iPhoneにはさまざまな裏ワザが存在する。購入時に取扱い説明書が付属していないタイプの電子機器なので、デフォルトの機能でも「知らなかった!」「初めて聞いた!」というものが、読者の皆さんも意外とたくさんあったりするのではないだろうか。
今日は、日常で使えるiPhone便利機能を日々発信しているインスタグラマー・Yuta | 教えたくなる便利機能@insta.yuta.snsさんオススメの『iPhoneの意外と知らない魔法な機能』について、皆さんにご紹介しようと思う。
Yuta | 教えたくなる便利機能さんは、先日Instagramへ下記の文章とともに、魔法のようなiPhoneの機能を解説した動画を投稿した。
「これ使ってみると、、想像以上に気持ちいいww
意外とやってる人少ないけど知ってると満足度上がる超贅沢な機能!
保存して使ってみて←意外と知らないヒトいてるから教えたら喜ばれる‼︎」
こちらの投稿には、4200件を超える「いいね!」が付いており、インスタ上で大きな話題となっている。それではさっそく、この投稿ついて詳しく解説していこう。
デバイスをまたいでコピペができる!
まるで魔法のようなiPhoneの機能とは、一体どのようなものなのだろうか。まずは、手元に二台iPhoneを用意しよう。普通は一人一台しかスマホなんて持っていないはずなので、iPhoneの代わりに片方はiPadでもOKだ。
用意した二台のデバイスで、両方「メモ」アプリを開く。
そして、片方のデバイスになにか適当に文字を入力する。その文字をコピーし、もう片方のデバイスにペーストすると、なんと、そのまま張り付けることができてしまうのだ。
この投稿を読んだインスタユーザーたちからは、「えええええー!」「魔法だぁ…キラキラ・:*+.\(( °ω° ))/.:+」「えっ、これはやばい」など、驚きの声が相次いでいる。
魔法の正体は「ユニバーサルクリップボード」!
手品を見ているかのような今回の裏ワザ、一体どうなっているのだろうか。
実は、iOS 10以降に実装された「ユニバーサルクリップボード」という機能がこの裏ワザの答えである。ユニバーサルクリップボードとは、iOS(macOS)のクリップボード機能を拡張することで、他のデバイスと共有できるというおもしろい機能なのだ。コピペ先のデバイスが同じApple IDであれば、Wi-Fi経由でデータが瞬時に送信されるという仕組みである。
今回の裏ワザを行う場合は、二台のデバイスが両方とも同じApple IDを使用していることに加え、同じWi-Fiに接続されていること、Bluetoothのペアリングがされていることが必須条件だ。これさえクリアしていれば、iPhone同士だけでなく、iPadとiPhone、MacとiPadなどの組み合わせでもコピペが可能になる。使いどころには迷うが、魔法のようにデバイスをまたいだコピペができるので、試してみたくなった人も多いのではないだろうか。
ただし、どのような魔法にも必ず制限時間はある。シンデレラの魔法は12時までだが、今回の魔法も時間が経つとデータの保持が破棄されてしまうので、コピペを行う一連の動作は2分以内に行おう。
できない人は「Handoff」をオンにしてみて!
つい試してみたくなる今回の裏ワザは、なかなかマニアックな機能なので、長年のiPhoneユーザーの方でも、まったく知らなかったという人がほとんどなのではないだろうか。
ちなみに、iPhoneではiOS 10で実装されたが、Macであればmac OS Sierra以降でなければ、ユニバーサルクリップボードを利用することは出来ない。どちらかの端末がアップデートされていない場合は、コピペがうまくいかないので注意が必要だ。
また、上記の項目をすべてクリアしているのに、なぜかデバイス間のコピペができないという人は、「設定」アプリから「一般」を開き、「AirPlayとHandoff」の「Handoff」が許可になっているかを確認してほしい。デフォルトは許可になっているはずなのだが、もし、ここがオフになっていると失敗してしまう。
あっと驚くiPhoneの機能というものは、今回ご紹介したユニバーサルクリップボードの他にもまだまだ、たくさんありそうである。オトナライフ編集部では、今後もiPhoneの裏ワザや面白テクニックを入手し次第、読者の皆さんにご紹介していきたいと思う。
※サムネイル画像(Image:「Yuta | 教えたくなる便利機能(@insta.yuta.sns)」さん提供)