GWも間近に迫り、日中の気温も徐々に高くなってきた今日この頃。最高気温が25度以上となる日は、暦の上では春でも「夏日」と呼ばれている。家庭内での電力消費が多くなる本格的な夏に向けて、なにか日々の暮らしの中でできる電気代節約術はないものだろうか。
2023年4月19日に投稿された、ねこみち|毎日図解でお金を学ぶ@Tomojidienさんの「少し意外ですが、1番電力を消費する家電はコレです。ちょっとした日頃の使い方で電気代は安くなります。」というツイートには、とある家電製品の電気代を下げるテクニックを紹介した画像が添えられていた。この投稿には、560件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
覚えておきたい冷蔵庫の電気代節約術!
読者の皆さんは、家庭内で一番電力を消費する家電は何かご存じだろうか。
「エアコン」と回答する人が多いかもしれないが、実は消費電力が一番大きい家電は「冷蔵庫」なのである。エアコンは季節によって使わない場合があるので、年間の消費電力量で言うと冷蔵庫の方が上なのだ。
それでは、ツイートに記載されていた冷蔵庫の電気代を節約するテクニックを4つご紹介していこう。
最初のテクニックは、冷蔵庫を壁から放して設置するというものだ。壁にピッタリとつけていると、放熱ができなくなってしまう。そのため、結果的に電気を多く消費することにつながるのだ。
次に、冷蔵室に物を詰め込み過ぎないことである。食材を入れ過ぎると、探し物が見つからずに開閉時間が長くなってしまう。効率的に冷やすには、冷気の循環をよくすることが大切だ。
しかし、冷凍庫には逆にギュウギュウに物を詰めるのがよいとのこと。冷凍した食材同士がお互いを冷やし合うので、節電になるのである。
ラストは、熱いものは必ず冷やしてから入れることだ。熱いまま入れると、冷蔵庫内の温度が上がってしまうため、冷やすために多くの電力を使うことになるので気を付けよう。
小さい冷蔵庫と古い冷蔵庫は要注意!
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「冷蔵庫パンパンなので、気をつけます」と、普段から詰め込み過ぎているので見直したいとの声や、「壁から10センチしか空いていないです・・・。スペース上これは仕方ないのか・・・。」と、なるべく壁から離して置きたいが空間に限界があるとの声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
投稿者のねこみち|毎日図解でお金を学ぶさんは、先ほどのツイートに追記する形で、「”小さい”冷蔵庫と”古い”冷蔵庫を使っている人は要注意です。」とも述べている。
実は冷蔵庫の大きさは、必ずしも電気代とは比例しないのだ。一人暮らし用の小さな冷蔵庫よりも、ファミリータイプの大きい冷蔵庫の方が電気代が安くなる場合が多い。理由は大型であればあるほど、インバーターやセンサーなど、消費電力の抑制につながる機能が搭載されているからだ。
上記に加え、冷蔵庫の省エネ性能は10年間で約49%も上昇しているそうなので、旧型よりも最新型に近い方が、年間の消費電力を節約できる。
冷蔵室は詰め込み過ぎないようにしよう!
冷蔵室が常にギュウギュウで困っているという方は、ひとまず賞味期限切れの食材が入れっ放しになっていないかをチェックしてみてほしい。あればそれらを取り除いて、冷蔵庫を一度リセットする作業からはじめてみよう。
そうすれば、空間に余裕が出来て物が取り出しやすくなるため、目視で保存した食品の存在も認識しやすくなるはずだ。電気代の節約もできて、今後は賞味期限内に食べきるよう努力すれば、一石二鳥なのではないだろうか。
筆者も普段から冷蔵室は、安い時に買いだめした食材でいっぱいになってしまうことが多い。少しでも節約するためにとまとめ買いをしているのに、電気代が無駄にかかってしまっては本末転倒なので、今後はなるべく詰め込み過ぎないように気を付けていきたい所存である。
冷蔵庫の電気代を下げる方法を具体的に紹介した今回のツイート。読者の皆さんは、いくつ実践していらっしゃるだろうか。
※サムネイル画像は(Image:「photoAC」より)