読者の皆さんは、英語が得意だろうか。「自分は生粋の日本生まれ日本育ちなので、英語は少し……」という方でも、義務教育では必ず勉強するので、まったく英語に触れずに大人になったという人はいないはずだ。簡単な英単語からでも、きちんと意味を知って使いわけができれば、英語に対する苦手意識が少なくなるかもしれない。
2022年8月26日に投稿された、こあたんこあらの学校@KoalaEnglish180さんの「8割の日本人が「ほええそうだったんか！！」ってなる6コマ漫画ができました。ご笑納ください。」というツイートには、「shop」と「store」の使いわけをわかりやすく説明した漫画が添えられていた。この投稿には、13.1万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
「shop」と「store」の違いって？
（画像は「こあたんこあらの学校（@KoalaEnglish180）」さん提供）
ツイートの漫画では「shop」と「store」、どちらも「店」という意味の二つの英単語の使いわけについて説明している。普段、何気なく使っているこの二つの英単語、実は該当のお店が何をやっているかによって、使いわけるのがネイティブ的には正しいそうだ。
たとえば、Aのお店は製造や加工を行っている販売店だとする、その場合は「shop」を使う。漫画によると、花屋や理髪店、コーヒーショップなどが「shop」で表すお店にあたる。
続いて、Bのお店は販売だけを行っているとする。この場合は、「store」という表記になるそうだ。本屋やデパート、コンビニなんかも「store」と呼ぶ。
使いわけを意識しよう！
このツイートを読んだツイッターユーザーたちからは、「ネイティブの私でも、まったく知りませんでした！ たしかに、こういうルーツかもしれません」というコメントや、「そういう区別もあるんですね！ 高校の先生には、・一つのジャンルに特化して売るのが”shop”・いろいろなものを売るのが”store”と習いました！「例外もある」とのことでしたが、それも覚えやすかったです」など、自身の体験を語る声など、さまざまな意見がリプライ欄には寄せられていた。
筆者も学生時代は、英語圏でホームステイをしていたのだが、使いわけなんて気にせず会話をしていたので、現地民からは陰でクスっと笑われていたかもしれない。今後、もし海外へ遊びに行くことがあれば、ぜひ「shop」と「store」の使いわけを意識して使ってみたいと思う。
日本語でも「制作」と「製作」のように、同じ「作る」という意味ではあるが、厳密に言えば使いわけが必要な単語が存在するので、それの英語バージョンのようなものかもしれない。そう考えると、普段はあまり英語に触れる機会がない人でも、単語の使いわけを意識することができるのではないだろうか。
単行本も絶賛発売中！
こあたんこあらの学校さんは、今回ご紹介したツイートだけでなく、覚えておきたい英単語の使いわけやニュアンスの違いなどをまとめた『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』を出版しているので、興味がある方はぜひ書籍の方もチェックしてみてほしい。みんな大好きAmazonでは、1,650円で販売されている。
『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』は、「名詞」「動詞」「助動詞」「形容詞」「副詞」「前置詞・接続詞」の全6章構成となっており、可愛いキャラクターたちがイラストでわかりやすく解説を行ってくれるので、英語に苦手意識があるという方でもスイスイ読めるはずだ。カラーイラスト付きなので、お子さんと一緒に楽しむのもありかもしれない。
本日ご紹介した「shop」と「store」の違いなども、こちらの図鑑に掲載されているので、さらに、こうしたネイティブならではの使いわけが知りたいと思った方にもオススメだ。
ポケトークのような自動翻訳機の登場や、スマホでも気軽に音声翻訳ができるようになった昨今、必ずしも英語を勉強して身に着けることがマストな時代ではないが、何歳になっても新しいことにチャレンジしてみるのは楽しいものである。
今まで英語が苦手だったという人も、今回のツイートで興味がわいたら、この機会に趣味として英語力を磨いてみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像（Image:「こあたんこあらの学校（@KoalaEnglish180）」さん提供）