これまでにも、オトナライフではiPhoneの裏技を多数、紹介してきたが、今回も長年のiPhoneユーザーがあっと驚く、おもしろい小技を入手したので、読者の皆さんに共有したいと思う。iPhoneの裏技は、実際に手元で試してみたくなるようなユニークなものが多いため、今後Androidからの機種変更を考えている方も必見である。
今日は、今すぐ使えるiPhone術を日々発信しているインスタグラマー・なりお-iPhone便利術-@nario_life_さんが投稿した『iPhone秘密の電話番号』について、皆さんにご紹介しよう。
なりお-iPhone便利術-さんは、先日Instagramへ下記の文章とともに、iPhoneからかけられる秘密の電話番号を紹介した動画を投稿した。
「【iPhone秘密の電話知ってる??】
こんばんは!なりおです!
iPhone驚きの電話を解説します!
ちなみにこの電話をかけても内部に処理されるので通話料金はかからないのでご安心を!
これであなたが契約する
・携帯会社
・周辺の電波状態
・SIMカードの情報
が分かります!
ちなみに最後解説した数字が0に近いほど電波状態はイイ証明になります!
ちなみに僕は1でした!あなたはどうでした?」
それではさっそく、この投稿ついて詳しく解説していこう。
秘密の番号、気になる確認手順はこちら!
どうやら、iPhoneからとある番号へ電話すると、通常は表示されないiPhoneのスペックや電波状況などを知ることができるらしい。実際に、どこかへ電話がつながるわけではないので、これは俗にいう、デバッグコマンドのようなものなのだろうか。
手順は、まずiPhoneの電話アプリを起動し、キーパッドで「*3001#12345#*」と打ち込み、通話ボタンを押す。すると、通常の通話画面ではなく、「Dashboard」という項目が表示されるので、そこから携帯会社やSIMカードの情報を知ることができるのだ。
この状態から、さらに右上のアイコンを押すと「All Metrics」という項目に切り替わるので、「LTE」の中の「Serving Cell info」を選択する。
一覧の中の「freg_band_ind」と書かれた箇所を見れば、自分が今、iPhoneを使っている周辺の電波状況がわかるそうだ。この項目の数字が0に近いほど、電波強度は強いらしい。
さっそく手元のiPhoneでチャレンジしてみたところ、家の中で頻繁に通信が途切れることでおなじみの筆者のiPhoneに表示されていた数字は、「0」どころかまさかの二桁で「42」だった。筆者の住んでいる家の電波状態は、壊滅的ということだろうか。
コマンドの正体はサービスマンモード!
この投稿を読んだインスタユーザーたちからは、「3でした。よくスピーカーで電話で通話すると途切れるんですよ」、「8でした…MAXの数字はいくつなんだろう…」という、42を目にした後だと一桁なだけで全然マシとも思えるコメントや、「41でした」「28でした…どうりで…納得しました」など、筆者と同じく電波状態壊滅勢からの報告も多数、寄せられていた。
今回ご紹介した電波状況の確認は、通話アプリを使用するものの、電話料金は発生しないので、家以外のいろいろな場所で試してみるのもおもしろいかもしれない。
ちなみに、こういった家電製品の隠しコマンドは、一般的に「サービスマンモード」と呼ばれており、主にメンテナンスを行う業者用として作られている。iPhoneだけでなく、Android端末やテレビ、カラオケのデンモクなどにも、こうした特殊なコマンドは存在するらしい。
電波状況のチェックはチケット争奪戦にも使える?
簡単なやり方で、自分が今いる場所の電波状況がわかるというのは、早い者勝ちのライブチケットやテーマパークの予約などでも活用できそうである。必ずつなげたいという時は、42などの場所でうろうろせず、なるべく、0に近い数字が表示される場所でスタンバっていた方がよいはずだ。そこまでやってどうしてもダメなら、よい意味で諦めもつくだろう。
皆さんもぜひ、今回ご紹介したiPhoneの裏技を試してみて、ご自宅の周波状況を簡易的にチェックしてみてはいかがだろうか。
決して、無人島や樹海の中の一軒家に住んでいるわけではないのだが、今回の件でもう少し電波強度がマシな場所へ引越しでもしようかと、真剣に考えはじめた筆者である。
※サムネイル画像(Image:なりお-iPhone便利術-(@nario_life_)さん」提供)