肩に謎の激痛「四十肩」と診断されるも、とんでもない事実が隠されていた漫画のツイートが話題

皆さんは健康に気を遣って暮らしているだろうか。筆者は好きな時間に眠り、好きな時間に起きて仕事をするという、一見幸せそうに見えて、めちゃくちゃな生活リズムの中で暮らしているので、いつか大きな病気が発覚するのではないかと震えて生きている。だからと言って、早寝早起きをするように悔い改められるほど、人間が出来ていないのが現状だ。

2022年5月15日に投稿された、黒木崇文@IKUMAN4さんの、「肩に石ができて漫画が描けなくなりそうになった話・石灰沈着性腱板炎」というツイートには、自身が経験した肩の痛みに、実はとんでもない病気が隠れていたことを漫画にしたものが添えられている。この投稿には1.6万件以上の「いいね」がつき、多くのツイッターユーザーたちからの反響を呼んだ。

今回は、この漫画に関する詳細と、ツイートに寄せられたさまざまなコメントを皆さんにご紹介したい。

左肩が痛い!漫画家を襲った悲劇!

事の発端は、投稿者の黒木崇文さんが30歳になった直後に起きたという「左肩の激痛」だった。肩の痛みには心臓病の可能性もあると聞いた黒木さんは、命の危険を感じたため、慌てて日曜診療所へと向かう。もしも筆者が彼と同じような状況になってしまったら、休日なのでひとまず「掲示板にスレでも立てて対処法でも募ろうかな」といったところだが、この段階でさっさと病院へいく時点で、黒木さんは筆者よりもはるかに人間が出来ていると言える。生き残るのはこういう人だ。

(画像は「黒木崇文(@IKUMAN4)さん」提供)

診察室へ通された黒木さんは、医者に肩の痛みを伝えるも、よくある「四十肩」との診断を下される。まだ30歳だというのに、四十肩という不名誉な病を申告されたことに衝撃を受ける黒木さんだったが、痛み止めと湿布を貰い、その日は帰宅し仕事をすることに。

(画像は「黒木崇文(@IKUMAN4)さん」提供)

ところが、「ロキソニン」という痛み止め界のホープのような薬ですら、全く効かないという緊急事態に陥ってしまう。ちなみに黒木さんの本業は漫画家だ。痛みで動かない左手を庇うために、原稿を机にテープで固定してまでも、執筆を続けるといった漫画家の鏡のような方である。思わず立ち上がって拍手してしまいそうな男気だが、あまりの激痛にもう黒木さんのライフはゼロだ。
「一体どうなる黒木さん……!!黒木さんの左肩の運命やいかに――!」と、筆者が担当なら、あおりコメントのひとつでも思わず入れたくなるような、軽やかな引きの演出で、この漫画は後編へと続いている。

この投稿を読んだツイッターユーザーたちからは、「10代後半から現在20代後半に至るまで右肩に謎の痛み(腕を上げると痛い)がありますが、この漫画を見て整形外科に行こうかなと思いました」と、この漫画を読んだことで自身の症状に不安を覚え始める者や、「オレは、この前五十肩と診断うけました…」などの哀愁溢れるコメントが相次いでいる。

本当の病名は石灰沈着性腱板炎!?

(画像は「黒木崇文(@IKUMAN4)さん」提供)

そうして、漫画は後編にさしかかる。黒木さんはその翌日、あまりの痛みに限界を迎えてしまい、整形外科でセカンドオピニオンを受けることを決意!そんな黒木さんの姿を見て、「仕事では弱音を吐かない人なのに…」と奥さんもかなり心配している。痛みのせいで、一睡も出来ずに朝を迎えた黒木さんは、整形外科に駆け込むと、なんと医者から肩に石が出来ていることを告げられるのだった。

病名は「石灰沈着性腱板炎」とのことで、注射と石灰の排出を促す薬で何とか回復したとのこと。何度か再発はしているらしいが、大事には至っていないそうである。黒木さんはこの漫画を通じて、気になる痛みは早めに整形外科を受診するようにと警鐘を鳴らしている。

ツイッター上では、この病気に対して「私もなりました。石灰沈着性腱板炎。原因不明とはされていますが、やはり、黒木さんがマンガ家さんであること、また私の発症状況から見て、「使い過ぎ」で起こるという気がします」との推測や、「男だけど、石灰沈着性腱板炎、数年前になった。痛くて眠れないのわかる。痛みなくなってからも肩上がらなくて、手術しないと可動域はもとに戻らないのかなあと思っていたけど、最近90%くらいまで戻った」など、完治はしていないものの、日常生活に支障がないレベルまでは回復したという人の声も寄せられていた。

みんなも思わぬ病気には気を付けよう!

職業柄、座り仕事が多い人や、立ち仕事が多い人、また身体の特定の部位をよく使う人は、少しの痛みでも早いうちに病院を受診するなどして、何かあった場合には早期発見できるように、意識しておく方が良いかもしれない。筆者も会社員時代は、座り仕事の多い職場だったので、うっかり腰痛を悪化させてヘルニアに進化させてしまったことがある。

「何かあったらスレ立てて聞いたろ精神」の筆者に言われても、読者の皆さんはピンと来ないかもしれないが、最終的には自分の体は自分にしか守れないのだ。どのような病気も、始まりは小さな違和感だが、レベルアップすると激痛と対峙しなければいけなくなるので、痛みの芽は若いうちに摘んでおくに越したことはない。また、黒木さんのように、早急に病院に行ったとしても、誤診が起きてしまう可能性もあるので、セカンドオピニオンの受診はとても大切である。読者の皆さんも、健康には十分気を付けて暮らして欲しい。

※サムネイル画像(Image:「黒木崇文(@IKUMAN4)さん」提供)

花澤瑠衣
編集/ライター・動画ディレクター。SNS全般が得意。推しスマホはGooglepixel。猫が好き。趣味は読書と酒。ルポタージュばかり読んでいる。

Instagram:@lui0710

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