皆さんは日頃、生鮮食品や野菜などの買い出しでスーパーをよく利用するだろうか。最近ではネットスーパーなどを活用して、全て宅配で届けてもらっているという人も多いかもしれないが、直接スーパーに足を運んで野菜や果物を選ぶ場合は、色や重さなどから食べ頃のサインを見て買うことがほとんどだ。基本的には一緒の棚に並んでいる同じ種類の中で、一番美味しそうな物を選んで買う人が大半だと思うが、実は見た目で味の違いが分かるのは、野菜や果物だけではないらしい。
2022年7月5日に投稿された、王子サーモン【公式】@Oji_Salmonさんの「鮭の切身を買うときの参考になれば」というツイートには、鮭の切り身の形によって味や食べやすさに違いがあることを説明した画像が添えられている。この投稿には、瞬く間に9万件を超える「いいね」が押され、ツイッター上で大きな反響を呼んでいる。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられた様々な意見をご紹介したい。
（画像は「王子サーモン【公式】（@Oji_Salmon）さん」提供）
半月型と弓型の違いとは？
それではさっそく、二つの鮭の切り身の違いを詳しく見ていこう。まず半月型の鮭の切り身だが、こちらは骨を取るのがとても簡単なのだそうだ。そもそも鮭は食べやすい方の魚だが、これなら小さなお子さんでも親が手伝わずとも食べられるかも知れない。骨を取るのが楽なので、おにぎりの具にも最適だとツイート内では述べられている。また、身に弾力があるのもこの形の鮭の切り身の特徴だそうだ。
（画像は「王子サーモン【公式】（@Oji_Salmon）さん」提供）
もう一方の弓型の鮭の切り身だが、筆者がよく行く近所の魚屋さんでは、こちらがよく売られている。見た目としては太い骨が片側に寄っており、味はシンプルに脂が美味しいとのことだ。ハラス部分はトロトロなので、筆者は断然こっちの弓型派である。ただ、骨を取るのは、たしかに半月型に比べてちょっと面倒臭いかも知れない。
（画像は「王子サーモン【公式】（@Oji_Salmon）さん」提供）
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「わかりやすい解説有難うございます。半月型よく買いだめします。この世で一番好きな食べ物です」と、分かりやすい違いの説明に感謝を述べる声や、「ケンタッキーの部位みたいな違いかと思って気にしてませんでしたが深いですね」「面白い！鮭よく焼くから参考になる！」など、様々なコメントがリプライ欄には寄せられていた。
切り身の形は部位で違う！？
魚の切り身を買う時は、今まで皮の張り具合ぐらいしか気にしたことのなかった筆者だが、こうも違いがあるとなると、選ぶのがもっと楽しくなりそうである。焼き鮭を食べるたびに、なんとなく日によって味に差があるなとは思っていたが、まさか形で味が違ったとは全く気が付かなかった。
投稿者の王子サーモン【公式】さんは、先ほどのツイートに追記する形で、どうして形が違うのかということについても補足している。具体的には、鮭のカマの部分に向かうにつれて弓型になり、逆に尾の部分に向かうにつれて半月型になるそうである。
（画像は「王子サーモン【公式】（@Oji_Salmon）さん」提供）
また、骨については、背骨と腹骨に関しては表面に出ているため取り出しやすいのだが、ちょうど弓型の切り身に該当する部分に、隠れている小骨があるそうだ。慣れてしまえばこの隠れた小骨も取り出すのは簡単だが、やはり最初のうちは半月型の方が食べやすい。
（画像は「王子サーモン【公式】（@Oji_Salmon）さん」提供）
ちなみに、弓型は脂が美味いとの説明が最初にあったが、皮とハラスの間に白い筋が見えていたら大当たりとのことだ。皆さんもぜひ、鮭の切り身を購入する際はチェックしてみて欲しい。
半月型？弓型？皆さんはどっち派？
半月型と弓型、読者の皆さんはどちらの焼き鮭がお好みだっただろうか。
この記事を書いていると、焼き鮭が食べたくて居ても立っても居られなくなってきたので、終わり次第、さっそく近所の魚屋さんへ行ってみようと考えている。個人的に、味は弓型の方が好みだが、こうして違いを分かった上で選ぶとなると、半月型もアッサリしていて食べやすそうである。
日本酒のお供にするなら弓型だが、〆のお茶漬けに入れるなら半月型が良い。まだどちらを買うか悩んでいるところだが、ひとまず今夜の晩御飯のおかずは焼き鮭で決定だ。
※サムネイル画像（Image:「王子サーモン【公式】（@Oji_Salmon）さん」提供）
