皆さんは、Googleマップを使ったことはあるだろうか。Googleマップは、文字通りGoogleが開発したナビゲーションアプリである。スマホが普及してからというもの、はじめての場所に行く際には、Googleマップが手放せないという人は意外と多いはず。
2022年12月5日に投稿された、華さんの「ベビーカーでお出かけするとき、googleマップの設定を「車椅子設定」にするのを教えてくださった方、ありがとうございます。行きは忘れててベビーカーで階段下ろすルートがあり大変だったけど、帰りはちゃんと設定したら楽なルート案内された」というツイートには、1.1万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっています。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
ベビーカーでお出かけするとき、googleマップの設定を「車椅子設定」にするのを教えてくださった方、ありがとうございます😭🙏
行きは忘れててベビーカーで階段下ろすルートがあり大変だったけど、帰りはちゃんと設定したら楽なルート案内された👏 pic.twitter.com/kkXcsLhSax— 華☺︎2m←41w3day (@ex_mochiko) December 5, 2022
Googleマップの経路オプションとは?
Googleマップは、目的地までの経路を選択する際に、いくつかのオプションを選べる仕様となっている。「最適な経路」「乗換回数が少ない」「徒歩が少ない」「車椅子対応」「料金が安い」の5つから、自分に一番合った方法で経路を案内してもらうことができるのだ。
筆者は、Googleマップでルートを検索する際、移動する時に乗り物を使うかどうか、ぐらいしか選択していなかったのだが、経路オプションを利用することで、より自分にピッタリの道順を自動で選んでもらえるらしい。
投稿者の華さんは、ベビーカーでのお出かけだったのだが、車椅子対応の経路を選択することで、段差を回避することができたそうだ。
仮に、ベビーカーでなくても、妊娠中の方や出張の際に、重いトランクを転がしながら移動する場合でも、車椅子対応のルートを選ぶことで階段を避けられるという利点がある。
バリアフリーの大切さ
この投稿を見たツイッターユーザーたちからは、「すごい! めっちゃいいこと教えていただきました! 今度から私も設定する。いい情報ありがとう!!!」と、さっそく経路オプションを設定してみたいとのや、「教えていただきありがとうございます。私は、杖使用で階段しか使えないルートで困っていました」「これは妻が100%喜びます。ありがとうございます」など、有益な情報を提供してくれたことに対する感謝の声が多く寄せられている。
普段、何気なく通っている道でも、いざ、自分が不便を感じる立場にならなければ、バリアフリーの大切さに気付かないことも多い。
筆者は以前、京都市営地下鉄烏丸線の五条駅を最寄り駅として利用していたのだが、北改札口側には階段しかなかったため、足を怪我した際、昇り降りするのに、かなり苦労した経験がある。
日頃、なんの気なしに利用していた改札を出てすぐの階段が、その時だけはやたら長く感じ、控えめに言って地獄のようだった。あの時、今回のGoogleマップの機能を利用していれば、足に無駄な負担をかけずに済んだかもしれない。
車椅子対応ルート表示エリアは、徐々に拡大中!
エレベーターが設置されていたり、段差の少ない道が優先的に表示されるGoogleマップの経路オプション「車椅子対応」。まさに、神機能と言える検索設定である。検索したエリアによっては、うまく経路が表示されない場合や、遠回りになる場合もあるようだが、いざという時のために覚えておいて損はないはずだ。
この「車椅子対応」の経路検索設定は、2018年に追加された比較的新しい機能である。最初は、東京やニューヨーク、ロンドンなどの主要都市のみでしか検索できなかったが、徐々に「車椅子対応」のルートを表示できる地域は拡大しているようだ。
皆さんもぜひ、ベビーカーやトランクなどを持ってお出かけされる際は、Googleマップの「車椅子対応」設定でルートを検索してみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:「華」さん提供)※画像は一部編集部で加工しています