ITの進化によって、生活におけるさまざまなことが格段に便利になったにもかかわらず、現代人はなぜか忙しい。何かに集中して取り組みたいと思っている時に、つい、目や耳に入ってくる情報に邪魔をされてしまったという経験は、読者の皆さんにも一度はあるはずだ。
2023年2月16日に投稿された、かじゅ|ドコモスペシャリスト@kaju_329さんの「断言しますが、“iPhoneでQOLを爆上げ”するなら『集中モード』を設定して。起動はコントロールセンターで2タップ。設定で通知したい「メール,電話,アプリ」を選べる。仕事やプライベートで通知するメールを分けたら無駄な確認なし。僕は上司からの電話だけ通知OFFで休日スタバ満喫。さらに最高な理由は」というツイートには、iPhone上で「集中モード」を設定するやり方を解説した動画が添えられていた。この投稿には多くの「いいね」がついており、ツイッター上で話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細を皆さんにご紹介します。
断言しますが、“iPhoneでQOLを爆上げ”するなら『集中モード』を設定して。起動はコントロールセンターで2タップ。設定で通知したい「メール,電話,アプリ」を選べる。仕事やプライベートで通知するメールを分けたら無駄な確認なし。僕は上司からの電話だけ通知OFFで休日スタバ満喫。さらに最高な理由は pic.twitter.com/0Yu78Ms22w
— かじゅ|ドコモスペシャリスト (@kaju_329) February 15, 2023
iPhoneの「集中モード」って、どのような機能なの?
そもそも、iPhoneの「集中モード」とは一体、どういったものなのだろうか。「集中モード」とは、iOS15から追加された比較的新しい機能だ。そのため、まだ使ったことがないという方も意外と多いかもしれない。
たとえば、集中して仕事をしている最中などに、家族や友人からiPhoneにちょっとしたメッセージなどが届くとする。着信音が聞こえた場合、大抵の人は、つい通知画面に目をやってしまうのではないだろうか。緊急の場合は早く返信をするべきだが、ほとんどは、ただの雑談だったりもするので、集中力がそこで一旦、途切れてしまうこともあるだろう。そうした事態を避けるために、この「集中モード」が一役買ってくれるのだ。
「集中モード」を使うと、仕事や勉強、睡眠など、各ユーザーが集中したい内容に合わせて、気が散らないように通知を制限してくれる。集中したいことをはじめる前に設定しておけば、自分の集中をiPhoneに邪魔されることがなくなるというわけだ。
3分以内に2度着信がある場合は、非通知でも通知!
「集中モード」の詳細設定は、「設定」アプリの「集中モード」から行うことができる。必要な通知だけを選択して、妨げになるものを減らしたりできるため、まずは自分に合った内容をカスタマイズしよう。
起動するには、コントロールセンターから「集中モード」を選択し、自分が設定した内容の中で、今の集中したい状況にあったものを選べばOKだ。
また、投稿者のかじゅ|ドコモスペシャリストさんは、先ほどのツイートに追記する形で以下のようにも述べている。
「さらに最高な理由は、3分以内に2度着信がある場合は、非通知対象でも通知されます。本当に重要なら2回目の電話きます。どうでもいい連絡は2度きません。参考になった方フォロミー!」
たしかに、どうしても出てほしい緊急の電話であれば、相手もしつこく何度か発信するはずだ。結果的に、どうでもいい連絡をふるいにかけられるので、いろいろな意味でかなり使えそうである。
サウナと同じぐらい集中できる……かも!?
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「これがバレたら上司さん2回電話してくるかもですね」と、上司が「集中モード」の仕様を把握していた場合はあきめて電話に出るしかないといった声や、「まじで集中モード使えますよね!! 僕も利用しています」と、すでに「集中モード」を気に入って使っているとの声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
中には「サウナと同じくらい一人の時間に集中できますね」といった意見もあり、「集中モード」のポテンシャルにかなりの信頼を寄せているらしいユーザーからの声もあがっている。さすがに、全裸の時ほど「無」にはなれないかもしれないが、通知が来たら反射的にすぐ返信してしまうタイプの方は、休日は設定しておくと精神衛生上よいかもしれない。
ユーザーが集中したい内容に合わせて、気が散らないように通知を制限してくれるiPhoneの「集中モード」。おもしろそうだと思った方は、ぜひ、今夜の睡眠から、ためしに導入してみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:「かじゅ|ドコモスペシャリスト(@kaju_329)」さん提供)