皆さんは、映画やドラマ、アニメなどが見放題になるサブスクの動画配信サービスを利用したことがあるだろうか。『Amazonプライム・ビデオ』や『Netflix』、『Disney+』『DAZN』など、筆者も自宅では複数の動画配信サービスを契約して楽しんでいる。
2022年11月11日に投稿された、ヤトー|リアル銀行員の呟き@yatou_businessさんの「めっちゃ驚いた!大人気『Netflix』を格安で見る方法を知らない人が多すぎる。思考停止で「月額990円」のベーシックプランはマジで高い。月額209円で入れば、年間9,000円以上もお得。”怪しい方法でしょ?”って思った人はやらなくて良い。お金のプロ・18年目の銀行員が内緒にしたい方法はリプ欄です。」というツイートには、890件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
なぜ、「Netflix」が格安で契約できるの?
投稿者のヤトー|リアル銀行員の呟きさんは、先ほどのツイートに追記する形で、『Netflix』を格安で見る方法を以下のように解説している。「【方法】『VPN』を使うことです。ちなみにVPNとは、バーチャルプライベートネットワークの略で、アプリをダウンロードし、かんたんにインターネット上に仮想的な回線トンネルをつくりWEBにアクセスすることができる方法です。」
これだけ聞いても、何のことだがサッパリ分からないという方の為に、もう少し詳しく解説しよう。
まず大前提として、動画配信サービスのNetflixは、国ごとで利用料の月額にわりと大きな違いがある。日本におけるNetflixの月額利用料が980円であることに対し、インドやトルコなどの国で契約すると、利用料は約300円~400円ほどだ。
為替レートは日々変動するので、いつまでもこの価格帯だとは言い切れないが、個人向けの仮想プライベートネットワークサービスを使って、日本よりも利用料が安い国から契約すれば、最安値でNetflixを見ることが出来るというわけである。
簡単に言えば、IPアドレスの国名を変えるということなのだが、この裏ワザを使えばなんとNetflixのみならず、YouTube Premiumなども安く契約することが可能なのだ。
メリット・デメリットは?
では、実際に仮想プライベートネットワークサービスを使って、他国からNetflixを契約した場合、料金が安い以外にどのようなメリット・デメリットがあるのだろうか。
メリットとしては、日本のNetflixからは見られないスタジオジブリ作品や、ハリーポッターシリーズなどが視聴可能になるだけでなく、海外のNetflix作品が日本でも見放題となる。
スタジオジブリの作品は、現在メジャーな動画配信サービスでは見ることが出来ないので、普段は金曜ロードショーでしか見ていないという人も多かったはずだ。宅配のTSUTAYA DISCASを使えば、好きなタイミングで借りることが出来るが、見たい時に即視聴とはいかないので、Netflixでスタジオジブリ作品が見られるのは、ファンにとって大きなメリットなのではないだろうか。
続いてデメリットだが、投稿者のヤトー|リアル銀行員の呟きさん曰く、見られないデバイスがあることや、速度にバラつきがある場合もあるとのことなので注意しよう。
ジブリ作品よりも『フレンズ』の続きが見たい!!
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「おーーー海外にいた時にVPNに大分お世話になっていましたが、国内でも確かにこういうやり方もありですね!」と言った声や、「Netflixは普通に申し込んでいました。こういう情報はありがたいです」「なるほどVPNがありましたか!990円払うのがバカらしいですね」など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
筆者は10月末で配信が終了した、アメリカ発のシチュエーション・コメディ『フレンズ』を、シーズン5の途中までしか視聴できておらず、若干悔いが残っている。そのため、『フレンズ』をまだNetflixで配信している国があれば、値段が上がってでもぜひ契約したいところだ。
皆さんもぜひ、どうしても見たい作品がある場合は、個人向けの仮想プライベートネットワークサービスを使って、Netflixを契約してみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:T. Schneider / Shutterstock.com)