日本のスマホユーザーの多くが、メッセージアプリのLINEを利用している。やり取りはすべて「トーク履歴」として残るので、ふとした時に大切な人とのメッセージを見返して、思い出に浸っているという人も多いはずだ。
2023年3月6日に投稿された、かじゅ|ドコモスペシャリスト@kaju_329さんの「断言します。LINEで『トークのバックアップ』をしてない人が多すぎる。楽天のセールで激安iPhoneを買えたからってウキウキで引継ぎしてはダメ。設定からバックアップをしないとトークが”全滅”します。「亡くなったじいちゃんとのトークが…」って友達もスタバで号泣。」というツイートには、LINEのバックアップを取る手順を紹介した動画が添えられていた。この投稿には380件以上の「いいね」がついており、ツイッター上で話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細とリプライ欄に寄せられたさまざまな反応を皆さんにご紹介します。
LINEのバックアップを取る方法
LINEデータのバックアップを取るには、まずLINEアプリの「設定」から、「トークのバックアップ」を選択し、「PINコードを作成して今すぐバックアップ」を選ぼう。
すると、バックアップ用のPINコード作成画面に移動するので、好きな数字を6桁入力する。
確認のため、もう一度同じ数字を記入したら、右下の「→」マークをタップ。難しそうに見えるが、たったこれだけだ。
バックアップが無事完了すれば、万が一何かあった時にも、すぐにデータを復旧することが出来る。
LINEのトーク履歴はメールのように、大切なやり取りにだけ鍵をかけたりして保存しておくことは出来ない。消えるときはすべてが消えるので、こまめにバックアップを取っておくのが吉だ。
データ容量が多いとLINEが重くなる!
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「仕事のトークとかもあるので消えると…しっかりバックアップ取ります」「トーク全滅は泣いてしまいます。これは絶対やっておかないと」と、さっそくLINEデータのバックアップを取りたいといった声や、「トークのバックアップは大事ですよね!!私は途中やっていなくて、消えました」「バックアップしないで、泣いたことあります」と、実際にデータが消えた経験があるとの声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。
思いがけず大事なデータが飛んでしまうと、悲しい気持ちになってしまう人も多いはずだ。
そうならないためのバックアップだが、長年LINEを使っていると、トークデータも膨大な量となるはずである。不要なデータは定期的に削除していかなければ、LINEが重くなってしまう場合もあるので、「このやり取りはもう見返さないな」と判断したトークルームなどがあれば、先に削除してからバックアップを取る方がいいかもしれない。
確実にトークを残したい人は、スクショ保存を!
どちらかというと、あまり過去を振り返らないタイプの筆者は、スマホの機種変更で3回ほど全トーク履歴を消滅させているが、消えたら消えたで一種の清々しさのようなものがあった。こう言うと、筆者が刹那的な生き方の人間に見えるかもしれないが、決してそういうわけではない。前職でスマホアプリの開発をしていた経験上、「そもそもLINEのサービス自体が終了したら、中のデータもそれまでだよな」という気持ちが、常に心のどこかにあるのだ。
「この人とのLINEのやり取りだけは、絶対に一生残しておきたい!」という、強い思い入れのあるトーク履歴がある方は、バックアップを取った上で、さらにトーク画面をスクショで画像保存しておくのがベストである。そうすれば、急にサービスが終了しても、いつでも手元でやり取りを見返すことが出来るのでオススメだ。
LINEのバックアップの取り方を紹介した今回のツイート。もう会えない人とのやり取りや、思い出のトーク履歴がある人は、この機会にぜひチェックしてみよう。
※サムネイル画像(Image:「かじゅ|ドコモスペシャリスト(@kaju_329)」さん提供)※画像は一部編集部で加工しています