iPhoneユーザーの皆さんは、もうiOS 16のアップデートを行っただろうか。iPhone 7を含む一部の端末は、残念ながらサポート終了となってしまったが、今回のアップデートではさまざまな新機能が登場している。
2022年9月13日に投稿された、ナ月@nzk_indoriさんの「iOS 16すっご、被写体の切り抜きが長押しだけでできる。幽体離脱みたい。」というツイートには、実際の写真から被写体である猫を切り抜く様子の動画が添えられていた。この投稿には、7万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
画像を切り抜く方法はこちら
ツイートで紹介されたiOSの新機能を使うと、一枚の画像から対象となる被写体のみを切り抜き、背景だけを削除することができる。
切り抜き方はとても簡単で、iPhone上で撮影した写真を開き、被写体をやや長めにタップ。すると、「共有」ボタンが出現するので、そちらを押して、「画像を保存」を選択する。たったこれだけで、新規で被写体のみが切り抜かれた画像が保存できるのだ。
あまりの簡単さに驚いた人も多いのではないだろうか。この機能を活用すれば、写真からコラージュを作成したり、LINEスタンプを作る時などにもかなり便利そうである。
ツイートを見たみんなの声
この投稿を見たツイッターユーザーたちからは、「アプデ迷ってたのですが、やります!絶対に!」と、機能を早く試してみたいとの声や、「イラストでも出来ました!お手軽度がすごいです」と、切り抜く被写体は実写でなくても構わないという報告が寄せられていた。
画像から背景を消したり、透過したりするアプリはたくさんあるが、iPhoneの標準機能として搭載されれば、より手軽に画像の切り抜きができるようになる。
筆者もさっそく手元のiPhoneを使って、「東京ゲームショウ2022」の会場で撮影したコスプレのお姉さんたちを切り抜いてみたところ、とても簡単に背景のみを消し去ることができた。
投稿者のナ月さんも、ツイートにて「幽体離脱みたい」と述べていたが、この切り抜くという作業自体がなかなか面白く、しばらくハマってしまいそうである。
iOS 16の新機能は他にも!
iOS 16では、画像から被写体のみを切り抜く機能の他にも、ロック画面のカスタマイズや、横向きでもFace IDが利用できるようになるなど、さまざまな新機能が追加されている。
中でも筆者が一番嬉しかったアップデートは、テキスト認識が日本語対応可能になったことだ。iPhoneの「テキスト認識」とは、写真の中にあるテキストをコピーしたり、翻訳したり、電話をかけたりすることができる機能のことである。
「テキスト認識」の機能自体は、iOS 15の段階で追加されていたものの、日本語には未対応だったため、今までは電話番号の読み取りぐらいしか活用出来ていなかった。しかし、iOS 16で日本語にも対応してくれたので、コピー&ペーストもお手の物である。これはかなり大きな進化なのではないだろうか。
とはいえ、アップデートは慎重に!
今回の記事を読んで、早くiOS 16を使ってみたいと思った人も多いかもしれない。しかし、メジャーアップデートと呼ばれる大型のアップデートの後には、何らかの不具合があるというのもまた事実である。
iOS 15の時は、一部のアプリが起動しなくなったり、再起動を繰り返すなどのエラー報告も見受けられたので、更新は慎重に行うのがオススメだ。
こうしたエラーやバグは必ず解消されるので、慌てないで欲しい。もしもアップデート後のiPhoneに不具合が起きた場合は、強制終了をして再度アップデートを行うか、アップデート前にバックアップをとっておき、データを復元することで元に戻すこともできる。
iOS 16は逃げないので、もしも不具合が心配だという人は、もう少し様子を見てからアップデートするのも手かもしれない。
※サムネイル画像(Image:「ナ月(@nzk_indori)」さん提供)