2022年もいよいよクリスマスが近付いてきた。お子さんがいらっしゃる家庭は、そろそろ、プレゼントの準備に忙しい時期なのではないだろうか。毎年、百貨店やショッピングモールのおもちゃ売り場では、その年の人気商品が争奪戦になるが、ここ最近はネットでプレゼントを注文する人も増えている。
2022年12月7日に投稿された、Oggi@Oggi_Kenkouさんの「手ぶらで玄関に来た佐川の配達員さん。小声で「荷物はおもちゃなんですけど梱包が透けてて。時期的にアレですよね。お子さんに見つかったらまずいと思って。いま大丈夫ですか?」と。大丈夫と答えると、車からダッシュで荷物を運んでコソコソと受け渡してくれた。あなたがサンタだったか…」というツイートには、なんと44万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
ホスピタリティの高さが話題!!
佐川のお兄さんの粋な心遣いが光る、今回のツイート。サンタクロースの存在を信じている子どもの気持ちに寄り添った、心温まるエピソードだ。
ここ数日は、複数のインターネットショッピングサイト内で、大規模なセールが開催されていたため、通常よりも荷物の配達量が多かったはずだが、そのような中でも、こうした気配りができるというのは、なんとも素敵な配達員さんである。
海外では、荷物を庭に投げ入れ、受け取り時にはすでに破損なんてこともよくあるらしいが、届け先の事情まで考えた、きめ細やかなホスピタリティの高さは、日本人ならではのおもてなしなのではないだろうか。
もちろん、今回の件はお兄さん個人の判断によるものなので、すべての配達員にここまでのクオリティを求めるのは酷だが、投稿者のOggiさんにとっては一生忘れないぐらいの印象に残ったはずだ。
ほかの流通業にもサンタさんはいる!
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「配達員さんのこれはホントの意味でGood Jobですね!!プロのお仕事・・・!!」「配達員さんに神対応称号を与えたい」「好き!!!佐川さん、こちらの地域でも大変親切です。また好きになりました」と、佐川急便のお兄さんを称賛する声が寄せられている。たしかに、筆者の住む練馬でも、佐川急便のお兄さんは、きちんとインターホン越しにハキハキとした声で「佐川でーす!!」と名乗ってくれるので、受け取りも気持ちがよい。
ツイートに予想以上の反響があったことから、投稿者のOggiさんは「これは言わせといてください、たまたま佐川さんで働くサンタに会えただけの話で、ヤマトさんでも郵便さんでも、ほかの流通業でも働くサンタがいるはずなんです。佐川は神、比べて他社は…なんて話じゃないです」と、先ほどのツイートに追記する形で述べている。
サンタに気付いた時のこと
中学2年生という限界までサンタを信じ、親からのプレゼントとは別に、サンタからのプレゼントもゲットしていた二重取りの筆者だが、中学三年生の頃に受験勉強をしていた深夜、偶然、お母サンタと鉢合わせてしまい、サンタを信じる期間にピリオドが打たれた。
母は「ああ~、ついにバレちゃったか!」と悔しそうにしていたので、「ええ~、お母さんだったのー!?」とお決まりの返しをしたのを覚えている。私にプレゼントを手渡し、部屋から出ていく時、「大人になったんだね」と、母は少し寂しそうに笑っていた。
子どもの頃に誰もが持っていたはずの無垢な心は、一度失くすと、もう二度と手に入れることはできない。いつか私も子どもができて、サンタからのクリスマスプレゼントをこっそり用意する日が来たら、いつまでもサンタはいると信じる純粋な心のままでいてほしい、と願うだろう。
今回の佐川のお兄さんの心遣いは、そのような親の気持ちに寄り添う、親へのクリスマスプレゼントだとも言えるかもしれない。
※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)