Apple社が開発したタブレットPC「iPad」。MacBookよりも軽量で、iPhoneよりも画面が大きいため、使い勝手のよさから、iPadが手放せないという方は、読者の皆さんの中にも多くいらっしゃるはずだ。
2023年1月23日に投稿された、たみちん@tamitin0914さんの「iPad Proの電源が入らなくなった話 今後ほんと気をつけなきゃと思いました iPad使いの絵描きさんに共有したいです🙇♀️」というツイートには、iPadの電源が入らなくなった体験談を記した漫画が添えられていた。この投稿には、3.4万件もの「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
iPad Proの電源が入らなくなった話
今後ほんと気をつけなきゃと思いました
iPad使いの絵描きさんに共有したいです🙇♀️#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/5sHug3CEk5— たみちん (@tamitin0914) January 23, 2023
突然iPadが壊れたら、みんなはどうする?
夜、充電器に接続したはずのiPad Proを、翌朝に起動させようとしても電源が付かない…。ツイートの体験談は、そのような不可解な状況からスタートしている。
投稿者のたみちんさんは、電源ボタンを長押しするなどして、iPadの起動を試みるが、相変わらず画面は暗いままだ。キツネにつままれたような心境で、Apple公式のヘルプを読んでみるものの、下手に触るとデータが初期化されそうである。
まったく電源のつかないiPadを見つめるうちに、「iPadがお亡くなりになったのではないか」と怖い妄想は加速。今からAppleへ修理に出したとして、手元に戻ってくるのは一体、いつになるのか…。さらに、描きかけの原稿は、最初の方しかバックアップを取っていなかったことにも気が付き、今後のイベントに支障が出る可能性が高いことで、たみちんさんはかなりの精神的なショックを受ける。
とはいえ、このまま電源の入らないiPadを放置するわけにもいかず、自分をなんとか奮い立たせ、Apple指定の修理施設へと持ち込むことに。
お店に問題のiPadを預け、すべてをあきらめた表情で呆然と立ち尽くしていた投稿者だったが、なんと店員さんからは「電源入りました! 修理に出さなくて大丈夫そうです」との驚きの回答が返ってきた。では、なぜiPadは起動しなかったのだろうか。
iPadが起動しなかった衝撃の理由とは?
投稿者のたみちんさんのiPadが起動しなかった原因は、なんと、iPadそのものが物理的に反り返っていたからだったのだ。新型のiPadは軽量であるがゆえに薄く、強い筆圧で画面を押し続けると、中央が反り返ってしまうらしい。
iPadを使って絵を描くことの多いたみちんさんは、無意識のうちにiPadの画面に圧力をかけてしまっていたようで、それが接触の悪さや不具合につながってしまったのではないか、とのことだった。
今回の件でたみちんさんは、iPadには偏った圧力をかけないこと、マメにバックアップをとることを、ツイッターを通じてユーザーに忠告している。
しかし、iPadの売りは、Apple自らApple Pencilなどを発売していることからも見て取れるように、文字や絵を描くことに特化しているタブレットだ。これはある意味、構造的欠陥なのではないだろうか。
iPadで描画する際は、平らな場所で行おう!
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「私も反ってて別件で持ち込んで1年保証の対象外でした(´・_・`)枕にしてたのが原因かと思ってました」「僕もiPadが反って困っています。ぼくは作画に使っていないので謎です…」と、自分のiPadも同じように反ってしまったとの声や、「修理を免れてデータも無事そうで良かったですね。筆圧高い僕もiPadの大きいのは使わない方が良さそうということはわかった。僕は miniなので今のところまったく平気そうだけど、さすがにminiは簡単に反ったりしないよね…?」と、miniサイズであれば大丈夫だろうかといった疑問の声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
今回、投稿者のたみちんさんは、自身のiPadが反ってしまった原因の一つとして、スタンド式の折り畳みカバーを装着したまま、描画を続けていたことを漫画の中で話している。もしも、読者の皆さんがiPadを使って文字や絵を描く場合は、机などの平らな場所に置いて行うことで、少しでも反り返りを防ぐことができるかもしれない。
※サムネイル画像(Image:「たみちん(@tamitin0914)さん」提供)