「うちの猫が餌を食べてくれない…」
こんなお悩みを抱えた愛猫家はいるだろうか。 実は猫は気分屋なことも相まってか、、自身の健康とは関係なく、なぜか食事をとらなくなることが少なくない。
このまま同じフードを出し続けても、一向に食べてくれそうにない。かといって、袋の中にはまだたくさん残っているので、捨てるのも勿体ない。いったん別のフードに切り替えたとしても、その間に今のフードが劣化してしまうかも知れない……。
ひとつを解決しようとすれば、あちこちで別の問題が発生してしまう。
これはなかなか頭を悩ませてくる問題なのだ。
しかし先日、多くの人が頭を抱えるこの問題を、一発で解決に導いてくれるツイートがTwitterの海に放たれた。
「猫のプロ」とはいかなる人物か?
2万3千ものいいねを獲得したこのツイートの主は、「猫のプロ」としてさまざまな情報発信を行っているコルメルさん。
ご自身も保護猫2匹と生活している愛猫家だ。
猫の飼育に役立つ情報発信を活動の中心としており、現在Twitterのフォロワー数は3,000人にものぼる。
「猫のプロ」を名乗るくらいなのだから、さぞ昔から猫に囲まれて生きてきたに違いない、と思われがちだが、実は数年前(本記事は2022年執筆)までは猫の知識はゼロであったという。
きっかけは2015年、保護猫を引き取ったことだった。猫と暮らしていくうちに「猫について詳しく知りたい」という思いが芽生え、一心不乱に勉強するようになった。
現在は「キャットケアスペシャリスト」「キャットフレンドリーパーソン」「キャットシッター」と猫にまつわる3つの資格も保持している。まさに猫のプロだ。
猫はなぜ食べなくなるのか?
そもそもなぜ猫は、突然ご飯を食べなくなるのだろうか?
このツイートのリプライ欄に、きちんと回答がなされていた。
猫には「ネオフィリア」という習性がある。
これは自然界で生き残るために、新しい食べ物を積極的に好むという習性だ。
確かに、もし限られたものしか食べられなかったとしたら、環境の変化などでその食べ物を獲ることがことが出来なくなった場合、食べるものが無くなってしまう。
さまざまなものを食べられた方が、生き残る可能性も高くなる。
シンプルだが非常に理にかなった習性といえるだろう。ちなみに、猫に偏食が多いのもこの習性からだという。
最強の方法
猫に備わった習性がもたらすものなのであれば、ご飯を食べなくなってしまうのも仕方ないことなのかも知れない。しかし「仕方ない」で済ませてしまう訳にはいかないのもまた事実だ。
そこで、コルメルさんの提案がいきてくる。
キャットフードにだしパックを入れるだけであれば、わざわざ新しいフードを買う必要もなくなるし、簡単に風味を変えることができる。
余計な薬や添加物なども入れる必要がないので安心なところも、大きな利点だ。
手軽にできて、安心もできる。まさに最強の解決方法である。
ただ注意したいのは、だしパックの香りをつけたフードにも飽きてしまうという点だ。
残り少ないフードにそのまま入れるのは良いかもしれないが、まだたくさん残っているようであれば、小分けにしてだしの香りをつけた方が良いだろう。
おわりに
簡単にできて、コストもかからない。そのうえ猫にもとっても満足できる。
人間と猫の両者にとってウィンウィンな解決方法が提示できるとは、さすが猫のプロである。
コルメルさんの情報は、単なる猫好きの人の知恵袋に終始するのではなく、資格保有者として医学的・数値的な観点からの知見も織り交ぜられているので信頼感がある。
そんなコルメルさんのブログは→こちら
愛猫家にとって頼りにしたい情報が満載となっているので、是非一度チェックしてみてほしい。
※サムネイル画像(Image:「コルメル 猫専門家(@xCOLMELx)さん」提供)