皆さんは「気が付かないうちに、自分のスマホが勝手に電話を発信してしまっていた」という経験をしたことがあるだろうか。そのようなこと一度もないという方は、「え、なにそれホラー?」と思うかもしれないが、鞄やポケットの中でのiPhoneの誤作動というのは意外と多いものである。
今日は、誰でも使えるiPhoneの便利技・裏技を日々紹介しているインスタグラマー・ようすけ iPhone便利術・iPhone写真術@yosuke_kochiさんの投稿『バッグの中でiPhoneから勝手に電話がかかった経験ない?』について、皆さんにご紹介しようと思う。
ようすけ iPhone便利術・iPhone写真術さんは先日、下記の文章とともに、iPhoneの誤タップや誤操作を防ぐための設定を紹介した動画をInstagramへ投稿した。
「高知からiPhone便利術・写真術を発信するようすけです。バッグにiPhoneを入れていて勝手に電話をかけてしまった経験ありませんか?誤タップや誤操作を防ぐための設定です!ぜひ試してみてね」
こちらの投稿には、2200件近い「いいね!」が付いており、インスタ上で大きな話題となっている。それではさっそく、この投稿について詳しく解説します。
誤タップや誤操作を防ぐための設定3つ!
iPhoneの画面はかなり感度がよいため、指だけでなく、肘や手首などでも簡単に反応してしまう。そのため、ロックが解除された状態で鞄やポケットにしまうと、中で思いがけず誤タップが起こってしまうのだ。iPhoneの誤タップを防ぐためには、これから伝える3つの設定を見直してみよう。
1つ目は、「設定」アプリから「画面表示と明るさ」の項目をタップする。
下にスワイプし「自動ロック」を選択。
まずは、ここで表示される秒数をできるだけ短いものに設定しよう。
続いて、2つ目は「画面表示と明るさ」の「手前に傾けてスリープ解除」をオフにすることだ。
そして、ラスト3つ目は「設定」から「アクセシビリティ」を開き、「タッチ」を選ぶ。
ここの「タップかスワイプでスリープ解除」の項目も、しっかりとオフにしておく。
上記3つの設定を行っておくことで、iPhoneを鞄やポケットに入れた際の、予期せぬ誤動作はかなり減るはずだ。
誤タップで119番にかけてしまったユーザーも
この投稿を見たインスタユーザーたちからは、「私も以前、パンツの後ろポケットやシャツの胸ポケットにiPhoneを入れていると何か声がすると思ったら、勝手に電話が掛かっていて、しかも同じ人に3回も! それからググって説明されている設定にし、それ以来まったく誤操作がなくなりました」と、実際に設定してから誤作動が無くなったとの声や、「以前自転車の前カゴのカバンの中に入れてあったiPhoneから勝手に、119にかかってしまっていて、とても慌てた事がありました。とても参考になりました!すぐに設定します」と、さっそく設定を見直したいとの声など、さまざまなコメントが寄せられている。
投稿者のようすけ iPhone便利術・iPhone写真術さんはコメント欄にて、注意事項として以下のようにも述べた。
「『タップかスワイプでスリープ解除』をオフにすると、画面をタップしてもロック解除ができなくなるのでその点は注意です」
Siriや音声コントロールの可能性も
タップ以外で電話が発信される誤作動があるという場合は、Siriや音声コントロールが勝手になんらかの音を拾ってしまっている可能性も高い。iPhoneには、サイドボタンの長押しによって、Siriが起動される機種もある。その場合は、「設定」から「Face IDとパスコード」を選び、「Siriをオフ」にすれば大丈夫だ。こうしておけば、ロック中はSiriの起動が無効になる。
誤タップでも音声コントロールでもないのに、勝手に電話が発信されているのであれば、単なる故障か心霊現象かのどちらかだ。
これは余談だが、昔から幽霊はテレビを勝手につけたり、蛍光灯を点滅させたりと、やけに家電製品ばかりに不具合を起こすことでも有名である。しかし、残念ながらオトナライフは、幽霊による誤作動に関してはまったくの専門外だ。ここでは解決の方法を提案することができないので、思い当たる節がある方は速やかに神社か寺に相談しよう。
鞄やポケットに入れたiPhoneの誤作動を減らす今回の設定。知らない間に、iPhoneが勝手に電話を発信していたという経験がある方は、この機会に設定を見直してみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:「ようすけ iPhone便利術・iPhone写真術(@yosuke_kochi)」さん提供)