ありとあらゆる商品を取り扱っている、大手ネットショッピングサイト「Amazon」。読者の皆さんも、一度は利用したことがあるのではないだろうか。「マケプレ当日お急ぎ便」を使うと、最短で当日に商品を受け取れるため、非常に便利である。筆者レベルの引きこもりになると、もはやAmazonなしでは生活ができない状態だ。今や人々の生活の一部となりつつあるAmazonだが、現在、一部のマケプレ商品における送料がネット上で物議を醸している。
2023年1月28日に投稿された、Windows2000@Indian Package@Windowspremiaさんの「Amazonでマウス頼もうと思ってお急ぎ便指定したら送料が999,999円設定されてた。これうっかり注文したら死ぬやつか…もうAmazonは使わん、最近まじで質が低くなってる」というツイートには、問題となった送料が明記された注文画面のスクショ画像が添えられていた。この投稿には、なんと2.2万件の「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
Amazonでマウス頼もうと思ってお急ぎ便指定したら送料が999,999円設定されてた。
これうっかり注文したら死ぬやつか…
もうAmazonは使わん、最近まじで質が低くなってる pic.twitter.com/qfE0OLwwUp— Windows2000@Indian Package (@Windowspremia) January 28, 2023
異常に高い送料にあぜん!!
投稿者のWindows2000@Indian Packageさんは、Amazonの「マケプレお急ぎ便」を利用して、欲しかったパソコン用のマウスを注文しようとしたところ、注文画面に明記された送料には、なんと「¥999,999」という価格が表示されていたらしい。
注文確定前に送料の異常な高さに気付いたため、なんとか事なきを得たようだが、このままうっかり確定ボタンを押してしまうと、マウス本体の9,117円と合わせて、請求額が1,009,116円となってしまうところだったそうだ。これは完全に罠である。
では、一体なぜ、こういったことが起こるのだろうか。
理由としては、Amazonには「Amazonが販売している商品」と「Amazon以外の出品者が販売している商品」の2種類が存在している。今回、Windows2000@Indian Packageさんが「マケプレお急ぎ便」で注文しようとしたマウスは、Amazon以外の出品者が販売している商品だ。Amazonマーケットプレイスの場合は、出品者が各自で送料を設定することができるため、故意かどうかは不明だが、結果的にこのようなトンデモ価格になってしまったのだろう。
送料の内訳が気になる…
この投稿を見たツイッターユーザーたちからは、「このパターンはじめて見ました。画像ありがとうございます。2月に入るとセールあるので気を付けます!」と、自分も罠にかからないよう気を付けたいとの声や、「プライベートジェット使うんかな」「ヘリとパラシュート降下でお急ぎで届けてくれるのかも」など、あまりに高すぎる送料の内訳をなんとか解明しようとする声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
中には、「よくこんなのAmazon許していると思います。ほんとに」といった怒りの声も、コメント欄にはあがっている。いくら出品者が別だとしても、同じサイト内で販売する商品である以上、良識ある送料を設定するよう、販売場所を提供したAmazon側から、しっかりと出品者に注意喚起してほしいものだ。
マケプレが無法地帯と化しているのは、筆者もかなり前から気になっていたため、ここ数年はAmazonが販売している商品以外は、なるべく買わないようにしている。
プライムマークでも気を付けよう!
では、Amazonで買い物をする際、どういったことに気を付ければ、安全な商品を購入できるのだろうか。
プライムマークが付いていれば、大丈夫だと思う人が多いかもしれないが、これは大きな間違いである。出品者が自社の商品を事業所から直接発送する「マケプレプライム商品」と呼ばれるものにも、実は同じプライムマークが付いているのだ。
もしも、皆さんがAmazonが提供する安全な商品だけをピンポイントで購入したい場合は、必ず商品ページに「この商品はAmazon.co.jpが販売、発送しています」という一文があるものを選んでほしい。この文言が記載されているものだけが、Amazonが公式で取り扱っている商品なので覚えておこう。
「マケプレ当日お急ぎ便」が思いがけず高額な送料で驚いたという今回のツイート。皆さんもAmazonで商品を買う場合は、細部までしっかりチェックしてからポチってほしい。
※サムネイル画像(Image:「Windows2000@Indian Package(@Windowspremia)」さん提供)