皆さんはインターネット上における個人情報の管理を、普段からどれぐらい行っているだろうか。名前や住所はもちろんのこと、ネットで何を購入したかや、どういったことに興味を持っているのかという情報は、思いがけないところから企業に知られていたりする。こうしたインターネットサービスにおける個人情報の漏えいに関しては、今のところ自衛するしかないのが現状だ。
今日は、今すぐ使えるiPhone術を日々発信しているインスタグラマー・なりお-iPhone便利術-@nario_life_さんオススメの『知らなきゃ損なYouTubeの危険設定』について、皆さんにご紹介しようと思う。
企業への個人情報漏えいが起こらないようにするには、自分でしかるべき設定をすることである程度なら防ぐことができる。なりお-iPhone便利術-さんは、先日Instagramへ下記の文章とともに、YouTubeにおいて個人情報を漏えいしないようにする設定の方法を解説した画像を投稿した。
「【YouTubeで知らなきゃ損する危険設定】
こんばんは!なりおです!
僕も毎日のように使うYouTubeですが
毎日使うからこそ セキュリティ対策は万全にしておかないと
後々面倒なことになります…
YouTubeのみならずInstagramやLINE、Twitterなど
あらゆるSNSの対策もこれを機に見直してみましょう!」
こちらの投稿には、1100件を超える「いいね!」が付き、大きな反響を呼んでいる。それではさっそく、この投稿ついて詳しく解説していこう。
気になる設定方法はこちら!
まずは、皆さんもお手持ちのスマホから、YouTubeにログインしよう。次に、ホーム画面の右上にあるプロフィールのアイコンをタップする。すると、「設定」の項目が出てくるので、こちらを選ぶ。
「履歴とプライバシー」を選択し、「すべてのアクティビティを管理」から、Googleアカウントにログインする。すでにYouTubeのアカウントをGoogleでログインしているという人は、とくに何も入力しなくても大丈夫だ。
ログインが完了したら、左上のGoogleロゴをタップ。同じ場所に三本線のアイコンが出てくるので、そこから「アクティビティ管理」の項目を選び、「ウェブとアプリのアクティビティ」がオンになっている人は「オフ」に切り替えよう。そうすれば、アクティビティを一時停止するか聞かれるので、迷わず「一時停止」を選択。
「設定がオフになりました」という画面に切り替われば、設定完了だ。
この機会にSNSの設定を見直そう!
上記の設定を行っておくと、YouTubeやchromeなどから、Googleにログインして取った行動が、Googleに情報として集約されるのを防いでくれるそうである。そもそも、デフォルトの設定が「オン」になっているので、気が付かずにそのまま使っていたという人も多いのではないだろうか。
以前、情報流出によって激しい批判に晒されたFacebookの比ではないぐらい、Googleには多くの個人情報が集まっている。何かあってからでは遅いので、自衛できるのであればしておくに越したことはない。
投稿者のなりお-iPhone便利術-さんは、YouTubeのみならずInstagramやLINE、Twitterなど、あらゆるSNSの対策もこれを機に見直してみるよう、ユーザーに呼び掛けている。
デジタル生活を送る上で、忘れないでほしいこと
インターネットの普及により便利な世の中にはなったものの、デジタル生活を送る上では、常に気を抜かないようにしなければならない。最近では情報が企業に集中しないよう、「Web3」と呼ばれるブロックチェーン技術を活用した分散型ウェブも注目を集めている。
ユーザーに対価を求めないGoogleが、まったく信用できないと言い切るわけではないが、サービスの大半が無償で提供されているからと言って、Googleも一般的な営利企業であるということだけは、アカウントを作る際、常に頭の片隅に置いておく方がいいかもしれない。
※サムネイル画像(Image:なりお-iPhone便利術-(@nario_life_)さん」提供)