えなかった……!」という声もある。
そんなときには、下記のことを確認してみよう
・iOS15にアップデートしてあるか
・マイクを使用しているか
とくに、マイクを使用しているタイミングのみでしか、変更画面は表示されないので注意が必要だ。
この「声を分離」モード、活用してその便利さに驚いた人が多いようで、「iPhone使っててよかったーの瞬間w」「これで母ちゃんの声がスペースに入らなくてすむ!?」等々、驚きと感激の声が多数あがっている。
らっと(@ratracer1985)さんのツイートには、今現在、多数の「いいね」がついている。
こんな風に、iPhoneには便利なのに意外と知られていない機能がたくさんある。触ったことのないボタンを押して色々と試してみるのも、おもしろいかもしれない。まずは、『マイクモード』を試して、その便利さを体感してみてほしい。
※サムネイル画像(Image:「らっと(@ratracer1985)さん」提供)