皆さんはコミュニケーションアプリの「LINE」を使ったことはあるだろうか。スマホユーザーであれば、ほとんどの人がインストールしているため、プライベートだけでなく、仕事の連絡もすべてLINEで行うという人も意外と多いかもしれない。誰もが当たり前のように使っているLINEだが、セキュリティー対策をしっかりしておかないと、大変なことになる可能性があるのだ。
今日は、今すぐ使えるiPhone術を日々発信しているインスタグラマー・なりお-iPhone便利術-@nario_life_さんオススメの『LINE乗っ取り防止策5選』について、皆さんにご紹介しようと思う。
なりお-iPhone便利術-さんは、先日Instagramへ下記の文章とともに、LINEを第三者に乗っ取られないための設定を解説した画像を投稿した。
「【LINE乗っ取り防止策5選】
こんばんは!なりおです!
毎日必ず使うLINE!
毎日使うからこそセキュリティ対策は万全にしておかないと危険です
世の中恐ろしくてトーク内容が流出したりアカウントが乗っ取られることもザラにあります。
この投稿を見て今すぐ対策してくださいー!!!」
こちらの投稿には、1500件を超える「いいね!」が付き、大きな反響を呼んでいる。それではさっそく、この投稿ついて詳しく解説していこう。
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端末の確認で不正ログインがわかる!?
まず一つ目は、ログイン中の端末の確認だ。LINEはひとつのアカウントをスマホとパソコンの両方で使うことができる。そのため、もしも自分がスマホでしかLINEを設定していないのに、この項目に他の端末が表示されていたら、第三者が勝手に不正アクセスしているということになるのだ。
確認方法は、LINEの「設定」画面から、「アカウント」をタップし、「ログイン中の端末」の項目を選ぶ。見覚えのない端末からのログインがないか、定期的にチェックしよう。
LINEの乗っ取り対策
ふたつ目は、トークルームでのやり取りを暗号化し、本人以外が解読できないようにする機能の設定だ。「設定」画面から、「Letter Sealing」をオンにすれば、この設定が有効になる。
続いて三つ目は、LINEのトーク内容と位置情報の漏洩を防ぐ設定だ。こちらも「設定」画面から「プライバシー管理」をタップし、「情報の提供」を選択。「コミュニケーション関連情報」と「位置情報の取得を許可」の部分をオフにすれば、LINEへ情報が提供されることがなくなる。
QRコードを画像化して共有した場合は更新を!
四つ目は、過去に発行したQRコードが不正に出回ってしまうことを防ぐ対策だ。こちらも「設定」画面の「プライバシー管理」から、「QRコードを更新」を選択する。すると、以前発行したものとは別の新しいQRコードが付与されるので、画像として誰かに自身のQRコードを送って共有した場合は、友達登録が完了次第、更新しておこう。
そして、ラストの五つ目は、友だち追加に制限をかける方法だ。LINEはQRコードだけでなく、IDでも友だち追加ができてしまうので、勝手に知らない人から友達追加されたり、メッセージを送ってこられないように対策しておく必要がある。初期設定のまま触っていないと言う人は、今すぐ「設定」画面の「プライバシー管理」から、「IDによる友だち追加を許可」をオフにし、「メッセージ受信拒否」をオンに設定しておこう。
上記の5つを意識して対策しておくだけで、第三者によるLINEの乗っ取られ率は格段に下がるはずなので、早いうちに設定を見直しておくのがオススメだ。
よく使うアプリだからこそセキュリティー対策を!
なりお-iPhone便利術-さんの投稿を見たインスタユーザーたちからは、「私もログイン中の端末…見当たらないです‼︎」と、安堵する声や、「不正ログインされていました」など、まさかの事件発生報告など、さまざまなコメントが寄せられている。
今回ご紹介した設定の項目は、どれも簡単に確認できるものばかりなので、LINEユーザーの皆さんは、ぜひ時間を見つけてチェックしてみてはいかがだろうか。
最近では、メールや電話番号で送受信するSMSよりも、連絡はLINEでのメッセージのやり取りの方が増えているという人も多いはずなので、自分でできるセキュリティー対策は可能な限り行っておきたいものである。
※サムネイル画像(Image:なりお-iPhone便利術-(@nario_life_)さん」提供)