東北の人にみかんを送ろうとして
宅急便の人「クール便ですね?」
私「え?常温でいいです」
宅急便の人「クール便で送らないと
凍って腐りますよ?」と言われた時のカルチャーショック
— potiko (@potikochocolate) February 8, 2022
冷凍食品や腐りやすい食べ物を発送する際に、冷蔵・冷凍状態で配達をしてくれる『クール便』。外出自粛や在宅勤務の影響などで、様々な地域のご当地グルメなんかをネットで取り寄せることも多くなった昨今、みなさんも一度はクール便の荷物を受け取ったことがあるのではないだろうか。
そんな中、2022年2月8日に投稿された、potiko @potikochocolateさんの「東北の人にみかんを送ろうとしたらなぜか『クール便』を勧められたので、理由を聞いたらカルチャーショックを受けた」というツイートが反響を呼んだので、ご紹介したいと思う。
「凍って腐る」という驚きのワードが飛び出した
東北に住んでいる人へみかんを送ろうとしたpotikoさんは、冬場であれば気温も低いので、通常配送を選択しようとしていた。しかし、宅急便の人からは「クール便で送らないと、凍って腐りますよ」との予想外の返答が返ってきたのである。
「凍って腐る」とのパワーワードに、思わずカルチャーショックを受けたpotikoさんは、ツイッターに一連の流れを投稿。すると、そのツイートを読んだ人たちから、「その考えは無かった!」「こ、凍って腐る!?」などの驚きの声が続々と上がった。
寒い地域に関しては、保温のためにクール便が必要!
なぜ、クール便を使わなければ、「凍って腐る」のか。まるで、謎かけのようなこの一連のやり取りをもう少し分かりやすく解説しよう。
そもそも、気温が氷点下になることも多い東北地方では、通常の配送でみかんを送ると、まれに凍ってしまうことがある。ここまではなんとなく理解が出来るのではないかと思う。問題はここからで、1度凍ったみかんは表面に傷が付くことが多い。もしも自然解凍された場合、傷から細菌が入り込むため、それが繁殖して腐ってしまうというのである。そういった事故を防ぐためにも、通常配送よりクール便で送った方が、温度管理が出来て安全、というわけなのだ。
potikoさんが受けた衝撃と同じように、ツイッター内では「北海道って冬は冷蔵庫いらないと思っていたら、牛乳が凍ると商品にならないので冷蔵庫に入れるって紹介していた」や、「北海道出身の子が、凍ったら困るものを冷蔵庫に入れる、屋内でも普通に凍ると言っていた」などの意見が飛び交った。
まさに「寒い地方あるある」だそう
実際に東北に住んでいる人や、知り合いが寒い地方に住んでいる人たちからは、そもそも冬場は「冷蔵庫の方があったかい」、「凍ったら困るものを冷蔵庫に入れる」、「冷蔵庫の役目は温度管理」などの、関東よりも西に住んでいる筆者からすると目から鱗の意見も多数寄せられていた。
また、「冷蔵庫に入れていたとしても、豆腐や糸こんにゃくが凍ってしまった」との投稿や、「ドリンクを冷やそうとベランダに出しただけで、凍って飲めなくなった」などの寒い地方ならではのエピソードも複数飛び出した。これだけでも、極端に寒い地方は生活するのに工夫が必要そうなのは想像に難しくないが、中には「クール便じゃないと凍るから、電子機器をクール便で送ったりする」という衝撃のエピソードまで寄せられていたのである。
西日本出身の筆者は、寒い地方に住む知り合いはほとんどいないため、配送時にはこうしたちょっとした配慮が必要だということも、今回のツイートを読んで初めて知った。
みなさんも、もし食べ物を寒い地域へ配送することがあれば、冬場でも「クール便」をご検討いただくことをオススメする。名称としては非常にややこしいが、冷やすためではなく、冷やし過ぎないために、上手に「クール便」を活用してほしい。
農家版トレーディングカード『農カード』とは!?
バズったら宣伝可能と先祖のお告げ#農カード ご存知ですか?
農家版トレーディングカードで
農カード付作物は各農園の
販売サイトや産直ECで買えます農業に情熱の炎を燃やす方が参加してるので美味しいです(*´ڡ`●)
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— potiko (@potikochocolate) February 9, 2022
●「農カードPROJECT」は→こちら
さて最後に、今回のツイートが反響を呼んだpotikoさんオススメの「農カード」をご紹介しよう。農カードとは、全国の農家が「農業をもっと身近に感じてもらいたい」と立ち上げたプロジェクトの一つで、いうなれば農家のトレーディングカードである。「農カードPROJECT」に参加している各農家さんから農作物を購入すると、カードを1枚配布されるので、どんな人が身近な米や野菜、果物、肉を育てているのかを知るツールとしても、集めて眺めてみるのは楽しいかもしれない。
筆者は以前、全国のマンホールの絵が描かれた「マンホールカード」というものを、狂ったように集めてまわっていた時期がある。こちらもかなり長い間、趣味のひとつとして楽しませてもらった。「農カード」は、実際の農家さんのブロマイドのような形式になっているため、生産者の思いやこだわりが、より身近に感じられるので、お子さんの教育なんかにも良いのではないだろうかと思う。ぜひ気になった人はチェックしてみて欲しい。
花澤瑠衣
編集/ライター。猫が好き。趣味は読書と酒。数年間のハイボールブームを終えて、現在は空前の芋ロックブームを迎えている。おすすめの焼酎は、だいやめ。
instagram:@lui0710