幅広い世代に熱狂的なファンが多いApple製品。ネット上では「Apple信者」と揶揄されることもあるが、新商品の発表があるたびに日本国内では毎年大きなニュースとなっている。そのようなファンが心待ちにしている新商品発表会では、公にされない限定モデルがあるのを皆さんはご存じだろうか。
2022年5月22日に投稿された、nonnbiri/ふじ丸@nonnbiri_maruさんの、「ヤフオクに純金24K iPhoneでとるwww」というツイートには、その名の通り純金でできた、光り輝くiPhone13の画像が添えられている。この投稿には、瞬く間に3.3万件以上の「いいね」がつき、多くのツイッターユーザーたちからの反響を呼んだ。
今回は、こちらのツイートの詳細と、コメント欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
眩しすぎる純金iPhone!!
投稿者のnonnbiri/ふじ丸さんが紹介してくれた「純金24K iPhone」だが、画面越しにも、そのキラキラ度は眩しいぐらいに伝わってくる。商品名によると、どうやら256GBのiPhone13 Pro Maxらしい。ドバイ限定というのがなかなかシュールである。ちなみにこのiPhoneが掲載されたサイトは、怪しいダークウェブではなく、普通のヤフーオークションだから驚きだ。なんとも言えない成金感が漂うが、一体だれが落札するのだろうか。
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「純金製iPhoneなんてあるのか。もう完全に観賞用だろこれ」との、驚きと呆れが見事に混ざったような意見や、「ホントに純金だったら落としたら即曲がりそう」と、いらぬ心配をする声まであがっている始末だった。なんにせよ、庶民が持つには、いろいろな意味でハードルが高すぎである。
純金iPhoneの謎に迫る！
こちらの純金iPhoneだが、なんと即決770,000円という絶妙な値段設定となっている。純金にしては少し安すぎないかと思ったが、ツイッター上では「説明文に「24金コート」とあるので、つまりは24金メッキなんだよなぁ」などの書き込みもあったので、値段については深くは追及しないでおこう。
仕様が少し気になったので調べたところ、たまたま別の純金iPhoneがメルカリでもドバイ限定の品として販売されていた。メルカリで売られていたのは、iPhoneXS MAXだったので、350,000円と少し値段は安くなっていた。
いくら純金だろうと、発売から時間が経てば価値が下がるのが、ガジェットの宿命である。そこはやっぱり普通のiPhoneと同じなんだなと、なんとなく納得してしまった。
このように怪しいiPhoneを公式が本当に発売しているのだろうか。今後の信者活動にも影響が出そうなので、本気で調べてみたところ、ある会社が見つかった。24Kでキラキラにカスタマイズしたさまざまなガジェットを販売する、イギリスのメーカー「Goldgenie」である。
純金加工のiPhoneが欲しい方はこちら
「Goldgenie」の公式サイトには、「高級iPhone、ゴールドギフト、金メッキサービス会社Goldgenieは1995年に設立されました。当社のギフトコレクションには、iPhone、時計、iPadの象徴的な製品のほか、あらゆる機械に対応する高級ゴールドギフトが含まれています。」と書いてある。
ドバイ限定と言われているiPhoneの純金加工は、「ラグジュアリーゴールドギフト」として、恐らくこの会社が行っているようだ。
（画像は「Goldgenie」公式サイトより引用）
純金のギラついたiPhoneが、Appleの純正品じゃなくて本当によかった。iPhone5sで、はじめて公式からゴールドのカラーが発売されたとき、くすんでいるだの、シブいだの散々文句を言ったわけだが、Appleのゴールドはあの色でいいのである。ドバイ仕様の純金iPhoneを見た後だと、本家のゴールドの方がよっぽど上品ですてきに見えるではないか。
しかし、世界は広い。読者の皆さんの中にも「実はずっと、純金加工のiPhoneが欲しかったんだ」という人がいるかもしれない。好みは人それぞれなので、純金加工iPhoneに興味をお持ちの方は、一度「Goldgenie」の公式サイトをチェックしてみてはいかがだろうか。
ちなみにiPhoneは、一度でもこういうカスタマイズを行ってしまうと、AppleCareなどの保証対象から外れてしまうので注意が必要だ。どうなっても当編集部では責任を負わないことだけは、ここにしっかりと明記しておくが、「オリジナル」や「カスタマイズ」と聞くと、無駄に心がワクワクしてしまうのもまた人間の性である。
●Goldgenie公式サイトは→こちら
※サムネイル画像（Image:「nonnbiri/ふじ丸（@nonnbiri_maru）さん」提供）