皆さんは引越しにおける物件選びの際に、何を一番、重視するだろうか。駅から近い、自然が多い、子育てしやすいなど、人によって条件はさまざまだ。たいていの人が譲れない条件のひとつとして、誰しも自分の生活圏内は、なるべく治安がよい所を選びたいはずである。
2022年10月11日に投稿された、東京23区を中心に一律報酬の賃貸仲介サービス「ichikari(イチカリ)」の運営やWebメディア「お部屋探しの教科書」で賃貸暮らしに関する情報を発信しているなかゆー@ichikaritokyoさんの「引越し検討中で、治安について確認したい人へ。『警視庁の犯罪情報MAP』オススメです。調べたい住所を入力すると地図上に、子ども・女性に対する声かけ、つきまとい、侵入窃盗、ひったくりの犯罪件数などを表示させることができて、治安の良し悪しが大体確認できるので参考にどうぞ。」というツイートには、実際に「警視庁犯罪情報マップ」を使って新宿の犯罪発生事例を調べた際の画像が添えられていた。
この投稿には、3万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
「警視庁犯罪情報マップ」とは?
ツイートにもあった通り、「警視庁犯罪情報マップ」を使うと、自分が調べたい場所の犯罪情報や不審者情報を簡単に調べることができる。これから家を引越しする人にとっては、その地域の治安を知る、ひとつの目安となるだろう。
「警視庁犯罪情報マップ」では、子どもや女性に対する声かけやつきまといの事案などをまとめた「前兆事案情報」、特殊詐欺の犯行予兆電話である「アポ電情報」、そして侵入窃盗やひったくりなどを扱う「犯罪情報」の発生状況を地図上に表示してくれる。Googleマップをもとに提供されているため、地名などの変更があった場合でも、Googleの更新に合わせて変更してくれるので安心だ。これらの情報はすべて無料で見ることができるで、活用しない手はない。
筆者も実際に、自宅の周辺を「警視庁犯罪情報マップ」で調べてみたところ、大きな警察署が近隣にあるにもかかわらず、結構な数の前兆事案が発生していた。駅の近くに住むのはたしかに便利だが、やはり犯罪とは隣り合わせのようである。
犯罪に巻き込まれにくいエリアを知ろう
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「大島てるの方ばっかり見ていました」と、引越しの際は事故物件を調べるサイトばかりを見ていたという声や、「上京して最初は東中野でした。親父狩りに合わないように…治安のよい所いい所に引っ越しします」と、さりげなく東中野をディスる声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
筆者も引越しの際、「大島てる」だけは欠かさずチェックしていたが、こうしてリアルな犯罪情報を目にすると、やはり本当に怖いのは幽霊より人間なのかもしれない。
投稿者のなかゆー お部屋探しの人さんは、先ほどのツイートに追記する形で、「治安がよいエリア=犯罪率や犯罪認知件数が低く、犯罪に巻き込まれにくいエリアのこと。このサイトで事件数など見ると大体避けた方がよいエリアなどが見えてくるので、一つの指標として参考にどうぞ。」と述べている。
不動産の知識がさらに詳しく知りたい方は『お部屋探しの教科書』へ!
引越しだけでなく、ちょっとしたお出かけの際にも、その地域の治安を調べる手段として有効なので、「警視庁犯罪情報マップ」のURLは、常にブックマークしておくとよいかもしれない。
このほか、不動産知識や部屋探しの話を基礎から知りたい方は、一律報酬の不動産屋「ichikari(イチカリ)」が運営している、『お部屋探しの教科書』というサイトがオススメだ。サイト内では、東京23区の住みやすい街をリサーチした特集記事や、部屋の内見の時に持っていくと便利な持ち物を紹介した記事など、お部屋探しのプロが知って得する情報を発信してくれている。
今回のツイートが気に入った方は、ぜひ『お部屋探しの教科書』もあわせてチェックしてみてはいかがだろうか。
●警視庁犯罪情報マップ→こちら
●お部屋探しの教科書→こちら
※サムネイル画像(Image:「なかゆー(@ichikaritokyo)」さん提供)