Microsoft社のExcelは表計算ソフトの代表とも言える存在なので、日本では多くの企業で業務に導入されている。パソコンを使う職場にお勤めの方であれば、誰でも一度はExcelを触ったことがあるはずだ。そのようなExcelには、作業を簡単かつ便利に行うための、さまざまなショートカットキーが存在するのだが、そのすべてをマスターしている人はかなり少ない。
2023年1月10日に投稿された、みっちー@mittii_bizさんの「「作業日を入力しなきゃ…」Excelで今日の日付を「2023/1/10」と入力していませんか?ショートカット【Ctrl+;】と操作すると、「2023/1/10」が入力されるのでお試しください。時刻は【Ctrl+:】です。」というツイートには640件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
「作業日を入力しなきゃ…」Excelで今日の日付を「2023/1/10」と入力していませんか?ショートカット【Ctrl+;】と操作すると、「2023/1/10」が入力されるのでお試しください。時刻は【Ctrl+:】です。 pic.twitter.com/o3aZcwiFwY
— みっちー (@mittii_biz) January 9, 2023
WindowsとMacの入力方法の違い
ツイートによると、Excel上で日付を書き込みたい場合、ショートカットキーの【Ctrl+;】を入れるだけで、簡単に今日の日付を入力することができるらしい。日付と同じように、時刻を入力したい場合は、【Ctrl+:】と入れればOKだ。
日付も時刻も、毎回すべて手入力を行うのは面倒なので、Excelを普段から使う方であれば、覚えておいて損はないショートカットキーなのではないだろうか。
なお、上記のショートカットキーはWindowsのパソコンに対応したものなので、Macの場合は少し異なる。Macをお使いの皆さんがExcelで日付を入力したい場合は【control+;】、現在の時刻は【command+;】となるので注意しよう。
パッと見た感じ、あまり違いがなさそうに見えるが、Windowsの場合は日付が【+;(セミコロン)】で時刻が【+:(コロン)】であるのに対し、Macはどちらも【+;(セミコロン)】だ。Macも【control】に統一してくれればいいのに、時刻だけは【command】なので、非常にややこしい。
ショートカットキーで作業時間の短縮を!
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「コレは便利ですね。しっかり頭に入れておきます」と、このショートカットキーをさっそく覚えたとの声や、「意外と入力する場面多いので助かります」といった、Excelを使う頻度が高い人からのリアルな声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。
また、中には「ショートカット覚えたら仕事はかどりますね。毎日1個は覚えて時短、頑張ります」と言った声もあり、これから少しずつショートカットキーを勉強していきたいとの決意の声もあがっていた。
たしかに、ショートカットキーをマスターすれば、パソコンの入力作業は圧倒的に早くなる。すべてを覚えるまでには少し時間がかかるが、最初はメモや付箋などに、使う頻度の高いショートカットキーを書いて、パソコン周りに貼っておいてもいいかもしれない。筆者も新卒時代は、上記の方法でショートカットキーをコツコツ覚えていった。
日時を自動更新したい場合は関数式を使おう!
Excelで日付と時間をあっという間に入力できる、今回のショートカットキー。読者の皆さんは、すでにご存じだっただろうか。仕事でExcelを使われている方であれば、必ず役に立つショートカットキーだと思うので、業務効率化のためにもぜひ活用してほしい。
今回ご紹介したショートカットキーは、入力したタイミングの日付が記載されるものなので、ファイルを開くたびに自動で最新の日付に書き換わることはない。
もしも、Excelのワークシートを更新するたびに、その時の日付が入るようにしたい場合には、関数式を入力しよう。現在の日付を取得したい場合は【=TODAY()】、現在の日付と時刻の両方を取得したい場合は【=NOW()】と、該当のセルに入力しておけば、自動で更新されるのでオススメだ。
Excelには、他にも多くの便利なショートカットキーや関数式が存在するので、気になる方はぜひ調べてみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:「みっちー(@mittii_biz)」さん提供)