今年もいよいよ、確定申告の季節が近づいて来た。会社に所属している方や、経理を専門の税理士さんにお願いしているという方は別だが、多くのフリーランスの方にとって、確定申告は、1年のうちで一番頭を抱えるイベントなのではないだろうか。
2023年2月8日に投稿された、せるこ@serukoさんの「確定申告で副業がバレる?寄稿させていただいた『税金のモヤモヤを税のプロに聞いちゃおう』のkindle漫画が発売になりました〜!!やっぴー!!担当したページの公開許可もらったので掲載します」というツイートには、確定申告で副業がバレないようにするにはどうすればいいかを詳しく解説した漫画が添えられていた。この投稿には780件以上の「いいね」がついており、ツイッター上で話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細を皆さんにご紹介します。
確定申告で副業バレは、する? しない?
ツイートの漫画は「確定申告で副業バレ…!!?」といったタイトルではじまっている。投稿者のせるこさんは「イラスト大教室」と呼ばれるコミュニティに入っているそうだが、ある日このコミュニティ内で、イラストや漫画を仕事にしている人向けに、二人の税理士さんが確定申告のリアルな疑問に答えるという配信が行われたそうだ。
せるこさん自身も副業で仕事をしているのだが、フリーランスや法人ではないため「あんまり自分には関係ないことも多いかな?」と考え、軽い気持ちで視聴することにしたらしい。配信を何気なく聞いていたせるこさんだったが、税理士さんに寄せられた質問の中に「副業がバレたくない場合はどうすればいいですか?」といったものが含まれていた。
これは、自分にも関係のある話だと感じたせるこさん。現在は副業が禁止されてない職場で働いているが、昔、務めていた会社では副業について質問しただけで、総務部の女性に嫌な顔をされた経験があったのだという。そのため、副業がバレたくないという気持ちは痛いほど分かる……。
はたして税理士さんの回答は?
税理士さんからの回答としては、「絶対ではないですが、(会社にバレずに副業することは)可能です」とのこと。
確定申告ですぐにバレそうなものだが、実際のところは、会社に住民税の通知書が届いた際、所得が給料よりも多いとなった場合に、ようやく会社が副業を把握するのだそう。
バレたくない人は、確定申告第二表で「給与以外の住民税の徴収方法」の「自分で納付」に〇をつければ、会社に情報が行かなくなるらしい。しかし、実際には確定申告で副業がバレるケースよりも、SNSのアカウントがバレて副業が発覚する場合の方が多いそうだ。
また、実は「副業禁止」というのは、法律的にはアウトであるということなど、知っておいて損はない情報が盛りだくさんなこの漫画は、せるこさんの「関係ないかもと思ってたけど、(配信を)聞いといてよかった!!」とのセリフで締めくくられている。
漫画『税金のモヤモヤを税のプロに聞いちゃおう』好評発売中!
確定申告で副業がバレないようにするにはどうすればいいかを、わかりやすい漫画で解説した今回のツイート。ご紹介した漫画は、総勢21名の作家さんが、前述の配信をレポ漫画としてまとめた『税金のモヤモヤを税のプロに聞いちゃおう』に収録されている。
『税金のモヤモヤを税のプロに聞いちゃおう』では、本日ご紹介した内容だけでなく、「稼げなくても、開業届を出していいのか」や「税理士さんにお願いするといくらかかるのか」、また「夫の口座で引き落としになっている家賃は経費にできるのか」などの、気になるけどなかなか聞けない、身近な税金の疑問についても徹底解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
『税金のモヤモヤを税のプロに聞いちゃおう』は、Amazonが提供する書籍のサブスクリプション「Kindle Unlimited」にて、現在無料で読むことができる。フリーランスや副業を行っている方が確定申告を行う上で、きっと強い味方になってくれるはずだ。
せるこさんtwitter は→こちら
『税金のモヤモヤを税のプロに聞いちゃおう』は→こちら
※サムネイル画像(Image:「せるこ(@seruko)」さん提供)