学生を卒業すると同時に、ほとんどの人は社会人としての第一歩を踏み出すこととなる。この記事を読んでいる皆さんも、多くは学生時代に就職活動を経験したのではないだろうか。自分に合った職業や、仕事で求められるスキルなどは、学生の頃から完璧に把握できるはずもなく、就職先選びに苦戦したという人も少なくはないだろう。
2022年10月25日に投稿された、あふろん@wakamusya_eigyoさんの「何度もいいますが。厚生労働省が提供している『jobtag』を知らない人が多すぎる。「自己分析」「適職診断」「職業検索」「キャリア分析」「職業勉強」「価値観検査」「職業適正テスト」「職業能力チェック」内緒にしていたが転職活動で後悔したくない人は必ず見てほしい。」というツイートには、なんと2.9万件を越える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
何度もいいますが。厚生労働省が提供している『jobtag』を知らない人が多すぎる。「自己分析」「適職診断」「職業検索」「キャリア分析」「職業勉強」「価値観検査」「職業適正テスト」「職業能力チェック」内緒にしてたが転職活動で後悔したくない人は必ず見てほしい。見た方が良い理由はこちら⤵︎
— あふろん (@wakamusya_eigyo) October 24, 2022
『job tag』って、どのようなサイト?
ツイートにて紹介された『job tag』とは、一体どのようなサイトなのだろうか。
投稿者のあふろんさんは、先ほどのツイートに追記する形で、『job tag』について下記のように説明している。
「【job tagとは】職業について知ることができるだけではなく、ご自身の興味・価値観から適職を検索したり、経歴などからご自身の職業能力プロフィールを作成することができる。いろいろな職業とのフィット感を確認したり、将来に備えた自己啓発内容を検討したりと、いろいろなことができるので本当にオススメ。」
どうやら『job tag』は、求職者の就職活動を支援するためのWebサイトのようだ。就職活動から転職活動まで、自分に合う職業はなんなのかが適性検査で診断できるほか、未経験でも入りやすい仕事はなんなのかなど、条件で仕事を検索することも可能らしい。
転職する場合は、ある程度、前職の経験から自分の能力を把握している人が多いかもしれないが、学生から社会人になる際の就職活動時には、このサイトが今後の進むべき道を決めるひとつの方位磁石となるはずだ。
就職活動における自己分析はいつはじまった?
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「すでに職についてる方も、やってみるとおもしろそうです!」と、就職していても新しい発見がありそうだとの声や、「自己分析等する時間は大事ですね」「自分を分析する機会ってなかなかないので、一度振り返ってみるのもいいですね」といった、普段から自己分析をするのは大切だとの声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
では、就活における自己分析とは、いつの時代からスタートしたのだろうか。調べてみたところ、1990年代の前半あたりから、学生が就活を行う際に自己分析を取り入れるようになったそうだ。
もしかすると、自己分析が浸透するよりも前に就職活動を行った世代は、自分がどういう働き方をしたいかというよりも、会社自体が大企業かどうかだったり、家族や他人の価値観を優先して、就職先を決めた人も多かったかもしれない。
インターネットの発達で就職活動はどう変わった?
筆者は2012年卒の社会人だが、自分が就職活動を行っていた頃には、もうインターネットが発達していたので、エントリーシートもwebで提出できる企業がほとんどだった。一昔前までは、これをすべて手書きで書いていたのだと思うと、信じられない作業量である。就職活動や就職試験で課される自己分析も、ネット上でいくつかの質問に答えるだけでよかったので、非常に簡単だった。
さらに、ここ数年はリモートワークが急速に普及したため、自宅に居ながらwebで就職の面接を受けられる企業も多くなったらしい。筆者の頃はインターネットこそあったものの、面接を受けるには新幹線で上京するなどの必要があったので、地方の大学出身者にとっては金銭面で圧倒的に不利だった。年々、就職活動のしやすさは向上しているようである。
今回のツイートで紹介された『job tag』を利用すれば、自己分析や適職診断だけでなく、職業に関する様々な疑問を解決してくれるので、これから就職や転職をお考えの方は、ぜひ一度サイトをチェックしてみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像は(Image:「job tag」公式サイトより引用)