スマホが爆発的に普及した昨今、誰でも気軽に写真を撮ることができるようになった。友達とのエモい日常の一コマや、お店で出てきた料理など、映える写真を撮ることに多くの人が夢中になっている。加工の力でオシャレな写真はいくらでも撮れるようになったが、どうもプロが撮影したものと比べると垢抜けない。実は、上手な写真を撮影するには構図というものがあり、それらを少し意識することで、写真を通して人に見せたいものが伝えやすくなるのだ。
2022年8月9日に投稿された、もち | WEB・UIデザイナー@makiko_sakamotoさんの「【定期】覚えておきたい写真構図12選 」というツイートには、写真を撮影する際に意識したい12個の構図を解説した画像が添えられていた。この投稿には、3.4万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
覚えておきたい写真構図12選
それではさっそく、こちらの構図について詳しく見ていこう。
今回ツイートされた写真の構図は、「三分割構図」「二分割構図」「日の丸構図」「三角構図」「放射線構図」「対角線構図」「S字構図」「C字構図」「サンドイッチ構図」「シンメトリー構図」「対比構図」「パターン構図」の12種類だ。
どの構図も、街中の広告やWebサイトなどで、一度は見かけたことがあるのではないだろうか。そう、プロは常にこうした構図を意識して撮影していたのだ。逆に言えば、この構図をマスターしてしまえば、素人でもプロっぽい写真に仕上げることが出来るというわけである。
センスが勝負と言われている写真にも、ある程度の段階まではテクニックも必要だったのだ。
すぐにSNSで使えそうなのはこの3つ!
日常のちょっとしたものの撮影で使えそうなのは、「三分割構図」や「二分割構図」、「C字構図」あたりだろうか。
「三分割構図」とは、写真を縦横にそれぞれ三分割して、その交点に、メインとなる被写体を配置する構図だ。投稿者のもち | WEB・UIデザイナーさんは、スペースを活かすことで空気感やストーリー性が演出できると述べている。
次に、「二分割構図」だが、こちらは上下または左右を均等に二つに分割する構図のことだ。水平線や垂直線が綺麗にでるので、海や空などの風景を撮影する際に適しているらしい。Instagramなどで、景色を中心に投稿しているという人は、この構図を意識してみよう。
最後の「C字構図」は、画面上にアルファベットのCの字のようにお皿をはみ出して配置する構図だ。料理が美味しく見える構図として有名だそうで、食べ物系を撮影することが多い人は、ぜひマネしてみよう。
いつもの写真と比べてみても面白い!
この投稿を見たツイッターユーザーたちからは、「うまく写真を撮りたいって思ってもなかなか…だったので参考になります。これで可愛い姪っ子の笑顔を…」とさっそく構図を意識した撮影にチャレンジしてみたいとの声や、「これ…絵でも応用できるのでは…!?参考にさせていただきます」など、絵を描く場合にも活かせそうだというコメントが寄せられていた。
また、中には「こんな名前がちゃんとあるのですね!学びになります」と、なんとなく構図自体は知っていたものの、正式名称までは知らなかったとのリプライもあがっていた。
普段の撮り方で撮影した写真と、構図を意識して撮影した写真を、見比べてみるのも面白いかも知れない。自分の目で見て、クオリティの差が上がったと分かれば、今後写真を撮るモチベーションにもつながるはずだ。
なかなか自分で撮った写真が映えない、垢ぬけた写真を撮りたいと悩んでいる方は、まずはこの12個の構図をマスターしてみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:もち | WEB・UIデザイナー(@makiko_sakamoto)さん」提供)