皆さんはスマホでネットショッピングをする際などに、パスワードを使いまわしてはいないだろうか。さまざまなショッピングサイトで同じパスワードを使っていたり、自分の名前や誕生日の数字など、簡単に憶測されそうなパスワードを使用するのは、非常に危険である。
今日は、Apple製品を10倍使いこなす方法などを日々発信しているインスタグラマー・マリエ iPhoneアプリとApple活用術@marie_okawaさんオススメの『iPhoneユーザー必見!危険なパスワードの調べ方』について、皆さんにご紹介しようと思う。
マリエ iPhoneアプリとApple活用術さんは、先日Instagramへ下記の文章とともに、iPhone上で危険なパスワードを使っていないかどうかを調べる方法を解説した動画を投稿した。
「【危険なパスワード何件?】実は数年前までパスワードがめんどくさくて適当に設定してた…。そしたらある日、iPhoneに「このパスワードはデータ漏洩で検出されたことがあります。」って表示されてびっくり!!設定→パスワードで「セキュリティに関する勧告」を調べたら130件の危険なパスワードが(こんなに多かったって人…いますか…?)
・憶測が容易なパスワード
・よくある単語が含まれたパスワード
・使い回されたパスワード
などは漏洩の危険があるパスワードとして表示されます!問題のあるパスワードが見つかった人は早めにパスワード変更するのをオススメします!それにしても130件パスワード変更するのは大変すぎる みんなは気をつけて…!」
こちらの投稿には、500件を超える「いいね!」が付いており、インスタ上で話題となっている。
それではさっそく、この投稿について詳しく解説していこう。
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危険なパスワードの調べ方
危険なパスワードを見つけるには、まず「設定」アプリから、「パスワード」という項目をタップしよう。
すると、Face IDの認証が求められるので、画面に従いロックを解除する。
次に表示される「セキュリティに関する勧告」という項目の、右部分の数字を見てほしい。そこに表示されている数字が、なんと漏洩の危険があるパスワードの数なのだそうだ。
タップするとさらに詳しく、どのパスワードが危険だったのかの詳細が表示されるので、合わせてチェックしておこう。
普段からパスワードの使いまわしには気をつけている筆者も、あらためてこの項目を確認してみると、9つのサイトで危険なパスワードを使用しているとの勧告が出ていた。
パスワードの使いまわしで起こるリスクは?
この投稿を読んだインスタユーザーたちからは、「問題は見つかりませんでした!と、0件でした。なん件かあると思っていたので逆にびっくりしました!」と、ひとつも問題がなかったことに逆に驚いたという声や、「279個!ずっと、やらなきゃと思っているけどめんどくさくて放置、1日1個変えていこう」と、問題ありありだが非常にマイペースなコメントなど、さまざまな意見がリプライ欄には寄せられている。
パスワードが漏洩してしまうと、名前や住所だけでなく、クレジットカード情報や銀行の口座番号など、ありとあらゆる個人情報が、犯罪に利用される可能性が高くなってしまう。
パスワードの使いまわしで起こるリスクとして一番高いのは、「パスワードリスト型攻撃」というものだ。パスワードリスト型攻撃とは、ひとつのパスワード情報がハッキングされたのちに、複数のサイトで同様のログイン情報を用いて不正ログインが行われてしまうという手口のことである。
さあ、今すぐチェックしよう!
筆者も危険なパスワードが9つあるそうなので、この原稿を書き終わったら、すぐにでも新しいパスワードに変更しようと思っている。何十個、何百個と危険なパスワードの数が表示されている場合は、すべて変更するのも少し面倒かもしれないが、ここしばらく使っていないサイトのアカウントなどは、解約する勢いでパスワード情報を整理した方がよいかもしれない。
今回、検出された危険なパスワードの数が多くても、今すぐにあなたのiPhoneがハッキングされたり、なんらかの被害が起きるというわけではない。しかし、早期のパスワード変更が、予期せぬ犯罪を未然に防げるということは断言できる。
皆さんもぜひこの機会に、ご自身のスマホ内の危険なパスワードの数をチェックしてみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:「マリエ iPhoneアプリとApple活用術(@marie_okawa)」さん提供)