お店でクレジットカードを使った支払いを行うと、その場でサインか暗証番号の入力が求められる。少額決済の場合は両方ともパスできることがあるが、本人確認のための大事なひと手間なので、本来であればするに越したことはない。暗証番号の場合は、入力時に他人に見られないよう細心の注意を払う人が多いはずだが、実は店員さんもかなり気を遣ってくれているのをご存じだろうか。
2023年3月24日に投稿された、まみた@mamita404さんの「カード支払いで暗証番号入力の時の店員さんたち。店によってマニュアルがあるんかな。」というツイートには、ある2枚のイラストが添えられていた。この投稿には、9.2万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細とリプライ欄に寄せられたさまざまな反応を皆さんにご紹介します。
暗証番号入力時の店員さんの動き4選!!
ツイートのイラストには、クレジットカード決済時に暗証番号を入力する際、極力お客さんの手元を見ないようにと気遣う、健気な店員さんの姿が4人描かれている。
レジ横のモニターを見て、客の手元を見ないようにする店員さん（画像は「まみた（@mamita404）」さん提供）
まず、一人目はレジ横のモニターを見て、客の手元を見ないようにする店員さんのパターンだ。投稿者のまみたさんは、これが一番多いとイラスト内で述べている。
後ろを向く店員さん（画像は「まみた（@mamita404）」さん提供）
二人目は、後ろを向く店員さんのパターン。「そこまで気を遣ってくれなくても大丈夫ですよ」と、なんとなくこちらが申し訳なくなるぐらい、徹底した目線そらしだ。
伝票をはさんだ板で視界を遮り、かつ顔も横に向けてくれるという店員さん（画像は「まみた（@mamita404）」さん提供）
三人目は、伝票をはさんだ板で視界を遮り、かつ顔も横に向けてくれるという店員さんのパターン。まみたさんは、このタイプの店員さんに椿屋カフェで遭遇したそう。道具を使うところが、なんだか上品なマナーみたいでおもしろいとコメントしている。
自分の目の前で手を交差するT.M.Revolutionスタイルの店員さん（画像は「まみた（@mamita404）」さん提供）
ラストの四人目は、自分の目の前で手を交差するT.M.Revolutionスタイルの店員さんのパターンだ。思わず「そんなスタイリッシュに!?」とびっくりしたそうで、見かけた場所は美容院とのことだ。
日本でも海外でも、店員さんは気を遣っている！
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「ブックカバーしたりとかレジの画面を見て暗証番号入力されているのを見ないようにしたりしているのですが、暗証番号言いながら入力するおじいさんいて、まじビビったことあります」と、暗証番号を押しながら声に出す客に戸惑ったとの声や、「見ないように目を瞑っていたら白目になっていたらしく、本部にクレーム入った事があります」と、気を遣い過ぎた店員さんの悲しい末路を報告する声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。
また、コメントの中には「はじめて海外で買い物した時それまでめっちゃフレンドリーだった店員さんが「スンッ！」って、そっぽ向くんで買い物のたびに笑いそうになっていました」といった声もあがっていた。日本の店員さんだけでなく、外国の店員さんもカードの暗証番号入力時には、かなり気を遣ってくれているようだ。
店員さんのさまざまな気遣いにほっこり
筆者の家の近所のファミレスでも、クレジットカードで決済をする際は暗証番号の入力が求められるのだが、毎回そこの店員さんは、真上を向きながら機械に両手を重ねて覆ってくれる。筆者としては、そのポーズが「助からないとわかっていながらも、天を仰いでダメ元で心臓マッサージしている人」のように見えて、かなり前から気になっていた。
……とはいえ、下手に突っ込みも入れられず、毎回心臓マッサージシーンを妄想しながら、お会計をしていたのだが、今回のツイートやリプライ欄に寄せられたコメントを読んで、店員さんたちのさまざまな気遣いを知り、なんだか心が温かくなった次第である。
クレジットカードの決済時に、お客さんの暗証番号を見ないように気を遣う店員さんの動きを4パターン紹介した今回のツイート。読者の皆さんがよく行くお店は、どのタイプの店員さんがいらっしゃるだろうか。
※サムネイル画像（Image:「まみた（@mamita404）」さん提供）