上靴や体操服、給食エプロンにナフキンなど、小学校で必要な学用品の中には、結構な頻度で家に持ち帰って洗わなければいけない物が存在する。低学年であれば、その洗濯は、ほぼ母親の担当になることが多いが、汚れたものを家に持って帰るところまでは、どう頑張っても子ども本人にしかできない。
2022年4月24日に投稿された、タナボタばんざい@Ankosriさんの「上靴を学校に忘れ続けること一年。お目にかけるのが申し訳ない、洗ってもこの色ですよ。そこで母は考えた↓」というツイートには、息子さんの上靴の写真が添えられており、左右の上靴の中に黒のマジックで「金曜に持ち帰れ」「土曜には洗え」と書かれている。この投稿には、1.9万件を超える「いいね」がつき、多くのツイッターユーザーの反響を呼んだ。
今回は、ツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまコメントをご紹介したい。
靴の中にひとこと
小学生の上靴は、意外と汚れが付きやすいので、本来であれば1週間~1か月の頻度で持って帰って洗う必要がある。しかし、上靴を持って帰るのを1年間もの間、忘れ続けた息子に対して、投稿者のタナボタばんざいさんは、脱ぐたびに見える場所に、注意文を書くという手段に出たのだった。
うっかり持ち帰り忘れたのか、面倒くさかったのかは不明だが、そんな息子への警告は「金曜に持ち帰れ」「土曜には洗え」と、マフィアのボスのような命令口調となっており、「さもなくば~」と続きそうな気迫さえ感じる。「金曜に持ち帰ってね」「土曜日に洗おうね」というような、お願いスタイルだった頃もあるのかもしれないが、1年という月日がタナボタばんざいさんの語気を強めたのだろう。
該当のツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「わが家も同じだったので、実行してみたいと思います!」との声や、「高一のわが子も全然持って帰ってこないので真似してみよう」などのコメントが相次いだ。
なぜ汚れるのかの謎に迫る!
学校の古さにもよるのかもしれないが、小学生の上靴はどうしてこんなにも汚れるのだろうか。ちなみに筆者は、幼稚園の頃にも画像のような上靴を履いて過ごしていたが、小学校に上がった途端、突然とんでもない汚れ方をし出し、わがことながら引いた経験がある。
中学校からは、廊下が走れないように、いわゆる「便所スリッパのような物」が学校指定の上靴となったので、「ダサいなぁ」とは思いつつも、とくに気になる汚れを感じたことはなかったが、小学生の上靴の汚れ方というのは、男女に関係なく常軌を逸している。洗わずに1か月ほど履き続けると、あっという間に真っ黒だ。
なぜこのようなひどい汚れ方をするのかについて、筆者なりに考えてみたのだが、もしかすると、教室の掃除に原因があるかもしれない。幼稚園では先生が掃除を行うため手入れが行き届いているが、公立小学校では通っている小学生自らが、掃除を分担して行う場合が多く、掃除をしても汚れが残っているのかもしれない。
また、幼稚園では掃除機なども活用していそうだが、筆者の母校の小学校では、プラスチックの柄がついた竹ぼうきと、レトロなちり取り、嗅ぐと明らかに臭い雑巾の3つが、掃除に使う主なアイテムとしてあてがわれていた。当時ですら、竹ぼうきなんて学校以外では見たこともなかったが、この原始スタイルの掃除方法だと、細かなホコリや土がきれいに取り除けず、教室の隅や、床の隙間に蓄積していってもおかしくはない。
世の小学生たちは、その上を毎日、走ったり、飛んだりしながら歩いているのだ。小学生の上靴が汚れていくのは、ある意味、当たり前のことなのかもしれない。
上靴の汚れにはウタマロ石けんがオススメ!
タナボタばんざいさんが投稿した上靴の画像を見たユーザーの一部からは、「これでもきれいな方だと思ってしまう自分が嫌だ」とのコメントや、「1年間持ち帰らなくてこれなら、まだ大丈夫!」などの声もあがった。
筆者はわりと潔癖な子どもだったので、毎週末に必ず上靴を持ち帰っていたが、洗う担当も自分だったので、毎回あまりの汚さに、「素手で触りたくねぇな~」と思っていたのを今でも覚えている。
母方の祖母に育てられた筆者は、この手の汚れがひどいものはすべて、ウタマロ石けんで洗うようにと言われていた。ウタマロ石けんをつけて、専用の大きなブラシでゴシゴシ上靴を洗うたびに、真っ黒な汚れはどんどん落ちていき、新品のようになる。今でも思うが、さすがロングセラーなだけあって、ウタマロ石けんは万能なのだ。
もし、この記事を読んでいらっしゃる読者の皆さんの中に、お子さんの上靴や運動靴の汚れがなかなか落ちなくてお困りの方がいたら、ウタマロ石けんを試してみてはいかがだろうか。1年というハードな期間を洗わずに耐え抜いた上靴でも、新品並みに美しく蘇るかもしれない。
※サムネイル画像(Image:「タナボタばんざい(@Ankosri)さん」提供)